天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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囲碁書籍/三手の死活

2024-07-31 21:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介  
・書籍名:「すっきり解決 3手の死活」
・発行所:日本棋院 
・著 者:溝上知親
・発行年月:2022年12月
◆内容紹介
対象棋力は10級から有段者まで。
サクサク解ける問題ばかりですので、死活を読みきる達成感と爽快感を味わえるでしょう。
布石やヨセなどの場面でも重要となる「3手の読み」が鍛えられること間違いなしです。

     ○ ● ○

棋力アップのキーワードと言えば「詰碁」ですね。
「こども囲碁教室」の教材&自分の参考書として購入しました。

囲碁教室の教材(対象:2桁級)としては3割くらいは使えそうです。
毎週、宿題で20問ほど配布するのですが、正答率はイマイチです。
もう少し、時間をかけて取り組めばと思うのですがドーモ・・・。

自分の参考書としては「ひと目の感覚アップ」には有効と思います。
ただ、継続するのがムズなところで・・・。

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1年前の記事(2023-07-31):棋戦情報・週刊碁6/5号(碁聖戦挑決、女流立葵杯挑決)

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夏うた/夏の思い出

2024-07-29 21:00:00 | 音楽

東北の一部を除いて猛暑が続いており、エアコンがフル稼働の状況です。
こんな時、涼しげな楽曲は癒されますね。
私がまず頭に浮かぶのは「夏の思い出」でしょうか。

  「夏の思い出」
♪夏がくれば 思い出す~
 はるかな尾瀬 遠い空~

尾瀬には20代の頃に三回くらいは訪れたと思います。
最初は1960年代に会社の同僚と二人で行ったと記憶しています。
当時は尾瀬沼に遊覧船が運航されていました。今では環境問題で即アウトでしょうね。

旅行会社のツアーで行った時は、トップシーズン(6月)で凄い混雑、木道は行列状態でした。
それでも澄み切った空や残雪、湿原の水芭蕉、尾瀬沼、三条の滝など「夏の思い出」は遠くになり・・・。

 

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-07-29):プロ棋士・四字熟語/小林光一、徐文燕

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棋戦情報/勝ち星・連勝(7月26日現在)

2024-07-27 21:00:00 | プロ棋戦

☆勝ち星・連勝(7月26日現在)
★勝ち星ランキング
 ①藤沢里菜女流本因坊 29勝13敗
  井山 裕太王座   29勝15敗
 ③芝野 虎丸名人   26勝10敗
  上野梨紗女流棋聖  26勝14敗
 ⑤上野愛咲美女流立葵杯 25勝13敗
 ⑥三浦 太郎三段   22勝5敗
  加藤 千笑三段   22勝7敗
  一力  遼棋聖   22勝8敗
 ⑨福岡航太朗五段   20勝6敗
 ⑩許  家元九段   19勝9敗
  牛  栄子四段   19勝12敗
  星合 志保四段   19勝13敗
  (女流、若手棋戦を含む)

★ただいま連勝中!
 〈10連勝〉
   一力  遼棋聖(5/14〜)
 〈9連勝〉
   辻   華三段(4/22〜)
 〈8連勝〉
   鶴田 和志六段(5/6〜)
 〈7連勝〉
   鶴山 淳志八段(4/4〜)
   (日本棋院『棋道web』より抜粋)

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「勝ち星ランキング」トップは藤沢里菜さんと井山裕太王座。藤沢さんは扇興杯優勝、井山さんは碁聖防衛とタイトル戦勝利が大きかったですね。
3強の井山、芝野、一力も奮闘。若手の三浦、福岡も星を伸ばしていいます。
女流では牛栄子さんがベスト10に入ってきました。

「連勝記録」では一力さんが10連勝、名人戦リーグでは無敗で挑戦権獲得。トップ棋士として盤石の強さです。辻華さんの9連勝も注目ですね。

 

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1年前の記事(2023-07-27):第48期碁聖戦第2局/井山が2連勝

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日本棋院創立100周年

2024-07-25 21:00:00 | 囲碁

日本棋院のホームページや月刊・碁ワールドなどで「日本棋院創立100周年」の記事が多く載っており、記念イベントもいろいろあるようです。

私が囲碁と関わるようになって50年ほどでしょうか、囲碁界の衰退を認めざるを得ませんね。
「社会の変化に追随できなかった」ということでしょうが、「これからどうするか」ムズなところで・・・。
「Make History ~さらなる100年に向けて~」(月刊・碁ワールドより)

大正13年(1924年)、現代の日本に比べると生活は質素でしょうが、精神的な疲労感は少なかったように想像します。「豊かさとは?」・・・。

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1年前の記事(2023-07-25):サマー囲碁カーニバル-2023

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碁聖戦第3局/井山碁聖が4連覇

2024-07-23 21:00:00 | プロ棋戦

第49期碁聖戦五番勝負の第3局が7月19日(金)に東京都千代田「日本棋院東京本院」で行われ、
井山裕太碁聖が芝野虎丸名人に黒番2目半勝ちをおさめ3連勝で防衛。碁聖4連覇となった。
この防衛によって井山碁聖は通算タイトル獲得数が76(趙治勲名誉名人のタイトル獲得数に並ぶ)、碁聖獲得10期単独トップ、碁聖戦五番勝負11連勝中となった。
   (日本棋院『棋道web』より抜粋)

     ○ ● ○

碁聖4連覇、通算10期獲得の井山碁聖(35)、苦戦の局面も変幻自在の変わり身で防衛を果たしました。
敗れた芝野名人(24)、井山マジックに惑わされたか・・・。

現在7大タイトルは一力3冠(棋聖、天元、本因坊)、井山3冠(王座、碁聖、十段)、芝野1冠(名人)となっていますが、勢いは一力、井山、芝野の順でしょうか。

井山1強の時代から十数年、国内外の棋戦での活躍は驚異的ですね。
井山さんに並ぶ精鋭が揃うのはいつか・・・。

 

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1年前の記事(2023-07-23):第78期本因坊戦第7局/一力が本因坊奪取!

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群馬・県民囲碁大会-2024

2024-07-21 21:00:00 | 囲碁群馬

油井原さん(Aクラス)優勝
第21回県民囲碁大会が7月15日、高崎市の市民活動センター・ソシアスで開かれた。
県内に在住、在勤、在学する小学2年生~90代の145人が出場。
最もレベルの高いAクラスは油井原大碁さん(高崎市)が優勝した。
太田市出身のプロ棋士、木部夏生三段による恒例の指導碁も行われた。

◎各ブロック優勝者
A:油井原大碁(高崎) B:家上紘弥(玉村)
C:倉持虹汰(玉村)  D:山宮明久(前橋)
E:野村京子(前橋)  F:小谷雅春(伊勢崎)
G:真尾英二(高崎)  H:金井良祐(前橋)
I:小林陽太(伊勢崎) J:吉村晃輔(高崎)
K:藍澤果歩(伊勢崎) L:原 藝泰(伊勢崎)
      (上毛新聞より抜粋)

     ○ ● ○

今大会の出場者は145人、前回が152人でしたのでほぼ横ばいの状況です。

Aクラス優勝は油井原大碁さん。高校選手権で名前は見たのが20年ほど前、強豪の再来です。
あとAクラスの地田友香さん、10年ほど前に小中学生団体戦で全国大会出場、女流実力者の再来です。

運営面では、前日に会場整備ができるのはありがたいですね。
対戦では高齢者が多く、段取りに苦戦する局面も・・・。
今回は女性スタッフが多く参加、細やかな対応で運営面の大きな力となりました。


前日の会場整備


一般の部


ジュニアの部

成績詳細は「群馬県の囲碁情報」

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1年前の記事(2023-07-21):群馬・県民囲碁大会-2023

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中根九段vs.AI、十二番碁(第8局)

2024-07-19 21:00:00 | 囲碁

月刊・碁ワールドに1月号から連載の「打ち込み十二番碁、中根直行九段vs.AI(Katago)」。
互先からスタートして負けると次回は定先、さらに負けると二子、三子とハンデが変わっていく仕組み。

●8月号/第8局(5子局)中根黒番
【第1譜】
・指導碁で置いて打つ人の気持ちがわかる
・強い人が言う「優雅に打つのが良い」
・セキでも良いというスタンス
【第2譜】にくい様子見
・セキ → コウの問題が深刻に
【第3譜】盲点だった石の下
・コウ材で誤算
【第4譜】沢山取ったけど・・・
・フリカワリ「不利か?悪(わり)い?」と思った
・カッコつけずに普通でよかった
【第5譜】また負けた
・勝負手を放ち潰れた
・AIに勝負手など通用しないって!

     ○ ● ○

まさかの5子局敗退、持ち時間一手20秒はプロでも厳しそうです。
メンタル面でAIには敵わない・・・。

プロにとって「簡明に打てば」というのが足かせか?

次は6子局ですか、置碁の見本を見せてほしいですね。
勝利に直行!!

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1年前の記事(2023-07-19):プロ棋士/勝ち星ランキング(2023/7/14現在)

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扇興杯女流最強戦/藤沢が4回目の優勝

2024-07-16 21:00:00 | プロ棋戦

第9回扇興杯女流最強戦の決勝が7月14日(日)に滋賀県東近江市の「迎賓庵あけくれ」で打たれ、藤沢里菜女流本因坊が上野愛咲美女流立葵杯に白番2目半勝ちをおさめ第6回(2021年)以来、4回目の扇興杯優勝となった。藤沢の扇興杯優勝4回は最多、次点は2回の牛栄子四段。
   (日本棋院HPより抜粋)

     ○ ● ○

4回目優勝の藤沢・扇興杯(25)、中盤まで苦戦でしたが、終盤のヨセ勝負で差し切った一局でした。
敗れた上野愛咲美・立葵杯(22)、持ち味である力強さ発揮も終盤で失速・・・。

女流タイトルは藤沢さんが三冠(女流本因坊、女流名人、扇興杯)、上野愛咲美さんが女流立葵杯+新人王、上野梨紗さんが女流棋聖。
これで藤沢さんが女流トップに立ちました。追う立場となった上野愛咲美さん、今後の追撃はいかに・・・。

 

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1年前の記事(2023-07-16):第78期本因坊戦第6局/井山連勝で決着は最終局へ

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碁聖戦第2局/井山が連勝

2024-07-14 21:00:00 | プロ棋戦

第49期碁聖戦五番勝負の第2局が7月13日(土)に石川県金沢市「北國新聞会館」で行われ、井山裕太碁聖が芝野虎丸名人に白番中押し勝ちをおさめ防衛まであと1勝とした。第3局は7月19日(金)に日本棋院東京本院で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

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2連勝の井山碁聖(35)、難戦の攻め合いを絶妙のシノギで振り切りました。
敗れた芝野名人(24)、怒涛の攻めに迷いが・・・。

防衛に王手をかけた井山さん、しぶといですね。将棋では羽生さんが長期にわたりトップクラスで活躍しましたが、同じ感じでしょうか。
芝野さんは先の十段戦で井山さんにタイトルを奪われ、リベンジしたいところですが「はて?」。

 

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1年前の記事(2023-07-14):第17回朝日アマ名人戦全国大会/夏さんが初優勝

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棋戦情報/勝ち星・連勝(7月12日現在)

2024-07-12 21:00:00 | プロ棋戦

☆勝ち星・連勝(7月12日現在)
★勝ち星ランキング
 ①上野梨紗女流棋聖  26勝11敗
  藤沢里菜女流本因坊 26勝12敗
 ③井山 裕太王座   25勝15敗
 ④芝野 虎丸名人   24勝8敗
  上野愛咲美女流立葵杯 24勝11敗
 ⑥三浦 太郎三段   20勝5敗
  一力  遼棋聖   20勝8敗
 ⑧福岡航太朗五段   19勝5敗
  星合 志保四段   19勝12敗
 ⑩六浦 雄太八段   18勝4敗
  酒井 佑規五段   18勝5敗
  中野 奨也三段   18勝5敗
  加藤 千笑三段   18勝7敗
  (女流、若手棋戦を含む)

★ただいま連勝中!
〈8連勝〉
  一力  遼棋聖(5/14〜)
〈7連勝〉
  辻   華三段(4/22〜)
〈6連勝〉
  横塚  力七段(5/27〜)
  鶴田 和志六段(5/6〜)
   (日本棋院『棋道web』より抜粋)

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「勝ち星ランキング」トップは前回同様に上野梨紗さんと藤沢里菜さん、着実に星を伸ばしています。
3強の井山、芝野、一力は安定感があります。一力さんは名人リーグで全勝街道、挑戦権の最有力候補。
若手の三浦、福岡も相変わらず強いですね。

「連勝記録」では孫喆さんに替わり一力さんがトップ。応氏杯世界選手権、名人リーグとトップクラスでの活躍が光ります。

 

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1年前の記事(2023-07-12):少年少女囲碁強化練習会2023

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