天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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井山裕太天元・十段が婚約

2012-02-29 18:28:22 | プロ棋士

井山さんが将棋の室田伊緒さんと婚約したんですね。おめでとうございます。
生年月日が同じで23歳の誕生日となる5月24日に結婚届を出すとのこと。
これまで将棋の男性棋士と囲碁の女性棋士のカップルは数例ありますが、囲碁の男性棋士と将棋の女流棋士は初めてだそうです。なぜでしょうね・・・?

それにしても23歳ですか、早いですね。
プロ棋士のように「この道一筋」という方は、早く身を固めた方が余計な迷いもなく専業に邁進できるということでしょうか。

   ◇   ◇

私の場合、当時の平均結婚年齢よりも5~6歳遅れての結婚でした。
その頃、20代前半での結婚など思いもよらなかったですね。10代後半から20代前半といえば「青春ど真ん中!!」。
同世代で結婚する人もいましたが、何で自由を奪われる生活に突入するのかと思っていました。

若くしての結婚がいいのか、ある程度人生経験を積んでの結婚がいいのか・・・「♪人生~いろいろ~」ですね。

今日は未明から雪景色、前橋市で積雪16㎝ということでした。
明日から3月、春の声が待ち遠しいですね。

Asnow2 

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第36期棋聖戦第5局/張棋聖が3勝目!

2012-02-27 22:28:25 | プロ棋戦

第36期棋聖戦挑戦手合七番勝負第5局が2月23日、24日に静岡県伊豆市で行われた。結果は白番の張棋聖が高尾九段に中押し勝ちをおさめ、シリーズ3勝目をあげてタイトル防衛まであと1勝とした。
張の防衛か、高尾が追いつくか、第6局は3月7日(水)8日(木)に静岡県熱海市で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「張栩快勝、順風満帆の運び」「高尾、力を出せず・・・」
   (週刊碁、見出しより)

    ◇   ◇

張棋聖が1日目の段階で打ち易い形勢となり、そのまま順調に押し切った一局でした。
張棋聖の気迫、闘志が盤上に表れているような勝ちっぷりでしたね。

敗れた高尾挑戦者、元気のない負け方で空回りしているようです。態勢を立て直し挽回を期待しましょう。

本シリーズ、張棋聖の戦いぶりは中韓の機敏さ。高尾挑戦者は日本風の重厚さを感じます。
流れは張棋聖順風ということになりますが、風向きは変わるでしょうか・・・。

    ◇   ◇

今回の対局地は静岡県伊豆市土肥温泉「玉樟園新井」。土肥は「本因坊秀和」生誕の地ですね。

伊豆半島の観光地は「東伊豆」と土肥温泉のある「西伊豆」があります。
「東伊豆」は首都圏からの交通も便利で、早くから開けリゾート地の印象があります。
一方、「西伊豆」は交通不便ですが、緩やかな趣きが感じられます。

朝日の東伊豆と夕陽の西伊豆。
「たそがれ世代」には「西伊豆」でしょうか。ただ恋人岬の夕陽は「トレンディー世代」でしょうね。

078

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囲碁書籍「基本死活虎の巻」

2012-02-25 21:18:46 | 囲碁

Toranomaki◆書籍紹介
 ・書籍名:基本死活虎の巻
 ・発行所:日本棋院
 ・発行者:工藤紀夫
 ・発行年月:2008年2月(第5刷)
◆内容紹介
基本的な死活は考えて解くものではなく、形を見てパターンで覚えるものです。本書は死活の基本形を隅の死活、辺の死活あわせて13に分類、覚えやすくしたのが大きな特長。死活力を高めるには最適な一冊である。 中級~有段者向け。

    ◇   ◇

棋力アップには「詰碁」が絶対条件と再認識し、先々週紹介の「手順つき実戦詰碁100」は4割ほど消化、併せて「基本死活虎の巻」にも取り組んでいます。

「基本死活虎の巻」はポケットサイズで携行には便利でしょう。
問題数は隅の死活が107型、辺の死活が38型となっており、まだ2割ほどしか消化していませんが、結構骨が折れます。

ただ、問題を消化したといってもパソコンの棋譜ソフトに並べるだけで、「記憶した、理解した」と云えないところが淋しいですね。

    ◇   ◇

この本は1年ほど前に購入したのですが、書棚を整理していたら同じものが見つかりました。2冊目だったんですね・・・。
1冊目は(第1刷)で2004年8月発行、発行者は川本昇となっていました。

ウッカリ同じ本を買ってしまうミス、これもザル碁党ならではの失着でしょうか・・・。

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第15期女流棋聖戦第3局/青木喜久代が女流棋聖奪取!

2012-02-23 19:41:26 | プロ棋戦

 謝依旻女流棋聖に青木喜久代八段が挑戦する「第15期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦手合三番勝負」第3局が2月16日に東京都「東北新社放送センター」で行われた。結果は青木八段が黒番中押し勝ちをおさめシリーズ成績2勝1敗でタイトルを奪取した。青木は初の女流棋聖位獲得。通算タイトル獲得数は11となった。
 3連覇を逃した謝は2010年1月から女流タイトル3冠を独占してきたが、これで女流本因坊・女流名人の2冠に後退した。
     (日本棋院HPより抜粋)

「青木 女王の帰還、謝 王国の一角崩した」「謝の3冠3連覇は夢と消ゆ、苦戦陥りずるずると」
   (週刊碁、見出しより)

◎第2局/青木が勝ちタイに!(2/9)
◎第1局/謝女流棋聖が先勝!(1/26)

    ◇   ◇

青木八段が女流棋戦を独占していた謝・女流3冠を破り、新女流棋聖となりました。
第3局は、青木さんが序盤で謝さんの打ち過ぎを咎め優勢に。その後、謝さんの勝負手をしのいで押し切った一局でした。

青木さんのベテランらしい冷静な打ち振りが、謝さんの突進力を封じたようです。
敗れた謝さん、序盤のミスを早く挽回しようと焦りが見えましたね。若さでしょうか。

女流棋戦は女流本因坊、女流名人、女流棋聖があります。女流棋聖はNHK杯と同じ早碁ですので、予想外の展開もあるのでしょうね。

来週2月29日 (水)からは女流名人戦三番勝負が始まります。謝・女流名人に挑戦するのは向井千瑛・五段。
両者のタイトル戦は過去4回(女流本因坊:2回、女流名人:2回)ありますが、いずれも謝さんが勝っています。
過去の結果では謝さん優勢ですが、向井さんも連敗は免れたいところ、「姫たちの戦国」は如何に・・・。

    ◇   ◇

もう十数年前でしょうか、勤務先の囲碁部に女流プロの青木喜久代さん、宮崎志摩子さんが指導に来ました。
参加した部員10名ほどに、2名のプロという贅沢な時代でしたね。

私も女流名人(当時)の青木さんに打ってもらいましたが、模範生徒のような感覚で打った記憶があります。

Aigo_tetuki

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第36期棋聖戦第4局/張棋聖が勝ちタイに!

2012-02-21 21:34:40 | テレビ番組

第36期棋聖戦挑戦手合七番勝負第4局が2月15日、16日に京都市で行われた。結果は黒番の張栩棋聖が高尾九段に中押し勝ちをおさめ、シリーズ成績を2勝2敗のタイとした。第5局は2月23日(木)24日(金)に静岡県伊豆市で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「張栩タイに、高尾の堅陣に侵入成功」
   (週刊碁、見出しより)

    ◇   ◇

中盤に入るあたりからヨセの手が出るなど細かな攻防の中、張棋聖の気迫の反撃に高尾九段の妥協が勝負の分かれ目のようでした。
これで七番勝負は残り三番勝負に、高尾九段の疲労度が気になります。

NHK/BS-Pのタイトル戦中継、解説者は関西棋院の横田茂昭・九段。明解な解説と朴訥とした話しぶりがナイスでした。

    ◇   ◇

今回の対局地は京都市左京区の「吉田山荘」。元宮家の別邸でいまは料理旅館だそうです。

京都を舞台にしたテレビドラマに「京都迷宮案内」というのがありました。
橋爪功さん扮する新聞記者が、日常のさりげない出来事を分解するようなストーリーでしょうか。
「チョイ悪」で「C級サラリーマン」、それでもどこか憎めない遊軍記者に共感する部分もあったように思います。

テレビ朝日系列のこの時間枠は「おみやさん」「京都地検の女」「科捜研の女」など、京都を舞台に大人でも楽しめるドラマですね。

A5bayasi_2

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2012/ルネサス冬季囲碁合宿

2012-02-19 20:55:43 | プロ棋士

昨日/今日(2/18~2/19)と元勤務先の冬季囲碁合宿が開催されました。
参加者は11名、場所はいつもの埼玉県小鹿野町「越後屋旅館」です。
この時期、秩父地方は寒いですね。特に今年は厳しいようでした。

今回の指導棋士は大野伸行・七段、北海道出身の中堅棋士です。
指導碁では丁寧に棋理などを教えてもらいました。その時はナルホドと思うのですが、すぐにスジ悪碁に戻ってしまうのが悲しいですね。

   ◇   ◇   ◇

優勝は大野プロで9勝1敗。この数年はプロの優勝が続いており、置石を見直すべきか・・・。プロに一勝したのはベテランの池田さん。私より先輩ですが、価値ある白星です。
2位は今年から幹事の北村さん(8勝1敗)。テンポのいい厚い棋風が特長です。
3位は高崎地区での碁友である鈴木さん(6勝4敗)。茫洋としているようで、ツボは心得ています。

私の成績は4勝3敗、目標の5割をキープできてホッとしています。悔しい敗戦もありましたが、これも実力ですね。
次回までにはステップアップして臨みたいと思っています。(毎年同じセリフのようで・・・)

   ◇   ◇   ◇

今回、参加できなかった常連の逸見さん、吉田さんと再会できなかったのは残念でした。

この合宿も10年以上になりますが、以前は皆さん、厳しい表情で対局していました。
ただ、ここ数年は冗談も混じり、ソフトな雰囲気に変化したように思います。
これも年輪の積み重ねでしょうか・・・。
 
Agassyuku2012

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ネット碁不調

2012-02-17 22:54:32 | ルネサス/囲碁部

今年になって「ネット碁」の不調が続いています。
ピークは昨年末で勝率も5割を超えていたのですが、1月、2月で5割を割り込んでしまいました。

不調の原因がよく分かりません。体調は普段と変化なく、生活面でも心配事があるわけでもありません。

敗因で多いのは、死活の見損じで大石を取られることです。第一感で大丈夫と思っていたのが、頓死・・・。
「たそがれ世代」ともなると、感性が錆びてくるのでしょうか。

   ◇   ◇

明日から一泊で元勤務先の囲碁合宿に参加します。
昨年は6勝5敗と5割をキープできましたが、今年は苦しい戦いになりそうです。

プロのコメントで「自分が打ちたい手を打つ」というのをよく聞きます。
負け越しは悔しいものですが、あまり勝敗にこだわらず楽しく打てればと思っています。

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この人の月間日記(文芸春秋)/吉原由香里

2012-02-16 20:50:18 | プロ棋士

Bungeisyunjyuu 「詰碁、夜泣きにアクセクな日々」(囲碁棋士)吉原由香里

文芸春秋3月号の「この人の月間日記」に吉原由香里・五段の記事が載っていました。

囲碁の対局・勉強・イベントなどに加えて、家事、育児など精力的にこなしている吉原プロ、本記事を読んでそのバイタリティーに感心しました。

「梅沢」姓から「吉原」に変わってまだ1年ほどでしょうか、梅沢時代のビッグネームに劣らない活躍を期待したいですね。

    ◇   ◇

吉原・五段は女流棋聖戦で2007年~2009年に三連覇を達成。
その後、2010年に謝依旻・六段に奪われ2011年のリターンマッチも退けられました。
今期の女流棋聖戦では挑戦者決定戦で青木喜久代・八段に敗れ、挑戦権を逃しました。

その青木・八段、今日行われた女流棋聖戦第3局で謝さんに勝ち、女流棋聖位を奪取したようです。
青木・新女流棋聖もママさん棋士ですが、多忙な生活の中でのタイトル奪取は価値がありますね。

Awood3

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木部夏生さん、プロデビュー

2012-02-14 19:21:20 | プロ棋士

平成24年度女流棋士(特別)採用試験本戦の全日程が終了し、木部夏生さん(16)が8勝1敗の成績で1位となり入段を決めた。(週刊碁より)

群馬県出身者としては、昨年夏に入段した本木克弥・初段(16)に続くプロ棋士誕生です。
日本棋院の平成24年度の新入段者は6名ですが、そのうち2名が群馬県出身、快挙ですね。
また、群馬県出身の女流棋士も初めてだと思います。

木部さんは太田市の出身で「少年少女囲碁大会」で小学3年、4年と群馬県代表、「女流アマ選手権」でも県代表となりました。
小学4年で院生になり、プロ棋士になるまでの道のりは並大抵の苦労ではなかったと思われます。
今後は群馬県の囲碁ファンの期待に応えるよう、がんばってほしいと思います。

Ahyousiki

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第6回「学研」こども囲碁フェスタ

2012-02-12 22:21:41 | 伊勢崎こども囲碁アカデミー

今日は「(学研)こども囲碁フェスタ」に参加した「伊勢崎こども囲碁アカデミー」チームの付添いでした。

第6回「学研」こども囲碁フェスタ
 ・会場/主催:いずみ囲碁ジャパン
 ・協賛:株式会社 学研
 ・対象:小・中学生
 ・運営:3人1チームの団体戦

「伊勢崎こども囲碁アカデミー」からは5チーム15名が参加しました。
成績は下記の通りですが、まずまずといったところでしょうか。

 ・準優勝チーム:2チーム
 ・個人別全勝者:2名
 ・チーム総成績:11勝9敗
 ・個人別総成績:32勝28敗

このような対外試合を経験することで、今まで以上に囲碁への関心が高まってくれればと思います。
あと、生徒、指導スタッフ、保護者間のコミュニケーションも円滑になりますね。

   ◇   ◇

参加者の特徴としてインフルエンザの影響でしょうか、マスクを着用している人が多かったですね。
感染しないためには止む負えないでしょうが、囲碁の景色としてはどうも・・・。

保護者(ママさんが中心)も多数来ていましたが、丸一日子どもに付き合うのは大変な事ですね。私も疲れました・・・。

6thgakken

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