「第2局、白石三段が勝ちタイ」
三谷哲也・六段が白石勇一・三段に先勝して迎えた3番勝負第2局は9月24日、東京・日本棋院でおこなわれ、白石・三段が黒番3目半勝ちし、通算1勝1敗と星を戻しました。決戦となる第3局は10月1日(金)、同所でおこなわれます。
<白石・三段の話>
難しいところでしたが、左下隅に回れたあたりで打ちやすいと思いました。ここまできたら(第3局は)結果を考えずに思い切りやりたい。
<三谷・六段の話>
左下隅で白がいじめられたところではっきり悪かった。形勢判断を誤りました。まずい碁だったので第3局は良い碁が打てるようにしたい。
「第1局、三谷六段が先勝」
三谷哲也・六段(25)と白石勇一・三段(26)との対決となった第35期囲碁新人王戦の決勝3番勝負第1局は9月17日、日本棋院で始まり、、三谷六段が黒番中押し勝ちしました。
<三谷・六段の話>
右辺の戦いが難しくて自信がなかった。右辺の白石を取ったあたりでは打ちやすくなった。
<白石三・段の話>
(一番の後悔は)右辺の白石を取られたところ。何も面白みがなくなってしまった。
(しんぶん赤旗より抜粋)
「三谷バク進、強烈パンチに白石沈む」
(週刊碁、見出しより)
◇ ◇
第1局は三谷・六段がパワーで押し切り、第2局は白石・三段の打ち回しが冴えたようです。
実績では三谷・六段に分がありそうですが、勝負は分かりませんね。
1、2局とも黒番が勝っていますので、ニギリの結果も気になるところです。
白石・三段、名前からすると白番が得意のような気がしますが、関係ないでしょうね。
以前、青森県黒石市と宮城県白石市の囲碁交流大会のニュースを見たことがあります。今も続いているのでしょうか。
三谷・六段は群馬県伊勢崎市の出身で「伊勢崎こども囲碁アカデミー」や、地元小学校の囲碁クラブにも時々来訪されています。
地元囲碁ファンも、三谷・六段の優勝を心待ちにしていることと思います。