「週刊碁」に連載の四字熟語、「つるりん(鶴山淳志八段、林漢傑八段)式観る碁のすすめ」
㊴忍之一字/志田達哉八段
★忍之一字(にんの・いちじ):何かを成し遂げるには、忍耐が一番大切の意。
つる:強烈な地カラでジリジリとしたヨセ合いに耐えるあの超激シブな棋風ね。
りん:あと、志田くんが打ってる時のあの表情!
つる:素敵だよね。碁の楽しさと苦しさを何より雄弁に語ってくれてる感じがする。
りん:志田くんのタイトル戦見てみたいなぁ。修行僧がきらびやかな大舞台に・・・、
つる:修行僧って(笑)。でもたしかにあの禁欲的な雰囲気はそんな感じがするよね。
㊵英俊豪傑/一力遼棋聖
★英俊豪傑(えいしゅん・ごうけつ):多くの人並み外れた才能や能力を持つ優れた人物。
りん:一力さんは唯一、英も俊も豪も傑も全て受け止められる人かもしれない。異次元の強さで、堂々としてて、めちゃくちゃ頭がよくて・・・。
つる:一力さん、めちゃくちゃ真面目で全部に対して全力なんだよね。だから、どんなに特別でも不思議と嫉妬する気にならないのよ。
りん:それはある。一切裏技を使わない。どんな難しいことも全部正攻法で達成する。
(週刊碁より抜粋)
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志田八段所属の中部総本部には「忍之一字」が似合う先輩がいます。
「いぶし銀」と言われた故・島村俊廣九段、「忍の貴公子」の羽根直樹九段。伝統でしょうか・・・。
本因坊戦では勝負師・井山本因坊にストレート負けを喫した一力棋聖、直球勝負が裏目のようでした。
一力棋聖のイメージは「生徒会長」、今後は囲碁界の「棋士会長」か・・・。
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