天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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芝野虎丸七段が最多勝と最多対局の二部門1位

2017-12-30 20:30:00 | プロ棋戦

【平成29年日本棋院公式棋戦最多勝・最多対局・勝率1位】
芝野虎丸七段が66局53勝13敗で年間最多勝と最多対局。勝率1位は芝野と許家元七段が最終局まで争ったが、許が8割0分3厘6毛、芝野が8割0分3厘0毛となり、6毛差で許が勝率1位となった。また、芝野は連勝部門で井山裕太七冠と並ぶ16連勝を記録し連勝1位となった。

◆平成29年勝ち星ランキング
 ・1. 芝野虎丸七段(18) 53勝13敗
 ・2. 許家元七段(20)  45勝11敗
 ・3. 一力遼八段(20)  44勝20敗
 ・4. 井山裕太七冠(28) 42勝12敗
 ・5. 藤沢里菜女流立葵杯(19) 40勝23敗

◆平成29年勝率ランキング
 ・1. 許家元七段(20)  45勝11敗 .8036
 ・2. 芝野虎丸七段(18) 53勝13敗 .8030
 ・3. 井山裕太七冠(28) 42勝12敗 .778
 ・4. 志田達哉七段(27) 38勝11敗 .776
 ・5. 六浦雄太七段(18) 38勝12敗 .760
      (日本棋院HPより抜粋)

     ○ ● ○

勝ち星1位の芝野さん、驚異的ですね。井山さんが「新進気鋭」の棋士で登場したころに匹敵するかも・・・。
ただ、井山さんの戦績に並ぶのは、しばらくムズなところか・・・。

勝ち星2位の許さん、数字的には立派ですが上位との対戦成績が課題でしょうか。
勝ち星3位の一力さん、今年の注目度では芝野さんと並ぶ大活躍でしたね。

対戦成績とは別に賞金ランキングが年明けに発表されるでしょうが、こちらは井山さんの断トツでしょう。
2位は大きく離れて一力さん、芝野さん、高尾さんあたりか・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2016-12-30):2016年碁界ニュース

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碁界ニュースグランプリ2017募集/週刊碁

2017-12-28 20:30:00 | 囲碁

【碁界ニュースグランプリ2017】
年始のマスター出現から秋の井山裕太七冠再制覇まで、2017年の碁界もいろいろな話題がありましたが、読者の皆さまの心にはどんなニュースが残っているでしょうか。
1年の碁界10大ニュースを読者投票で決める週刊碁企画「碁界ニュースグランプリ2017」を今年も開催します。
      (日本棋院HPより抜粋)

「スター続々」 「心に残る話題満載」
      (週刊碁、見出しより)

     ○ ● ○

応募要項を見ると33の話題がノミネートされており、この中から3つ選ぶようになっています。

個人的に3つ選ぶと「井山2度目の七冠制覇」は外せないでしょうね。
次に「アルファ碁」関連、「マスター現る」「柯潔 VS.アルファ碁」「アルファ碁ゼロ」と3項目に分かれていますが、「柯潔 VS.アルファ碁」の印象が強いかな。
あと3番目は新鋭の活躍で「一力 トリプル挑戦」と「芝野 大ブレイク」。両者「獅子奮迅」の活躍で甲乙つけがたい・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2016-12-28):名和小学校/2016後期囲碁大会

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第7回伊勢崎少年少女囲碁大会

2017-12-26 20:30:00 | こども囲碁

伊勢崎杯 川又君(前橋元総社小)最年少V
「第7回伊勢崎少年少女囲碁大会」が12月24日、伊勢崎市民プラザで開かれ、県内外の園児から中学生まで195人が参加した。
棋力の高い選手が参加した「伊勢崎杯選手権」は最年少の前橋元総社小4年、川又瑛介君が初優勝を飾った。準優勝に伊勢崎二中1年の藤本隼也さん、3位に前橋桂萱中1年の山崎涼真さんが入った。
戦績によって段位や級が与えられる棋力認定戦も開かれ、19路盤、13路盤、9路盤に分かれて対局した。

棋力認定戦各ブロック優勝者
◆19路盤クラス
▽A:中島佑花(宇都宮戸祭小4)  ▽B:荒井羽美(栃木中央小3)
▽C:高橋知之(宇都宮富士見小5) ▽D:新井 朔(玉村上陽小3)
▽E:村田 超(富岡丹生小6)   ▽F:半谷東子(前橋桃井小4)
▽G:高久菜々子(伊勢崎坂東小2)

◆13路盤クラス
▽A:歌代優星(桐生川内小3)

◆9路盤クラス
▽A:新井ヨハンコーリン(高崎三山幼稚園年長) ▽B:菊地一花(桐生東小4) 
▽C:藍沢里乃(伊勢崎北小1)
       (上毛新聞より抜粋)

     ○ ● ○

今回の参加者は約195人で昨年より1割ほど減少、クリマスマス・イブの影響もあったか・・・。

伊勢崎杯優勝の川又くんは小学4年ながら「泰然自若」。週末には東京へ囲碁の勉強に通い腕を磨いているそうです。群馬県にも、プロを目指すレベルの道場のような環境があればもっとレベルが上がると思うのですが・・・。

棋力認定戦のA~Cクラスは栃木勢が席巻、意気込みの違いか・・・。

本大会には40人ほどのスタッフが運営をサポート、ご苦労さまでした。

 ← 伊勢崎杯入賞者

 ← 三谷プロ指導碁

 ← 対局風景

     ○ ● ○

1年前の記事(2016-12-26):大河ドラマ「真田丸」終了

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第7回吉備真備杯/こども棋聖戦

2017-12-24 20:30:00 | こども囲碁

「第7回くらしき吉備真備杯こども棋聖戦」が12月16、17日に岡山県倉敷市で行われた。低学年の部は川端篤士(大阪)くんが、高学年の部は保田翔太(愛知)くんがそれぞれ優勝した。
各部の上位者は下記の通り。

◆低学年の部
 ・優勝 川端篤士(大阪・松原市立天美小・3年)
 ・二位 桑原 樹(東京・杉並区立天沼小・3年)
 ・三位 樋口 駿(佐賀・嬉野市立嬉野小・3年)
    深田裕仁(埼玉・さいたま市立三橋小・3年)

◆高学年の部
 ・優勝 保田翔太(愛知・名古屋市立植田小・6年)
 ・二位 内田蒼葉(山梨・甲斐市立双葉東小・6年)
 ・三位 嵯峨駿太郎(北海道・札幌市立平岡小・4年)
    北澤明良大(長野・大町市立大町西小・6年)
      (日本棋院HPより抜粋)

     ○ ● ○

こども大会というと都市部の生徒が上位を占めていましたが、地域の格差が狭まっているようです。
高学年の部ベスト8の内訳は愛知、山梨、北海道、長野、滋賀、広島、東京、大分と分散していますね。
これは「インターネットの普及やAIの影響では」と審判の坂井八段が語っています。

群馬県代表は低学年が石岡くん(太田・城西小2年)。予選リーグ○○●で惜しくも予選敗退でした。
高学年は宮沢くん(玉村・上陽小6年)。予選リーグ●○●で残念ながら予選敗退でした。
全国大会入賞レベルの生徒育成には「創意工夫」が必要かと・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2016-12-24):第6回伊勢崎少年少女囲碁大会

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第65回NHK杯/途中経過(12/17現在)

2017-12-22 20:30:00 | プロ棋戦

「第65回NHK杯テレビ囲碁トーナメント」は3回戦の3局が終了。
ベスト8進出は本木克弥・八段、瀬戸大樹・八段、今村俊也・九段の3名。

残り5組の対戦
・趙 善津・九段 VS 志田達哉・七段  
・高尾紳路・九段 VS 余 正麒・七段  
・羽根直樹・九段 VS 伊田篤史・八段  
・井山裕太・NHK杯 VS 蘇 耀国・九段  
・張 栩・九段 VS 芝野虎丸・七段  

有力棋士で敗退は一力・八段、山下・九段など。女流4棋士(向井、青木、藤沢、謝)はいずれも初戦敗退と厳しい結果となりました。
まだ3回戦ですが、本命はやはり「国士無双」の井山七冠。対抗は平成四天王の高尾、羽根、張栩あたりか。
注目は勝ち星ランク断トツの虎丸さん、一力さんに半目勝ちした本木さんも見逃せませんね。

     ○ ● ○

1年前の記事(2016-12-22):こども囲碁教室/一週前のクリスマス会

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人生は、手遅れのくり返し

2017-12-20 20:30:00 | 日記・エッセイ・コラム

今日の朝日新聞1面の「折々のことば」欄

「人生は、手遅れのくり返しです。」 -ある僧侶-

年末になるとこういった言葉が身にしみますね。あの時、こうしておけば・・・。

「後悔先に立たず」といいますが、囲碁対局でも同様のケースが頻繁に起きます。

ザル碁党も先日、大ヨセを打とうと思っていたところ、相手に先着され微差で悔しい負け・・・。
優柔不断」、迷いなどが手遅れにつながるのでしょうが、結局は「棋力」の差となりますか・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2016-12-20):第6回吉備真備杯/こども棋聖戦

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連敗の後は眠れない

2017-12-18 20:30:00 | 日記・エッセイ・コラム

今年のネット碁の成績は負け越しの模様です。
それでも段位だけは年初のレベルに戻そうと頑張っているのですが、こちらも赤信号・・・。

   「床の中 今日の勝ち碁に またニヤリ」
(12/17、NHK・Eテレ「囲碁フォーカス/囲碁川柳」より)

勝ったときはいいのですが、納得のいかない負け方をした場合は眠れずに悶々と・・・。
こんな日は「頭寒足熱」、リラックス気分で眠りにつきたいものです。

冬景色

     ○ ● ○

1年前の記事(2016-12-18):第42期天元戦第4局/井山が防衛!

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親父の一番長い日/さだまさし

2017-12-16 20:30:00 | 日記・エッセイ・コラム

当ブログではこの十数回、四文字熟語を織り交ぜて書いています。特に意味はなく気まぐれですが・・・。

四文字熟語を歌詞に綴った唄で、さだまさしの「親父の一番長い日」というのがあります。
この中で出てくる四文字熟語は「自画自賛」「狂喜乱舞」「才気煥発」「無我夢中」「疑心暗鬼」。この作詞能力はまさに「才気煥発」・・・。

この「親父の一番長い日」は、1979年の作品ですからもう40年近くになるんですね。
当時レコードを買った記憶があるのですが、今は何処にあるやら・・・。

先日、ユーチューブで再生してみたのですが、今でもホロリとさせますね。
どこにでもあるような家族の時の流れ、機微を情感込めて唄っています。
それは昭和の家族アルバムをひも解いているようで・・・。

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1年前の記事(2016-12-16):勝ち星ランキング/2016.12.9 現在

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テレビドラマあれこれ

2017-12-14 20:30:00 | テレビ番組

先週(12/4~12/10)のTV視聴率ランキング、ドラマでは

 ・2位:ドクターX
 ・3位:朝ドラ/わろてんか
 ・6位:陸王
 ・15位:奥様は取り扱い注意
 ・17位:相棒

私が見てきたのは「わろてんか」と「陸王」。「陸王」は大規模な番宣やロケで「お金をかけてる」効果はあるようです。
大河ドラマ「おんな城主 直虎」はランクインせず。主人公の認知度に難があったか・・・。

ランク外で見てきた連続ドラマ
・ユバーサル広告社~あなたの人生売り込みます~(全7話:10/20~12/1)
 脚本:岡田惠和、出演: 沢村一樹 和久井映見は朝ドラ「ひよっこ」のメンバー。シャッター商店街の再生に「悪戦苦闘」・・・。

・刑事ゆがみ(全10話:10/12~12/14)
 テキトーなようで深い洞察力の刑事と上昇志向の若手刑事のコンビ。弱者の立場で社会を見る・・・。

・プリズンホテル(全10話:10/7~12/16)
 極道が運営するホテルでドタバタ騒動。現実離れの中にも「義理と人情」が・・・。

ドラマと現実は別物ですが、人生のビタミン剤になればいいかと・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2016-12-14):テレビドラマ/山女日記 ~女たちは頂きを目指して~

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囲碁書籍/囲碁と悪女

2017-12-12 20:30:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介
 ・書籍名:「囲碁と悪女」
 ・発行所:角川書店
 ・著者:稲葉禄子
 ・発行年月:2017年11月
◆内容紹介
囲碁界に「悪女」と呼ばれ、普及に人生をかけるインストラクターがいる。政界、経済界、アーティストら各界の囲碁を愛する人々の笑いあり涙ありの素敵な交遊録!

     ○ ● ○

「囲碁と悪女」、タイトルがいい。悪女はオジサンにとって魅力的な響きですね。
稲葉サンの表紙の写真、やや盛っているようですが「インスタ映え」・・・。
さらに帯では「盤上では悪女、盤外では女神だ。-小沢一郎-」。
これだけで「買おう」という気持ちにさせます。

本書から見る稲葉サンの活躍ぶりは、毎日が「狂喜乱舞」。囲碁界のスーパーウーマン・・・。

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1年前の記事(2016-12-12):第3回Over40早碁トーナメント/高尾が初出場初優勝!

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