青木喜久代女流棋聖に謝依旻女流本因坊が挑戦していた、第16期女流棋聖戦挑戦手合三番勝負第2局が1月28日に東京都千代田区の囲碁将棋チャンネルで行われた。結果は謝の黒番半目勝ちとなり、2連勝で女流棋聖を奪取した。昨年、女流棋聖位を失い女流2冠だった謝は1年で女流3冠の座に返り咲いた。
【女流棋聖戦第1局】第16期女流棋聖戦挑戦手合三番勝負第1局が1月24日に神奈川県平塚市で行われた。結果は謝の白番中押し勝ちとなり、シリーズ先勝となった。
(日本棋院HPより抜粋)
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第2局は大フリカワリで青木さんの優勢かと思ったのですが、最後は謝さんが半目勝負を制したんですね。乱戦になると、謝さんの動物的感覚が発揮されるようです。
第1局も大乱闘の連続でした。終盤のヨセで謝さんがコウを機敏に打ち回して初戦を飾りました。
これで謝さんは女流三冠に復帰、当分は謝さんの一強時代が続くのでしょうか。
敗れた青木さん、残念でした。今後もママさんプロとして、若手を叱咤激励してほしいですね。
3月7日から始まる「女流名人戦三番勝負」は奥田あや・三段が挑戦者に名乗りをあげ、謝さんと戦います。
昨秋の女流本因坊戦と同一カードとなりますが、このシリーズでは謝さんが3連勝で防衛でした。
奥田さんの善戦が期待されますが、横綱と小結クラスの一戦のような・・・。
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第1局の対局地は神奈川県平塚市「ホテルサンライフガーデン」。本シリーズの第1局は、3期から14年連続の開催となります。
会場はホテルの教会ということですが、女流らしい・・・?。
以前、地元の名産品に「ひらつか囲碁最中」があると聞いたことがあります。
この「最中」を食べながら一局、というのもシャレていると思いますが・・・。