ワールド碁チャンピオンシップ2018の決勝が、3月19日(月)に東京都千代田区の「日本棋院東京本院」で行われた。結果は韓国の朴廷桓(パク・ジョンファン)九段(25)が、井山裕太九段(28)に128手までで白番中押し勝ちをおさめ優勝を決めた。朴九段は昨年に続いての優勝で2連覇を達成。井山九段は2013年のテレビアジア杯以来自身2回目となる世界戦優勝を狙ったがならなかった。
3月18日(日)に行われた準決勝は、井山裕太九段-山下敬吾九段の日本勢対決と、朴廷桓九段(韓国)-柯潔九段(中国)の組み合わせとなった。先に決勝進出を決めたのは韓国の朴廷桓九段。もう一方の対局は、井山九段が山下九段に勝利し決勝進出を決めた。
準決勝の結果(左側が勝ち)
・井山裕太九段 中押し 山下敬吾九段
・朴廷桓九段(韓国) 中押し 柯潔九段(中国)
(日本棋院HPより抜粋)
「朴廷桓が連覇、世界一の本領発揮」 「井山準V、流れ掴めず苦戦」
(週刊碁見出しより)
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2連覇達成の朴さん、非公式の統計ながら朴さんは世界ランキングのトップとのこと。【本領発揮】で順当な結果というところでしょうか。
準優勝の井山さん、序盤から苦しい展開で流れを断ち切れなかったようです。
本棋戦「ワールド碁チャンピオンシップ(WGC)」は昨年創設され、日本単独開催としては現在唯一の世界戦とのこと。認知度はイマイチですが、今後のイメージアップに期待しましょう。
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