天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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黄竜士杯世界女子囲碁選手権/上野愛咲美、準優勝

2024-06-30 21:00:00 | プロ棋戦

「2024年中国姜堰第10回黄竜士杯世界女子囲碁選手権」第7戦が6月27日(木)に行われ、日本代表の上野愛咲美五段は全7戦を終え最終結果は5勝2敗となり、6勝1敗の周泓余七段(中)に次ぐ準優勝となった。同じく日本代表の藤沢里菜七段は、3勝4敗の6位でリーグ戦を終えた。
本棋戦は本年から中国・韓国・日本の精鋭女流棋士8名によるリーグ戦で行わた。
   (日本棋院HPより抜粋)

     ○ ● ○

上野愛咲美さん(22)準優勝は大健闘、女流世界戦での日本勢は頑張っていますね。
それに比べると男性陣はドーモ・・・。
優勝は中国・周泓余七段(21)、勢いがあります。上野姉妹、藤沢さんにとって強敵ですね。

これまで女流世界戦では崔精九段(27、韓国)、於之瑩八段(26、中国)がツートップで活躍してきました。
崔精さんは本棋戦では不本意な結果、中韓女流棋士の勢力図も変化しているようです。

黄竜士(こう りゅうし)」は中国清代初期の囲碁棋士、現代でも棋聖と呼ばれているとのこと。ナルホド・・・。

 

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1年前の記事(2023-06-30):碁の極意は「小を捨てて大に就く」

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棋戦情報/勝ち星・連勝(6月28日現在)

2024-06-28 21:00:00 | プロ棋戦

☆勝ち星・連勝(6月28日現在)
★勝ち星ランキング
 ①上野梨紗女流棋聖  25勝10敗
  藤沢里菜女流本因坊 25勝11敗
 ③上野愛咲美女流立葵杯 23勝11敗
  井山 裕太王座   23勝14敗
 ⑤芝野 虎丸名人   21勝8敗
 ⑥一力  遼棋聖   19勝8敗
  星合 志保四段   19勝11敗
 ⑧三浦 太郎三段   18勝4敗
 ⑨福岡航太朗五段   17勝4敗
  酒井 佑規五段   17勝5敗
  加藤 千笑三段   17勝6敗
 (女流、若手棋戦を含む)

★ただいま連勝中!
〈12連勝〉
  孫   喆七段(12/18〜)
 〈7連勝〉
  一力  遼棋聖(5/14〜)
  上野梨紗女流棋聖(5/23〜)
  辻   華三段(4/22〜)
〈6連勝〉
  中野 奨也三段(4/25〜)
   (日本棋院『棋道web』より抜粋)

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「勝ち星ランキング」トップは上野梨紗さんと藤沢里菜さん、一般棋戦でも頑張っています。
上野愛咲美さんも星を伸ばしてきました。中国主催の黄竜士杯世界女子囲碁選手権準優勝が光ります。
3強の井山、芝野、一力も安定しています。
若手の三浦、福岡、酒井、女流では星合、加藤千笑が善戦しています。

「連勝記録」では孫喆さんがトップの12連勝、辻華さんの7連勝も注目です。
星合さん、孫さんの快進撃はいつまで・・・。

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1年前の記事(2023-06-28):第78期本因坊戦七番勝負第4局/一力勝ち、本因坊位王手

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囲碁用語/肩ツキ

2024-06-26 21:00:00 | 囲碁

肩ツキ」は囲碁用語の一つで、相手の石の斜め上に打つ手を指す。

6/23放送の「NHK囲碁フォーカス/サトちゃんのアマ・ミスぜみな~る」では「肩ツキ」の場面がありました。
この「肩ツキ」のイメージが普段の対局でスッと浮かぶようになれば、一人前でしょうね。
ザル碁党もこの「肩ツキ」のチャンスを逸して負けることも少なくありません。反省・・・。

こども囲碁教室でも2桁級の生徒は、大模様に対処できず敗退するケースがよくあります。
「肩ツキ」を覚えておけばいい勝負になるのですが、ムズなところで・・・。

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1年前の記事(2023-06-26):第10期女流立葵杯【第3局】/上野が初防衛

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現代碁の片鱗/碁ワールド

2024-06-24 21:00:00 | 本と雑誌

月刊・碁ワールドに昨年の3月から「現代碁の片鱗」が連載中です。

◎これまで内容
 ・大ゲイマジマリ
 ・一間ジマリ
 ・二間ジマリ
 ・ハサミの攻防
 ・コスミ
 ・ケイマ受け
 ・三々

かなり詳細に解説されており、これをマスターすれば高段者と言えるでしょう。
ただ、問題は実戦で応用できるレベルまで理解しているか? ムズなところで・・・。

「片鱗」:「多くの中のほんの少しの部分」とあります。ナルホド・・・?

 

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1年前の記事(2023-06-24):プロ棋士・四字熟語/大西研也、沼館沙輝哉

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碁聖戦第1局/井山が先勝

2024-06-22 21:00:00 | プロ棋戦

4連覇を目指す井山裕太碁聖に芝野虎丸名人が挑戦する第49期碁聖戦五番勝負の第1局が6月21日(金)に日本棋院関西総本部で行われ、井山裕太碁聖が黒番中押し勝ちをおさめ初戦を飾った。
次の第2局は7月13日(土)に石川県金沢市「北國新聞会館」で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

     ○ ● ○

初戦を飾った井山碁聖(35)、中盤の力戦でペースを掴んだようです。
敗れた芝野名人(24)、中盤で一進一退の攻防へ持ち込むも・・・。

2月末から行われた十段戦(芝野十段-井山碁聖)では井山さんが3-2(●○●○○)で十段奪取。
芝野さんとしてはリベンジしたいところですが、スタートでつまずきました。
勝負勘では井山さんが一枚上の感じ、芝野さんには若手らしい熱い碁を期待しましょう。

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1年前の記事(2023-06-22):玉村町こども囲碁入門教室/2023

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アマ本因坊戦群馬県大会2024/優勝は館林・青柳さん

2024-06-20 21:00:00 | 囲碁群馬

第70回アママ本因坊戦
囲碁のアマチュア日本一を決める「第70回全日本アマチュア本因坊決定戦」の県大会が6月16日、前橋市の県生涯学習センターで開かれ、館林市の青柳透真さん(23)が優勝した。
県大会には県内在住の9~83歳の27人が参加し、9日の予選を勝ち抜いた4人が、16日の決勝トーナメントで競った。
2位は伊勢崎市の須永大智さん(17)、3位は同市の大崎泰裕さん(73)、4位は前橋市の栗原忠継さん(79)だった。
   (上毛新聞より抜粋)

◎決勝トーナメント成績
 ▽優 勝:青柳透真
 ▽準優勝:須永大智
 ▽3 位:大崎泰裕
 ▽4 位:栗原忠継

     ○ ● ○

優勝の青柳さん(23)、準優勝の須永さん(17)と若手が上位を占めました。
若手の活躍は囲碁界の活性化につながり楽しみですね。

今回の参加者27名、昨年が21名でしたのやや増加となりました。
小中学生も4名出場、成績はイマイチでしたが、いい刺激になったでしょう。
老若男女が切磋琢磨で盛り上げてほしいですね。

大会の詳細は「群馬県の囲碁情報」

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1年前の記事(2023-06-20):アマ本因坊戦群馬県大会2023/栗原さんが初優勝

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第11期女流立葵杯/上野が3連覇

2024-06-18 21:00:00 | プロ棋戦

第11期女流立葵杯【第2局】/上野が3連覇
3連覇を目指す上野愛咲美女流立葵杯に向井千瑛六段が挑戦する第11期会津中央病院・女流立葵杯三番勝負の第2局が6月16日(日)に福島県会津若松市「今昔亭」で行われ、上野が黒番中押し勝ちをおさめ、2勝0敗でタイトル防衛となった。

第11期女流立葵杯【第1局】/上野が先勝
女流立葵杯三番勝負の第1局が6月15日(土)に福島県会津若松市「今昔亭」で行われ、上野が白番6目半勝ちをおさめ初戦を制した。
   (日本棋院HPより抜粋)

     ○ ● ○

3連覇達成の上野女流立葵杯、正確なヨミで向井さんを圧倒しました。
敗れた向井挑戦者、ハンマーパンチに慎重過ぎたかも・・・。

女流ツートップの上野さんですが、藤沢里菜さんの快進撃にやや押され気味です。
今回の3連覇防衛で、追い上げムードも高まってきたかも・・・。

 

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1年前の記事(2023-06-18):棋戦情報いろいろ(6/3~6/11)

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映画「碁盤斬り」

2024-06-16 21:00:00 | 映画

・作品名:「碁盤斬り」
・出演:草彅剛、清原果耶、中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼、他
・作品情報
古典落語の演目「柳田格之進」を基に、冤罪事件によって娘と引き裂かれた男が武士の誇りをかけて復讐に臨む姿を描く。

     ○ ● ○

先日、映画「碁盤斬り」を観てきました。
日本棋院などから本作品のPRがあり、意識している方も多かったと思います。
囲碁事情通としても、見ておかないと遅れるという圧迫感もありましたね。

古典落語をベースということで、ストーリーは囲碁を絡めた人情劇といった感じでしょうか。
井山さんや藤沢里菜さんが出演したそうですが、気が付かなかったですね。

主人公が「囲碁は正々堂々、嘘偽りなし」というセリフがありました。
ザル碁党もそのように心掛けたいと思いますがドーモ・・・。

 

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1年前の記事(2023-06-16):心のままに生きること

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棋戦情報/勝ち星・連勝(6/14現在)

2024-06-14 21:00:00 | プロ棋戦

☆勝ち星・連勝(6月14日現在)
★勝ち星ランキング
 ①上野梨紗女流棋聖  23勝10敗
 ②藤沢里菜女流本因坊 21勝7敗
 ③井山 裕太王座   20勝14敗
 ④芝野 虎丸名人   19勝7敗
 ⑤一力  遼棋聖   17勝8敗
  星合 志保三段   17勝10敗
 ⑦酒井 佑規五段   16勝3敗
  三浦 太郎三段   16勝3敗
  福岡航太朗五段   16勝4敗
  上野愛咲美女流立葵 16勝9敗
 (女流、若手棋戦を含む)

★ただいま連勝中!
〈11連勝〉
  孫   喆七段(12/18〜)
〈7連勝〉
  向井 千瑛六段(4/25〜)
  卞  聞愷四段(3/28〜)
〈6連勝〉
  蕭  鈺洋二段(4/11〜)
   (日本棋院『棋道web』より抜粋)

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「勝ち星ランキング」でトップに躍り出た上野梨紗さん、絶好調ですね。
3強の井山、芝野、一力も順調に星を伸ばしています。
若手では酒井、三浦、福岡に勢いがあります。

「連勝記録」では孫喆さんがトップの11連勝、向井さんも頑張っています。
星合さん、孫さんのおしどり夫婦活躍、応援したいですね。

 

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1年前の記事(2023-06-14):大河ドラマ「どうする家康」/囲碁対局シーン

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那須・塩原/旅行記

2024-06-12 21:00:00 | 旅行記

先日、那須・塩原へ一泊旅行に行ってきました。
三世代のファミリー旅行です。

・1日目:自宅 → 那須岳ロープウェイ往復 → トレジャーストーンパーク
   → トリックアート → 塩原温泉元湯(泊)
・2日目:塩原温泉元湯 → 那須渓流パーク
   → ショッピグ(ペニーレイン、おかしの城など)→ 自宅

★那須岳ロープウェイ往復
今回は天気がイマイチ、曇天の中での空中散歩となりました。
30年ほど前に訪れたことがあります。その時は登山道を30分以上登りましたが、今回は10分程度で折り返しとなりました。
体力の衰えを実感・・・。

★トレジャーストーンパーク
「宝石さがし」という名目ですが、1センチ前後のパワーストーンを探すもの。
1時間以上いましたが孫たちは興奮気味でしたね。
この手のレジャー施設はこれまで無かった。これもアイディアか・・・。

★トリックアート
子どもたちを驚かせるトリックアート、シニア世代にはドーモ・・・。

★塩原温泉元湯
塩原温泉郷から山道を20分ほど登ったところにある温泉宿、秘湯といってもいいかも。
深山幽谷の雰囲気を満喫。温泉は温めの濁り湯、高齢者には調度よかったですね。
ロビーには7~8匹の猫が闊歩・・・。

★那須渓流パーク
一昔前の遊園地の感じ、レトロ感が漂っていました。
都市部のテーマパークに比べるとダサい感じですが、那須という土地には合っているかも。
施設のスタッフ、素人っぽい点はドーモ・・・。

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これまで何度か家族旅行にいきました。
当初は私も旅行計画を立てていたのですが、今は専ら支えられる立場になりました。
出番はスポンサー、「老いては子に従え」・・・。

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1年前の記事(2023-06-12):第78期本因坊戦七番勝負第3局/文裕反撃

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