天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第28回群馬県女流アマ囲碁大会/久保田さん優勝

2015-01-31 21:22:55 | 囲碁群馬

「久保田さん(高崎)が優勝、準V小鮒さん(伊勢崎)と全国へ」
第28回県女流囲碁大会が1月25日、前橋市紅雲町の群馬囲碁センターで開かれた。「全日本女流アマ選手権大会」の予選を兼ねた代表選は9名が参加。久保田紀代子さん(高崎市)が優勝、小鮒すみれさん(伊勢崎三中3年)が準優勝した。2人は県代表として3月の選手権大会に参加する。
ハンディ制の親睦戦は6人が参加。宮内俐果さん(伊勢崎名和小4年)が優勝、柳原愛璃さん(同宮郷小6年)が準優勝たった。

    ◇   ◇

代表戦は久保田さんが久しぶりに優勝戦線に登場、小鮒さんを破り県女王に輝きました。組み合せの運にも恵まれましたね。
準優勝の小鮒さんは3年連続の県代表、今回は受験前で大変だったそうです。
全国大会では苦戦しそうですが、楽しんでもらいたいと思います。

本大会の参加者は15人(代表戦9人、親睦戦6人)と減少傾向。関係者にとっては悩むところですが、PR方法や敷居を低くするなどの工夫が必要ですね。

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囲碁書籍/小林流布石の教科書

2015-01-29 19:33:22 | 本と雑誌

◆書籍紹介
 ・書籍名:基礎からわかる「小林流布石の教科書」
 ・発行所:マイナビ
 ・著者:小松英樹
 ・発行年月:2004年11月
◆内容紹介
足早で地にからい小林流の思想を生かすためにはどのような考え方で臨むべきか、布石の本質をじっくりと説明し、その後に各種の変化に対する対策を伝えます。

    ◇  ◇

5年ほど前、NHK囲碁講座で「小林光一の攻めの構想小林流」が放送されました。
それ以来、実戦で愛用していますが応用範囲を広げようと買ってみました。
まだ全部読んでいませんが、75点くらいの評価でしょうか・・・

放送当時、並行して「NHKテレビテキスト・囲碁講座」にも掲載されていましたが、こちらの方が分かり易かったように思います。
ただ、この月刊誌はもう処分してしまい、手元のないのが残念・・・

マイナビの「基礎からわかる布石」シリーズはほかに、三連星、ミニ中国流、中国流、白番布石があるようです。
どんな棋書もそうですが、中途半端な理解ではダメですね。自戒の念を込めて・・・

 

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第62回NHK杯/ベスト8決まる

2015-01-27 20:55:58 | プロ棋戦

「第62回NHK杯テレビ囲碁トーナメント」は先日の放送でベスト8が決まりました。
年齢順で見ると以下となります。

 ・羽根直樹・九段(38)
 ・高尾紳路・二冠(38)
 ・張 栩 ・九段(35)
 ・黄 翊祖・八段(27)
 ・井山裕太・四冠(25)
 ・村川大介・王座(24)
 ・伊田篤史・八段(20)
 ・一力 遼・七段(17)

井山四冠が若いと思っていましたが、年下が3人もいます。活躍する棋士の年齢は確実に下がっていますね。
それでも中国、韓国に比べると、30代が頑張っています。

今期の特長、昨年まで驚異的な連勝を続けてきた結城九段。伊田八段に打ち取られ四連覇が消えてしまいました。残念・・・

平成四天王では羽根、高尾、張の3人は残っていますが、山下九段は黄八段に敗れています。早碁は苦手か・・・

女流棋士は4人が参加、謝さんと向井さんは1回戦は勝利したものの、2回戦で敗退。知念さん、青木さんは1回戦を突破できませんでした。

初出場では伊田八段と一力七段はベスト8に進出しましたが、洪清泉二段、鈴木嘉倫七段は初戦で敗退でした。

優勝の行方ですが、本命は井山四冠、あとは予想が難しそうです。
十代の一力さんも頑張ってほしいですね。

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第18期女流棋聖戦/謝女流棋聖が先勝!

2015-01-25 20:44:32 | プロ棋戦

謝依旻女流棋聖に小西和子八段が挑戦する第18期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦手合三番勝負の第1局が1月22日に神奈川県平塚市で行われた。結果は白番の謝女流棋聖が中押し勝ちをおさめシリーズ先勝となった。第2局は1月29日に東京・日本棋院で行われる。
    (日本棋院HPより抜粋)

「謝依旻 始動、冷や汗ものの勝利」 「小西、主導権握るも失速」
    (週刊碁、見出しより)

    ◇   ◇

中盤でピンチを迎えた謝さんでしたが、小西さんの錯覚をとらえて初戦を飾りました。
優勢に打ち進めた小西さんでしたが、魔が差したのでしょうか無念の錯覚・・・

現在女流棋戦は四つ(女流本因坊、女流名人、女流棋聖、会津中央病院杯)。謝さんと藤沢里菜さんが二冠を占めています。
少し前までは謝さんの独走状態でしたが昨年、藤沢さんが二冠を奪取。女流碁界の勢力図も変化の兆しが・・・

挑戦者の小西さんは関西棋院所属のためあまり馴染みがありませんが、謝さんより17歳ほど先輩になります。
関西棋院の吉田美香さんと同世代のようですが、ベテランの味を出してほしいですね。

    ◇   ◇

今回の対局地は神奈川県平塚市「ホテルサンライフガーデン」。本シリーズではお馴染みの会場です。

平塚は東海道五十三次の7番目の宿場。箱根駅伝の中継所にもなっていますね。

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加悦さん、県文化奨励賞祝賀会

2015-01-23 19:09:01 | 囲碁群馬

先日(1/20)、加悦正昭さん(伊勢崎)の「群馬県文化奨励賞」受賞祝賀会が行われ、「伊勢崎小学校囲碁クラブ」「伊勢崎こども囲碁アカデミー」の関係者など20名ほどが参集しました。
本賞で囲碁関係は初めてだそうですが、県内の文化活動として認められたのは喜ばしいことです。

囲碁普及の関係者は「囲碁は伝統文化」と認識しているでしょうが、一般の囲碁ファンは「碁は勝負事」という見方が多いように思います。
中国ではマインド・スポーツとして扱っていますね。

「囲碁は文化か・・・」ムズなところですが、伝統文化として浸透してほしいと思います。

 

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普及指導員研修会

2015-01-21 20:37:47 | 囲碁

先日(1/18)「日本棋院・普及指導員研修会」が開催され、初めて参加してきました。
出席者数は90名ほどで、首都圏の方が7割くらいでしょうか。

◎水間俊文・七段の入門者指導法
 ・子どもは大人が細かいことを教えても記憶に残らない
 ・実戦を通して、自ら問題に気付くことで力になる
大人は教えたがるのですが、現場の空気を読まないとダメですね。

◎体験報告(6名)
いろいろ工夫されているようですが、活性化のヒントになるような内容はイマイチでしたか。
「公民館に負けない碁会所づくり」という報告は、フムフムと・・・

◎依田九段の「筋場理論」講座
指導者向けの講座として、依田九段が「筋場」について解説がありました。「週刊碁」でも掲載されていましたが、ザル碁党にはムズなところで・・・

「筋場理論」という棋書を購入した方は依田九段のサインが貰えるということで、売店に行ったのですが即売り切れ。日本人はこういうイベントに弱いんだナァ・・・

◎懇親会
この研修会へは「伊勢崎こども囲碁アカデミー」スタッフのKさんと参加したのですが、それ以外はほとんど初対面。いろいろな方と交流したかったのですが、社交性に乏しい当方としてはなかなか・・・

今回参加して思ったのは「指導者の熱意が伝わる雰囲気作り」でしょうか。

 

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第39期棋聖戦第1局/井山棋聖が半目先勝!

2015-01-19 21:29:08 | プロ棋戦

井山裕太棋聖に山下敬吾九段が挑戦する、第39期棋聖戦挑戦手合七番勝負の第1局が1月15、16日に大阪府大阪市のウェスティンホテル大阪で行われた。結果は黒番の井山が半目勝ちをおさめ、タイトル防衛・3連覇へ好スタートを切った。第2局は青森県八戸市の「八戸パークホテル」で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「井山先勝、激闘開幕 2期連続VS.山下」 「超難解な半目ヨセ勝負、互いに必死のコウ争い」
    (週刊碁、見出しより)

    ◇   ◇

棋聖戦7番勝負、第1局は井山棋聖が超乱戦を制しての勝利でした。
敗れた山下九段、前期の本シリーズ第1局も同じ半目負け、苦難のスタートになりましたね。

それにしても勝敗を左右するポイントが多く、アマ囲碁ファンには難しい時代です。
昭和の碁が懐かしい・・・

    ◇   ◇

今回の対局地は大阪市の「ウェスティンホテル大阪」。都会のホテルでの対局が多くなりました。

大阪は20代の頃にかけ足で大阪城を巡った程度で、ほとんど記憶に残っていません。

大阪のご当地ソングはいろいろありますが、海原千里・万理の「大阪ラプソディー」。雰囲気が伝わってきますね。

 「大阪ラプソディー」
作詞 山上路夫  作曲 猪俣公章
唄 海原千里・万里

♪ あの人もこの人も~ そぞろ歩く宵の街~
  どこへ行く二人ずれ~ 御堂筋は恋の道~

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国際棋戦は今年も苦戦・・・

2015-01-17 21:11:34 | 囲碁

年末から新年にかけて国際棋戦がいろいろありました。

・「第4回日中韓・世界囲碁名人争覇戦」
日本の井山名人は初戦で韓国の朴永訓名人を破るも、決勝戦で中国の陳耀名人に半目差で敗れ準優勝。

・「第10回春蘭杯世界囲碁選手権」
日本勢からただ一人ベスト8に進出した張栩九段、中国の古力九段に敗れ準決勝進出ならず。

・「第16回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦」
第2ラウンド最終第10戦で井山が勝ち3月の第3ラウンドに望みを繋いだ。残っている選手は日本1、中国3、韓国1。

そのほかに「利民杯世界星鋭最強戦」「第4回ワールドマインドゲームズ」なども目立った活躍はできませんでした。
若手の選手層の厚さなどを考えると、国際棋戦の勢力図は中国優勢の図式になりそうですね。

世界戦で日本の春はいつ訪れるのか・・・

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囲碁書籍「ひと目の手筋」

2015-01-15 18:48:56 | 本と雑誌

◆書籍紹介
 ・書籍名: 「ひと目の手筋」 (やさしい問題の反復練習)
 ・発行所:毎日コミュニケーションズ
 ・著者:趙 治勲
 ・発行年月:2003年06月
◆内容紹介
「ひと目の手筋」は、そのタイトルどおり基本的手筋集。難しい問題を時間をかけて解くより、簡単な問題を数多く解くことが、級位者にとっては上達の早道。繰り返し問題を解くことで自然に筋を覚えられる。

    ◇  ◇

以前、同じシリーズで「ひと目の詰碁」を紹介しましたが、本書はその姉妹編になります。
問題が167問、文庫本サイズで便利だと思います。

趙治勲さんのこのシリーズ(マイナビ囲碁文庫)はいろいろ出ていますが、「ひと目の詰碁」と「ひと目の手筋」が有益かと・・・

こども囲碁教室(伊勢崎こども囲碁アカデミー)では成績優秀者に本書を進呈しており、今年から教材として使おうと思っています。
そのためには反復練習して、100%理解しないと・・・

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天下五段への道は遠い

2015-01-13 19:08:12 | 囲碁

「天下五段」の目標を掲げて、何年の月日が過ぎたことでしょう。
どこに出ても「五段です!」と胸を張って言える日は来るのか・・・

碁友からは「諦めてザル碁党で楽しんだら・・・」と言われますが、まだまだと思っています。
ただ、願望だけではダメですね。目標達成のために何をすればよいのか・・・
「詰碁、棋譜並べ、実戦」が上達の三要素と言われます。

「詰碁」は面倒なんですよね。一週間もすると忘却のかなたに・・・
「棋譜ならべ」、名人の碁を並べてもどういう意図なのかサッパリ・・・
「実戦」、ネット碁で局数だけは稼いでいますが、勝った負けたの繰り返しで・・・

「デフレ脱却」じゃなくて、「ザル碁党脱却」はもう少し先になりそうです。

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