矢代女流本因坊(29)と金沢秀男七段(30)は7月11日に入籍。結婚式はまだ決まっておらず、5年越しの交際をへてのゴールということだ。
日本棋院の現役棋士夫婦は現在15組が確認されている。
(週刊碁より抜粋)
◇ ◇ ◇
棋士同士の結婚は本当に多いですね。交際範囲が限定されているのでしょうか。
特殊な職業ですから生活パターンが理解できていいでしょうね。
それにしても手近なところで、伴侶を見つけるとは安易すぎないでしょうか・・・。
そういう私も「同じ穴のムジナ」かもしれません。
矢代女流本因坊(29)と金沢秀男七段(30)は7月11日に入籍。結婚式はまだ決まっておらず、5年越しの交際をへてのゴールということだ。
日本棋院の現役棋士夫婦は現在15組が確認されている。
(週刊碁より抜粋)
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棋士同士の結婚は本当に多いですね。交際範囲が限定されているのでしょうか。
特殊な職業ですから生活パターンが理解できていいでしょうね。
それにしても手近なところで、伴侶を見つけるとは安易すぎないでしょうか・・・。
そういう私も「同じ穴のムジナ」かもしれません。
日本棋院役員選任のお知らせ
・理事長 岡部弘 株式会社デンソーの取締役会長
・理事長 小林 光一 九段
・同 前田 又兵衞 前田建設工業株式会社取締役名誉会長※
・常務理事 酒井 猛 九段
・同 神田 英 九段※
・同 後藤 俊午 九段
・同 小松 藤夫 八段※
・同 藤澤 一就 八段※
・同 宮川 史彦 七段
・同 信田 成仁 六段
・監事 岡田 伸一郎 八段※
・同 笠井 浩二 六段※
注) ※ :再任
(日本棋院HPより抜粋)
◇ ◇ ◇
故加藤正夫名誉王座が副理事長に就任し、棋院の改革に身を削り倒れたのは1年半ほど前のことでしょうか。
以前から感じていたことですが、現役の棋士が「二足のワラジ」で役員業務を遂行するのは無理なような気がします。
例えば、野球やサッカーの現役選手が組織の経営に携わるのは無謀としたものでしょう。
といっても人材・資金など外部の人間が思っているほど単純な問題ではないでしょうが・・・。
小林光一九段 もまだタイトルを狙える存在。大変な立場でしょうが、周囲のスタッフと協力して棋院の発展に尽くしてほしいと思います。
第1回朝日アマチュア囲碁名人戦の全国大会は最終日の7月17日、東京都代表の囲碁指導員尹春浩(ユン・チュンホ)選手(25)が、決勝で特別招待の会社員中園清三選手(55)に白番中押し勝ちし、新棋戦の初代「アマ名人」になった。
尹選手は韓国生まれ。韓国内の大会で何度も優勝経験がある強豪で、プロを目指して2年前に来日した。尹選手は「強い人ばかりで大変な大会でした。でも日本のチャンピオンになれてうれしい」と喜びを語った。
昨年まで45年続いた朝日アマ囲碁十傑戦から一新。来年から挑戦手合方式を導入し、第2回全国大会優勝者は名人の座をかけて、尹アマ名人に三番勝負を挑む。
(朝日新聞より抜粋)
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群馬代表の辻井さんは1回戦で沖縄代表の伊波選手に惜しくも敗れてしまいました。残念!
日本のアマ棋戦でも中韓出身の有力選手が活躍しています。国内の囲碁ファンとしては複雑な心境ですがこれも「実力の世界」、国際化の波を止めることはできないようです。
日本の伝統格闘技、「相撲」の世界も国際化が進んでいます。こちらは国内で力士になる人が少く、悩みは深いようです。
今後、日本は少子化が進み海外からの人口流入も増えていきそうです。
「日本は美しく、心豊かな国」と、胸を張って言えるようになりたいものです。
先日、映画「バルトの楽園」を観てきました。
<ストーリー>
1914年。第一次世界大戦で日本軍は、ドイツの極東根拠地・中国の青島(チンタオ)を攻略した。ドイツ兵4700人が捕虜として送還され、徳島県の板東俘虜収容所に収められる事となる。
ドイツ人の捕虜達は、言語・習慣・文化の異なる地域住民と民族を超えた素朴な人間愛を育みながら収容所での生活を送る。
そして、休戦条約調印、大ドイツ帝国は崩壊する。自由を宣告された捕虜達は、松江豊寿所長や所員、そして地域住民に感謝を込めて、日本で初めて『交響曲第九番 歓喜の歌』を演奏する事に挑戦したのであった。
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日本では古来より敗者に対するいたわりの心が厚いとされています。
主人公の松江豊寿所長(松平健)の父は会津藩士。幕末での戊辰戦争では薩長の官軍に敗れ、陸奥の荒廃した土地に追いやられます。
「勝てば官軍、負ければ賊軍」。会津人はこの過酷な現実を一番受けた人達で、松江所長もこのことは武士道に反すると、ドイツ人に温情をかけたと思います。
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この映画を観て思い起こすのは1957年に公開されたイギリス映画「戦場にかける橋」です。
日本軍の捕虜になったイギリス将校が日本軍と協力して橋を造るというようなストーリーだったと思います。敵味方であっても橋を造りあげるという同じ目的を持ったとき、そこに同志という感情がつながったと思います。
囲碁の依田紀基碁聖に張栩名人・王座が挑戦している第31期碁聖戦五番勝負の第2局は7月12日、石川県野々市町で行われ、張名人・王座が白番中押し勝ちして初戦から2連勝、初の碁聖位まであと1勝と迫った。
第3局は27日、静岡県浜松市で行われる。
(日経 e-碁サロンより抜粋)
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依田碁聖が地で先行、張栩名人・王座が厚みで対抗という構図のようでした。
終盤、細かいながらも張栩挑戦者が優勢に打ち進め、依田碁聖が投了となりました。
張栩名人・王座は14連勝中と絶好調で、三冠も目前に迫りました。
一方の依田碁聖、三連勝以外に防衛の道はなく苦しい展開ですが、反撃を期待しましょう。
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今回の対局地は石川県野々市町。金沢市に隣接した4万人を超える町だそうです。
先日、集中豪雨により加賀温泉郷の交通が寸断されたというニュースがありました。
今日のニュースでも長野や京都で集中豪雨による大きな被害が出ているとのこと。
自然の脅威には人間もなすすべがありません。自然に対し謙虚な姿勢が問われる時代と思います。
本因坊戦七番勝負の第6局は7月11日、12日に神奈川県箱根町で行われ、高尾紳路本因坊が挑戦者の山田規三生九段に先番中押し勝ちし、4勝2敗で防衛を果たした。
高尾は昨年、張栩本因坊(当時)から4勝1敗で奪取し、2期目となる。関西から44年ぶりの挑戦者となった山田の本因坊獲得はならなかった。
<高尾本因坊の話>
結果がたまたまうまくいっただけで、苦しい七番勝負でした。でも、開始前の不調からシリーズを打っているうちに調子が上がってきたことはあるかもしれません。内容面では全然ダメでした。
<山田九段の話>
もうちょっと力を発揮できるかなという気もしますが、こんなものでしょう。第3局、第4局の連敗は痛かったですが、しょうがないかと思いました。
(毎日新聞より抜粋)
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高尾本因坊、初防衛おめでとうございます。重厚戦車の持ち味が発揮されたシリーズのようでした。
敗れた山田九段、ダイナミックな展開の碁は新鮮でした。関西の期待を担っての登場でしたが残念でした。
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今回の対局地は神奈川県箱根町の龍宮殿新館。
「箱根の山は天下の険」といいます。本因坊位が箱根を越えるのはいつのことでしょう。
本シリーズ、第1局の北海道札幌市から、三重県鳥羽市、広島県尾道市、佐賀県唐津市、山形県米沢市、神奈川県箱根町と6ヶ所で行われました。
それぞれ歴史や風景など特長のある町のようででしたが、今後も日本の美しさを広めてほしいものです。
一昨日(7/16)、群馬県の「県民囲碁大会」が行なわれ、私も実行委員として大会の準備やサポートをしてきました。
参加人数は170名で昨年より40名増加と盛況でした。PRの範囲を拡大したのが功を奏したようです。
また今回は本県出身の三谷哲也プロが指導碁に駆けつけ、大会盛り上げに一役買ってもらいました。
今回は参加者が増えたこともあり、大会の運営は大変でした。
盤石の運搬から会場の設営、参加者の受付、対局の組合せ、大会終了後の片付けなどを十数人のスタッフで行うのですが、フル回転でさすがに疲れました。
それでもこの大会で「旧交をあたためている人」、「孫ほどの相手に負け嬉しそうにしている人」、「戦い済んで笑顔で帰っていく人」などを見ていると、疲れもやわらぎます。
第19回世界囲碁選手権・富士通杯の決勝戦は7月3日、日本棋院で打たれ、韓国の新鋭・朴正祥六段(21)が中国の周鶴洋九段(30)に白番中押し勝ちし、初優勝した。韓国勢は9連覇。韓国同士の3位決定戦は崔哲瀚九段(21)が李世ドル九段(23)に黒番中押し勝ちした。 日本勢は結城聡九段のベスト8が最高。
(朝日新聞より抜粋)
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優勝した韓国の朴正祥(パク・チョンサン)六段、あまりなじみのない棋士ですが、初出場でいきなり優勝とは驚きです。韓国囲碁界の底辺の広さ、層の厚さを改めて思い知らされる結果となりました。
決勝で敗れた中国の周鶴洋九段、母国の期待、重圧が勝負に影響したのかも知れません。
この棋戦はこれで韓国勢の9連覇。、日本選手としては結城聡九段のベスト8が最高とはさびしいかぎりですね。
日本主催の国際棋戦でこの成績は主催者にとっても残念でしょうが、囲碁を文化として世界にPRするためには今後も継続し、伝統と格調高い棋戦にしてほしいと思います。
依田紀基碁聖(40)に張栩名人・王座(26)が挑戦する第31期碁聖戦5番勝負第1局は7月6日、広島県呉市で打たれ、先番の張名人・王座が半目勝って先勝した。第2局は7月12日、石川県野々市町で打たれる。
中盤まで、黒の実利、白の厚みの展開について、解説の中野寛也九段は「白の厚みがややリード」と話した。
立会人の坂口隆三九段は「最後まで黒がややリード」と判定したが、依田碁聖は終盤、急追し、半目勝負に持ち込んだが、わずかに及ばなかった。
<張名人・王座の話>
ずっと難しい戦いでした。序盤の打ち方がうまくなくて…。最後の最後で勝ちを確信しました。
<依田碁聖の話>
(序、中盤で)右辺の白模様を囲っているような場合ではなかった。いけるかと思っていたが…。
(中国新聞より抜粋)
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現在二冠の張栩名人・王座、半目勝負をきわどく寄り切ったようです。
一方の依田碁聖、布石は総がかりのような趣向の展開でしたが惜しくも敗れました。
この碁聖戦は新聞囲碁連盟という複数の新聞社が主催で、本局は中国新聞、第2局は北國新聞、第3局は静岡新聞が担当のようです。地元の新聞社主催ということで関係者の力も入ることでしょう。
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今回の対局地は広島県呉市。戦前は海軍の町として戦艦「大和」などが誕生したところで、終戦近くには軍港や工場などが米軍による集中爆撃を受けたそうです。
今も世界のどこかで戦火にさらされている地域があると思いますが、戦いは碁や将棋の世界にとどめてほしいものです。