天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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時間を残して負けるのは失格

2018-02-28 21:00:00 | 囲碁

今年に入ってネット碁の成績は冴えません。敗因としては「手拍子での着手」、思考回路が短絡的になっているようです。
持ち時間もほとんど相手より使っておらず、【千思万考】もっと「読み」を入れないと・・・。

洪清泉・三段の著書「碁が強い人はどのように上達してきたか?」に道場の格言が載っていました。

「洪道場の格言(9)」
<対局への心構え> 時間を残して負けるのは勝負師として失格であること。
<解釈> 早く打っていて、事故が起きてから考え始める自分のために。

ただ、時間を使ってもどれだけ「広く深く」読めるか? それが問題です。
思考が堂々巡りでは時間の無駄・・・。

ロウバイ

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1年前の記事(2017-02-28):第64回NHK杯/ベスト4決定

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鮎沢まこと画伯(週刊碁「ウロ烏鷺戯評」作者)逝く

2018-02-26 21:00:00 | 囲碁

本紙を飾る一コマ漫画「ウロ烏鷺戯評」の作者・鮎沢まこと画伯が、急性心不全のため2月9日に都内病院で亡くなった。92歳。本紙にはウィットに富んだ一コマ漫画を創刊3年目の昭和55年から40年近くにわたって描き続けて頂いた。
   (週刊碁より抜粋)

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何気なく見ていた一コマ漫画「ウロ烏鷺戯評」ですが、これから見られないと思うと寂しいですね。
【一意専心】40年近く続けてきたそうですが、その偉業は金メダル級だと思いますね。

週刊碁には2年ほど前まで「すごもり君」という4コマ漫画が連載されていたのですが、作者の藤井レオさんが亡くなって連載終了。
「ウロ烏鷺戯評」の終了で週刊碁から漫画が消えてしまいました。新しい作者の登場を期待・・・。


週刊碁・2018年2月12日号
「上野愛咲美二段(16)、女流名人奪取」

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1年前の記事(2017-02-26):【第18回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦】中国V4

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将棋と囲碁、子どもにやらせるならどっち?(2)

2018-02-24 21:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

「羽生」撃破で「藤井聡太」は最年少六段!
ますます悩ましい「将棋」と「囲碁」子どもにやらせるならどっち?
羽生善治、井山裕太両氏の国民栄誉賞受賞に続き、藤井聡太・新六段の快挙――空前のフィーバーに沸く将棋&囲碁界だが、そこで世の父母の頭を悩ませているのが、以下の“難題”である。「将棋」と「囲碁」、子どもにやらせるならどっち?  先週号に引き続いて検証する。
   (週刊新潮、見出しより)

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「週刊新潮」先週号に続く「将棋&囲碁」のテーマですが、【二番煎じ】という感じでイマイチ・・・。



内容的には「やらせるならどっち?」の論調は少なく、「藤井フィーバー」や「「ボケ防止」などが中心に・・・。

「将棋&囲碁」は子どもへのアプローチも大切ですが、シニア世代には認知症予防などにも有効とのこと。ただ取り組み方がムズなところで・・・。

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1年前の記事(2017-02-24):目指せ一桁級/月刊・NHK囲碁講座付録

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伊田篤史八段・万波奈穂三段、結婚!

2018-02-22 21:00:00 | プロ棋士

伊田篤史八段(23)と万波奈穂三段(32)が結婚!!
人気棋士同士のカップルが実現したというニュースは碁界を驚かせた。交際がはじまったのは昨年の春ごろ。およそ1年の交際を経て2月12日に入籍となった。結婚式は秋ごろとのこと。来年には万波三段が中部総本部へ移籍する予定となっている。
   (週刊碁より抜粋)

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棋士同士の結婚、多いですね。
9歳年上の「姉さん女房」になりますが、伊田さんは寡黙で奈穂さんは社交的なイメージ。上手くいくのではと・・・。

伊田さんは目下、本因坊リーグで4勝1敗とトップを走っており、挑戦権を獲得すれば【順風満帆】ですね。

奈穂さんのお姉さんは万波佳奈四段。ウィキペディアによると「2016年現在、育児、及び、夫のインド駐在により休場中」とあります。早く復帰されるといいのですが・・・。

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1年前の記事(2017-02-22):スマホ、デビュー

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羽生・井山両氏に国民栄誉賞授与

2018-02-20 21:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

2月13日(火)、内閣総理大臣官邸において、国民栄誉賞表彰式が行われ、井山七冠(28)が将棋の羽生竜王(47)と共に受賞。安倍晋三首相から表彰状と盾を贈られ、「多くの国民に夢と感動を、社会に明るい希望と勇気を与えた。」とたたえられた。記念品として、硯箱、すずり、筆、墨のセットが贈られた。
   (日本棋院HPより抜粋)

「棋界の奇跡、囲碁・将棋界同時受賞」 「両天才の輝かしい誉れ」
   (週刊碁、見出しより)

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囲碁・将棋同時受賞とは偶然が重なったものですね。【聡明英知】の両氏、おめでとうございます。

20歳ほど井山さんの方が若いのですが、20年後に羽生さんのように活躍しているでしょうか? 中韓の囲碁事情を見るとムズな感じですが・・・。

国民栄誉賞は過去、23人と1団体が受賞。半数近くはスポーツ関係であとは芸能関係など、棋士の受賞は初めてのようです。
「多くの国民に夢と感動を、社会に明るい希望と勇気を与えた。」ということですが、マスコミの注目度をみると棋士の評価はイマイチのような・・・。

早春

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1年前の記事(2017-02-20):第41期棋聖戦第4局/河野が勝利!タイに戻す

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第42期棋聖戦第4局/井山が防衛!6連覇達成!

2018-02-18 21:00:00 | プロ棋戦

第42期棋聖戦挑戦手合七番勝負の第4局が2月15、16日(木、金)に岩手県大船渡市で行われた。結果は黒番の井山裕太棋聖が一力遼八段に中押し勝ちをおさめ、シリーズ対戦成績4勝0敗でタイトル防衛を決めた。井山棋聖は6連覇を達成。名人・本因坊・王座・天元・碁聖・十段とあわせて七冠を堅持した。
   (日本棋院HPより抜粋)

「井山6連覇、圧倒的な強さで七冠堅持」 「一力 無念の4連敗、最後の大技も空転」
   (週刊碁、見出しより)

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4連勝で棋聖位防衛を果たした井山さん、「国内に敵なし」ですが次は世界戦で頑張ってほしいですね。
王座、天元に続きストレート負けを喫した一力さん、試練を乗り越え【臥薪嘗胆】次の飛躍へ・・・。

国民栄誉賞を受賞した井山さん、テレビ番組にもよく登場するようになりました。
昨日はNHK・Eテレで「高き壁を越えて~井山裕太 世界への挑戦~」
今夜11時からTBS「情熱大陸【2人の天才棋士/将棋棋士・羽生善治×囲碁棋士・井山裕太に独占密着!】」
マスコミに登場で囲碁に関心を持つ人が増えてほしいですね。

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今回の対局地は岩手県大船渡市の「大船渡市民文化会館」。

大船渡市の観光スポットといえば「碁石海岸」。
東日本大震災の少し前に訪れたことがありますが、復興は進んでいるのでしょうか・・・。

碁石海岸など、「囲碁」にちなんだ東北を巡るバスツアーがあったら行ってみたいですね。

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1年前の記事(2017-02-18):囲碁書籍/幻庵(下)

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将棋と囲碁、子どもにやらせるならどっち?(1)

2018-02-16 21:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

【「羽生」「井山」国民栄誉賞受賞記念】
 「中原誠十六世名人」「萩本欽一」「水野真紀」「つるの剛士」ら17人の持論!
 「将棋」と「囲碁」子どもにやらせるならどっち?
国民栄誉賞の受賞に沸く「将棋」と「囲碁」。史上初の永世七冠・羽生善治竜王(47)と、前人未到2度目の七冠を達成した井山裕太七冠(28)は、幼い頃にこの道へ入った。ぜひ我が子にも——そんな夢を見る貴方へ、棋界を愛する17人による徹底ガイドをお届けしよう。
   (週刊新潮、見出しより)

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週刊新潮の今週号(2月22日号)「将棋と囲碁、子どもにやらせるならどっち?」、こども囲碁教室の関係者としては気になる記事です。

将棋派、囲碁派といろいろな持論が出ています。芸能人では将棋派が萩本欽一さん、つるの剛士さん。囲碁派は俳優の辰巳琢郎さん、水野真紀さん。それぞれもっともな意見で【名論卓説】、甲乙つけがたい・・・。

脳科学者の茂木健一郎さんは「スペシャリストに育てたかったら将棋、より広く物事を見る力を育てたかったら囲碁と言い換えてもいいでしょう。とはいえ、どちらが上か下かという話でもないので、お子さんには将棋と囲碁、どちらも経験させて欲しいと思います」
個人的にはこの辺りが妥当な意見かなと思いますが・・・。

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1年前の記事(2017-02-16):井山六冠がビッグコミック表紙絵に登場!

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小中学生と高校生との合同練習会/群馬・2018冬

2018-02-14 21:00:00 | 囲碁群馬

一昨日(2/12・月祝)、「小中学生と高校生との合同練習会」が藤岡中央高校で行われ、30名ほどの生徒が棋力アップに励みました。
今回は初めて女子高生3名(藤岡中央高校)が参加し、新鮮な感じでしたね。

高校生は前橋高校:6名、藤岡中央高校:4名、富岡高校:4名など。
県代表常連校の高崎高校は初心者1名で【暗雲低迷】・・・。



小中学生は伊勢崎が半数以上占めていましたが、他地区からも多く参加してほしいですね。

進行面では棋力差が9子以上の対局もあり、事前に組合せを調整すればよかったと思います。

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1年前の記事(2017-02-14):第41期棋聖戦第3局/井山逆転!シリーズ2勝1敗に

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第22回LG杯第3局(2)/井山敗れる、謝爾豪(中国)が優勝

2018-02-12 21:00:00 | プロ棋戦

「第22回LG杯朝鮮日報棋王戦」の決勝三番勝負第3局が2月8日(木)に東京都千代田区の「日本棋院東京本院」で行われた。結果は謝爾豪五段(中国)が井山裕太九段に白番中押し勝ちをおさめ、対戦成績2勝1敗で優勝を決めた。19歳の謝はLG杯初優勝。

第2局/井山が勝ちタイに!決着は最終局へ!
2月7日(水)に東京都千代田区の「日本棋院東京本院」で行われた。結果は井山裕太九段九段が謝爾豪五段(中国)に白番半目勝ちをおさめ、対戦成績を1勝1敗のタイとした。

第1局/井山、初戦を落とす
2月5日(月)に東京都千代田区の「日本棋院東京本院」にて行われた。結果は白番の謝爾豪五段(中国)が井山裕太九段に中押し勝ちをおさめた。
   (日本棋院HPより抜粋)

第3局:「中国・謝爾豪、世界戦初V、正確な読みと判断」 「惜しい!井山、逆転劇再現ならず」

第2局:「井山気迫の半目勝利/絶妙手で猛追、逆転」 「謝に錯覚・・・!?」

第1局:「謝、切れ味鋭い攻撃」 「井山、仕上げで乱れ・・・」
   (週刊碁、見出しより)

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日本中が注目する世界戦でしたが、井山さん無念の敗戦となりました。
3時間の持ち時間は短いとの意見もありますが、言い訳に・・・。

19歳で世界戦初優勝の謝さん、格闘技系の外見から【迅速果断】のパンチに井山さんものタジタジ・・・。

テレビで中国囲碁教室の実情を放送していましたが、生徒がお金を賭けて対戦していました。
指導者は「勝負根性を身につけさせる・・・」ような話をしていましたが、日本では到底考えられない・・・。

福寿草

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1年前の記事(2017-02-12):第20期女流棋聖戦第3局/謝女流棋聖が防衛し5連覇

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第22回LG杯第3局(1)/井山名人、世界メジャー制覇逃す

2018-02-10 21:00:00 | プロ棋戦

囲碁の世界メジャー棋戦「第22回LG杯棋王戦」の決勝三番勝負の最終第3局が2月8日、東京・市ケ谷の日本棋院で打たれ、井山裕太名人・七冠(28)は中国の謝爾豪五段(19)に黒番中押し負けし、優勝を逃した。井山はシリーズ1勝2敗となり、日本勢13年ぶりの世界メジャー制覇はならなかった。
    (朝日新聞デジタルより抜粋)

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井山七冠の奮闘も及ばず、準優勝という結果に終わりました。中韓の壁は厚かったということでしょうか。

本棋戦で注目はテレビや全国紙で大きく取り上げていることです。
これまでの世界戦の報道ではあまり注目されていませんでしたが、決勝に進出したことが大きかったのでしょうね。あと、国民栄誉賞の受賞も影響しているかも・・・。

マスコミの注目を追い風に、井山レベルで【豪胆無比】の若手棋士登場が望まれるところです。

対局の詳細については明後日、「週刊碁」の記事を参考に。

豪雪

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1年前の記事(2017-02-10):BS時代劇「雲霧仁左衛門3」

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