天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
画像をクリックすると拡大されます。

少年少女囲碁大会(群馬県)/2012

2012-04-29 22:16:11 | プロ棋士

今日(4/29)は「少年少女囲碁群馬県大会(個人戦)&認定大会」が行われました。
参加者は88名、昨年が82名でしたので微増という状況です。
ただ全国大会選抜戦は中学生が4人、小学生が6人と減少。有段者の育成が課題ですね。

全国大会への代表決定戦は中学生が石井君と北爪君、小学生は青柳君と惣蔵君に決定しました。
全国大会まで3ケ月ほど、少しでも実力をつけて上位を目ざしてほしいものです。

2012syounendaihyou_5

 ↑ 全国大会代表者 

2012syounennintei_3

 ↑ 認定大会クラス別優秀者 

今大会は新たに設立された「群馬少年少女囲碁協会」が大会運営に参加しました。
保護者の方々(主にお母さん)が参加したことにより、大会の雰囲気が子どもの目線に近づいた気がします。

    ◇   ◇

今大会のサプライズは、今年プロ棋士になった木部夏生・女流初段の来場です。
プロになるまでの苦労、勉強方法などの話を聞きました。自分の夢実現ため、わき目もふらず邁進した姿勢に子ども達も感じることがあったと思います。

また、県代表となった選手との指導碁にも応じ、大会を盛り上げていただきました。
新進気鋭の女流プロを間近に見て、子どもたちの囲碁熱が上昇することを期待しましょう。

2012syounenkibe_2

コメント

天地明察/コミック版

2012-04-27 21:27:31 | 囲碁

小説「天地明察」のコミック版(1巻、2巻)が、「講談社コミックプラス」から出版されているのを知り購入しました。
たそがれ世代にとって、漫画単行本(コミック)を購入するのはやや抵抗はあったのですが・・・。

小説の方は2009年11月発刊でしたのでストーリーも忘れかけており、コミック版で思い出している次第です。
コミック版の方は、現在1巻、2巻でストーリーの半分未満でしょうか、これから順次続編が発行されることでしょう。

文字だけの小説と劇画のコミック版、若い人は劇画を好むでしょうが、対比して読むのも面白いと思います。
今年9月には映画も公開されるようです。こちらも楽しみですね。

劇画や映画の登場で、囲碁への関心度が高まるといいですね。

Tenchi1_2 Tenchi2

コメント

「天声人語」書き写しノート

2012-04-25 20:42:18 | 日記・エッセイ・コラム

当ブログのタイトルは朝日新聞の1面コラム「天声人語」をもじっています。
少し気が引けるところもありますが、20年来の朝日新聞読者でもありご容赦願いたいと思っています。

一ケ月ほど前「天声人語/書き写しノート」があることを知り、さっそく購入。新聞を切り抜いてノートに書き写しています。
もう一ケ月になりますが、毎日30分ほどかけて転記するのは結構難儀なことです。

朝日新聞のPRには「文章の組み立て方が学べて脳トレにもなる上に、選び抜いた名文にきっと気分もよくなるはず」とあります。

最近は手書き、しかも縦書きの文章を書くのはもっぱらご無沙汰でした。
「気分がよくなる」境地にはまだまだですが、しばらく続けてみようと思っています。

Tenseijingonote_2

コメント

第50期十段戦第4局/井山十段が防衛!

2012-04-23 22:46:01 | プロ棋士

第50期十段戦五番勝負第4局が4月18日に大阪市の日本棋院関西総本部で行われた。結果は井山十段が張栩棋聖に黒番中押し勝ちをおさめ、シリーズ成績3勝1敗でタイトル防衛を決めた。井山は十段2連覇。張の2年ぶりの返り咲きは成らなかった。
   (日本棋院HPより抜粋)

「井山防衛、激闘に幕」 「張燃え尽きた、逆転の道掴めず」
   (週刊碁見出しより)

    ◇   ◇

十段位防衛を果たした井山十段。中盤あたりで優勢とのことでしたが、後半はマギレて闇試合に。最後はコウで勝負を決めたようです。
激闘の末敗れた張棋聖、棋聖戦の疲れもあったのでしょうか。

3勝1敗で決着した本シリーズですが、難解な乱戦が多かったようです。戦い中心の中韓の影響もあるのでしょうね。

    ◇   ◇

1962年(昭和37年)から始まった十段戦、もう50期を数えるんですね。
十段位を取った棋士ですでに亡くなった方も多くなりました。第1期の橋本宇太郎から、半田道玄、藤沢朋斎、高川秀格、坂田栄男、橋本昌二、加藤正夫。
歴史を感じさせますね。

コメント

囲碁書籍「秀策極みの一手」

2012-04-21 20:47:25 | 囲碁

Shusaku_kiwami ◆書籍紹介
 ・書籍名:秀策極みの一手
 ・発行所:日本棋院
 ・著者:高木祥一九段
 ・発行年月:2010年11月
◆内容紹介
「なぜこれで勝てる!?」本因坊秀策の驚くべき判断力。碁の本質を学ぶ。高木祥一九段が徹底究明。打碁集としても活用できる。厳選30局を完全収録。

    ◇  ◇

本因坊秀策、過去の碁打ちとしては最も人気の高い棋士の一人でしょうね。
本書は日本棋院発行の「碁ワールド」や「週刊碁」にときどき宣伝されていますが、発行は1年半ほど前になります。

私が購入したのも発行直後でしたが、現在まで中味はほとんど見ていません。
これを読めば、少しは秀策に近づけると錯覚したのでしょうか・・・。
他にも古碁の書籍が何冊かあるのですが、ほとんど手をつけていないのが実状です。

    ◇  ◇

棋力アップの3要素は「実戦、詰碁、棋譜並べ」とよく言われます。
ただ「棋譜並べ」は、本当に効果があるのか疑問に思うようになりました。
プロをめざす人など高次元の人はともかく、ザル碁党レベルでは・・・。

今日の新聞に「すぐに役立つことは、すぐに役立たなくなる。労力をかけて学んだことは、いつか必ず役立つ」とありました。
「棋譜並べ」も同じことでしょうか・・・。

コメント

NHK-BSP「日本縦断こころ旅(2012春の旅)群馬県」

2012-04-19 19:53:10 | テレビ番組

「日本縦断こころ旅(2012春の旅)」が4月から始まりました。千葉県をスタートして、今週は群馬県です。
旅番組で地元を撮影した番組があると、つい見てしまいます。愛着を感じるのでしょうね。

・4/16(月):ダイジェスト版
・4/17(火):鍋割山から見た前橋の風景
・4/18(水):群馬県昭和村の赤城高原
・4/19(木):ダムに沈むか吾妻渓谷

明日(4/20)は高崎市ですが、どこが映るか楽しみです。

月曜のダイジェスト版では他の地域の映像が出ていましたが、これらは週末版(土・日の午前 11:00~11:59 )で放送されるのでしょうか。
前もってどこが映されるか分かるとありがたいのですが・・・。

今日の放送は八ッ場ダム(やんばダム)建設で揺れる、川原湯温泉・吾妻渓谷でした。
思い出のある風景が消滅していくのは、寂しいことでしょうね。

「コンクリートから人へ」というキャッチフレーズがありましたが、どうなっていくのでしょう・・・。

コメント

月刊「NHK囲碁講座/2012」

2012-04-17 20:07:28 | 囲碁

Nhk_2012_05_2 月刊「NHK囲碁講座」は、先月号(4月号)から誌面が変わりました。
表紙はマンガ風の棋士に、前年度は有名棋士が厳しい表情で碁盤に着手しているモノクロ写真でした。
親近感を前面にという意図でしょうが、軟弱な感じがイマイチのような・・・。

連載物では5年間続いた「桂馬の両アタリ(先崎学)」が終了。アマの気持ちが素直に伝わって面白いエッセイでした。
この連載をまとめた単行本が出るそうですが、毎月読んでいたので買うのは迷いますね。
武宮九段の「ダンス!ダンス!ダンス!」、瀬戸七段の「週末はバルサ気分」は1年で終了。囲碁との接点が薄く仕方ないでしょう。

新連載は「趣味のじかん」、「大橋拓文の5路ワールド」、「下島陽平の一色定石クイズ」、「棋戦プレイバック」ですが、際立った特長は感じられません。
「一色定石クイズ」のアイディアは面白いのですが、真面目に取り組む人は少ないような・・・。

連載講座では「横田茂昭の白番は楽しい!」が3年目となります。内容的にはいいのですが、正しく理解し習得できるかが問題ですね。

コメント

囲碁プログラム「Zen」、武宮に4子で勝利

2012-04-15 21:18:27 | デジタル・インターネット

「驚異の電脳、県代表レベルの力」
3月17日、東京調布市の電気通信大学で開催された「コンピュータ囲碁がプロ棋士に挑戦!」イベントで、世界最強の囲碁プログラム「Zen」が19路盤で武宮九段を相手に5子局及び4子局で連勝した。
   (「週刊碁」より抜粋)

    ◇   ◇

少し前までは初段程度と言われていた囲碁ソフトですが、急速な勢いで進歩しているようです。
県代表レベルではザル碁党は到底歯が立ちませんね。

「Zen」の特徴として「人間的なこだわりがなく、平気で石を捨てる」というのがありましたが、冷徹な雰囲気が感じられます。

ただ、そんな最強の囲碁ソフトを作って、どうするのでしょう。
プロ棋士の指導碁のように、「この手は悪手、こう打つべき」などと教えてくれるようなソフトができればいいですね。

コメント

NHK囲碁講座「13路盤でめざせ初段」

2012-04-13 21:17:39 | テレビ番組

4月~9月のTV囲碁講座は「13路盤でめざせ初段/吉原由香里・勝利のパワーバランス」。

講師は吉原(旧姓:梅沢)由香里さん。NHKの講座には何度も登場しており、初級者向けの講師としてはピカイチでしょうね。

司会進行は「きたろう」さん、俳優・タレントさんですが、あまりメジャーでない点がどうもね。
将棋講座の司会は岩崎ひろみさんとつるの剛士さん。囲碁の方が役者不足でしょうか。

「めざせ初段」ということで級位者対象の講座になりますね。
有段者にはもの足りないかも知れませんが、吉原講師の打ち方は参考になります。

先週の放送を見ましたが、まずまずのスタートでしょうか。
参考になったのは13路盤の方が、状況判断がしやすいということ。

吉原さんが「きたろうさんの長所は、自分の意思を持って打っている」と語っていましたが、これ大切なことですね。

コメント

日本棋院:群馬県支部連合会総会2012

2012-04-11 20:55:17 | 囲碁

先日(4/8)、県支部連合会の総会が行われ、県内9支部より23名が集まりました。

今総会の大きな議題は役員の改選です。長年、会長を務めた高山さんが名誉会長、後任に藤崎さんが新会長に就任となりました。

いろいろな組織でトップの交代がありますが、ぎくしゃくした交代劇も見られます。
本支部連合会の交代は、スムーズで清新な感じでした。

今まで各種の大会は前橋地区中心でしたが、今回から子どもの大会は伊勢崎、それ以外の大会は高崎が中心となります。
新体制でのスタートは戸惑いもあるでしょうが、新しい風がよい流れにつながることを期待しましょう。

子どもの大会は今年度より、新設の「群馬少年少女囲碁協会」と共催となります。
私自身はこちらの組織での活動が多くなりそうです。

日本の囲碁界は停滞気味ですが本県では若年層の囲碁人口拡大等、より活性化を図りたいですね。

Rengoukai2012

コメント