天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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アマ本因坊戦群馬県大会2016/中学3年・松永さん優勝

2016-06-30 20:30:00 | 囲碁群馬

「第62回全日本アマチュア本因坊決定戦」の県大会本戦が6月26日、高崎市中央公民館で開かれた。予選を勝ち抜いた15人が出場。前橋市立一中3年の松永有さん(14)が、会社員の辻井一郎さん(50)に勝利して初優勝し、「群馬県アマ本因坊」の称号を獲得した。松永さんは8月20、21日に開かれる全国大会に出場する。

   ◇   ◇

6月19日に行われた県予選、40名が熱戦を展開。本選出場者15名は次の通り。
▽辻井一郎 ▽樫村仁 ▽金谷 渡 ▽石井成幸 ▽松永有 ▽大滝翔太 ▽市村直太郎 ▽栗原忠継 ▽石井蓮 ▽吉野延美 ▽上武和夫 ▽宮沢優希 ▽佐藤義栄 ▽石関輝之 ▽金田行正
    (毎日新聞群馬版より抜粋)

   ◇   ◇

松永くんは5月に行われた「少年少女囲碁大会・中学生の部」で優勝。6月の「小中学校団体戦・中学校の部」でも主将として優勝。5月のアマ名人戦県大会は5位でしたが、この本因坊戦では優勝と大活躍です。
松永くんの対局を見ていると、他の選手に比べ必死な感じが伝わってきます。ただ、見ている側は息苦しい・・・。

昨年のアマ名人戦県大会では中学2年の藤本くんが優勝しており、群馬囲碁界も十代が活躍する時代になりましたね。

   ◇   ◇

1年前の記事(2015-06-30):アマ本因坊戦群馬県大会2015/桐生の奈良さん優勝

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玉村町こども囲碁入門教室2016

2016-06-28 20:30:00 | こども囲碁

一昨日(6/26)、「玉村町こども囲碁入門教室」が開催され、19名の児童+保護者で30数名が参加しました。
今回の講師はプロ棋士ではなく、群馬少年少女囲碁協会の三谷代表にお願いしました。プロ棋士を呼ぶ場合、事前の手続きが大変なんですね。

参加者の学年は幼稚園・保育所の年中~小学6年と幅広く、やや焦点がボケてしまった感じでした。
反省点としては座席の配置を自由にしたところ、高学年生や少し知識のある児童が前列に座って幅を利かし、低年齢の児童が後列で委縮気味だったことでしょうか。
主催者側としては、低年齢層をメインにしたかったのですが・・・。

進行面では2時間弱でルールから対局まで詰め込み過ぎかも、ポイントを絞る工夫が必要か・・・。

会場スタッフは10名ほど、事前の進行などをもう少し詰めておく必要があったかも知れません。
スタッフと児童のコミュニケーションも工夫が必要ですね。

参加者の中で何人が囲碁を続けてみたいと思うか? これが問題です。 

   ◇   ◇

1年前の記事(2015-06-28):第40期碁聖戦第1局/井山碁聖が開幕先勝!

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第3回会津中央病院杯/謝が初優勝!

2016-06-26 20:30:00 | プロ棋戦

第3回会津中央病院杯・女流囲碁トーナメント戦の決勝戦が、6月17日(金)、18日(土)の両日、福島県会津若松市で行われ、謝依旻女流本因坊が青木喜久代八段に白番4目半勝ちをおさめ優勝した。
これにより謝女流本因坊は女流5棋戦のうち4棋戦で頂点にたち、自身の持つ女流棋士史上最多タイトル獲得記録を24と更新した。
   (日本棋院HPより抜粋)

「謝 女流四冠、全冠制覇を視野に」 「青木、局面打開できず」
   (週刊碁見出しより)

   ◇   ◇

謝さんが力強い攻めで決戦を制し四冠に、強い・・・。
敗れた青木さん、いっぱいに打つ棋風が仇となったか・・・。

謝さんは女流5棋戦で四冠制覇ということですが5番目は何だっけ? 
日本棋院HPで「第1回扇興杯女流最強戦」と知りました。現在、ベスト4(向井、藤沢、謝、青木)が決まり、来月の準決勝ではまたも謝-青木戦。大変ですね・・・。

   ◇   ◇

今回の対局地は福島県会津若松市、東山温泉「今昔亭」。会津中央病院杯では定番のようです。

会津若松市は1955年(昭和30年)に周辺の7村を編入し、「若松市」から「会津若松市」に変更。これは福岡県の「若松市」と混同しないためとのこと。
ただ、1963年(昭和38年)に福岡県若松市は北九州市若松区となってしまった・・・。
個人的には「会津」の名が残るのは賛成ですね。

   ◇   ◇

1年前の記事(2015-06-26):お田植え

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棋士の本棚(甲田明子・三段)/ナミヤ雑貨店の奇蹟

2016-06-24 20:30:00 | プロ棋士

◆書籍紹介
 ・書籍名:「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
 ・発行:角川文庫
 ・著者:東野圭吾
 ・発売日:2014/11月
◆内容紹介
悩み相談お任せください――。
時空を超えて交わされる、温かな手紙交換。過去と現在が鮮やかに繋がったとき、すべての真実が明らかになる。すべての人に贈る、感動と驚愕の物語。

   ◇   ◇

「週刊碁/棋士の本棚(6月13日号、第120回)」は甲田明子・三段の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」でした。

著者の東野圭吾はベストセラー作家ですが、今まで読んだことはありません。
ベストセラーというと「たそがれ世代」は敬遠気味になります。歴史物やエッセイを好む人が多いかも・・・。
「棋士の本棚」で取り上げられなかったら、本書も読む機会がなかったでしょうね。

テーマは「悩み相談」。人生の岐路の判断は、自身が責任をとる覚悟があればOKか・・・?

人生登り坂の頃は人生観や生き方など、本から学ぶこともあったのですが下り坂になるとドーモ・・・。

   ◇   ◇

甲田明子・三段(40)は東京都出身。岩田一九段門下。
同門に首藤瞬七段、鈴木歩七段、白石勇一六段、鈴木伸二六段、原幸子四段、竹清勇四段。

昨年の成績は6勝13敗と苦戦ですが、囲碁教室など普及活動で活躍しているようです。

   ◇   ◇

1年前の記事(2015-06-24):仮想旅行記

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第64回NHK杯/初出場の本木、勝利

2016-06-22 20:30:00 | プロ棋戦

6/12に放送の「第64回NHK杯テレビ囲碁トーナメント/1回戦第11局」、対戦は「本木克弥七段VS清成哲也九段」。
中盤までは白の清成九段が本木七段の力をいなし順調でした。後半、本木七段の猛攻に清成九段が対応を誤りゲームセット。初出場の本木七段、強打で白星で飾りました。

若手VSベテランの対決は「若手の攻め、ベテランのシノギ」というパターンが多いようですが、本局も同様の展開でした。
世代対決というと若手に注目がいくようですが、ベテランの踏んばりも応援しましょう・・・。

今期のNHK杯は女流4人が出場、3人(謝、藤沢、鈴木)が1回戦を突破し、がんばっています。
特に「藤沢里菜VS王銘エン」戦では里菜さんの大胆な捨て石作戦が光りました・・・。

   ◇   ◇

1年前の記事(2015-06-22):第70期本因坊戦第4局/山下が初勝利!

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第71期本因坊戦第4局/井山が3連勝!

2016-06-20 20:30:00 | プロ棋戦

第71期本因坊戦挑戦手合七番勝負の第4局が6月13日(月)、14日(火)に長崎県西海市ので行われた。結果は白番の井山が中押し勝ちし、3連勝でタイトル防衛まであと1勝とした。第5局は6月29日(水)、30日(木)に福島県福島市で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「井山3連勝、自信から来る大胆さ、決断の強手で高尾破る」
   (週刊碁見出しより)

    ◇   ◇

初戦敗れたものの3連勝で防衛に王手をかけた井山七冠、緻密さと大胆さで押し切りました。
カド番に追い込まれた高尾九段、井山七冠の強打にタジタジか・・・。

3-1のスコアになり井山七冠の防衛濃厚となりましたが、高尾九段にも一矢報いてほしいところですね。

    ◇   ◇

今回の対局地は長崎県西海市の「オリーブベイホテル」。本因坊戦では3年連続の開催地とのこと。

西海市は、長崎市と佐世保市との中間に位置し、西海国立公園、大村湾県立公園、西彼杵半島県立公園の3つの自然公園に指定されているそうです。

西海市の市章は白石が五つ並んでるように見えましたが、これは西海市のイニシャル『S』をモチーフにしたとのこと。本因坊戦の開催地にちなんで囲碁をアピールしては・・・。



 ↑ 西海市章

   ◇   ◇

1年前の記事(2015-06-20):元勤務先の同窓会

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対局相手にイライラすること・・・

2016-06-18 20:30:00 | 囲碁

今週の週刊碁「治勲の人生相談/お悩み天国」。

Q:手合の時、嫌いな相手と向かい合うのが苦痛です。終局後には感想戦もしなければいけない。すぐにでも立ち去りたいのですが・・・。先生はそんなことはありますか?(山田規三生 棋士)

山田九段からの投稿というのが何とも・・・。

治勲さんの回答ですが、今回はキレ味がイマイチ・・・。
参考になるのは「自分が気付かないところで相手を不快にさせていることは少なからずありそう・・・」ナルホド、実生活でもありそうですね。

私が苦手な相手は「長考する人」、対局にもリズムがあると思います。
逆にネット碁の場合、やたらに「早打ちの人」がいます。これもこっちのペースを乱される・・・。
対局の「間合い」を大切にしたいですね。

   ◇   ◇

1年前の記事(2015-06-18):幼児向け囲碁パズル「よんろのご」

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囲碁用語:手順前後

2016-06-16 20:30:00 | 囲碁

囲碁の解説などで「手順前後」という言葉がよく出てきます。
今打った方がいいのか、後に残した方がいいのか・・・。

Q:正しい手順を身につける勉強法は? 
A:地道に定石の研究や棋譜並べでしょう。ただ、ザル碁党にはキツイ・・・。

「手順前後」はプロでもムズな局面もあり、一筋縄ではいかない問題のようです。

   ◇   ◇

「手順前後」は囲碁に限らず実生活でもいろいろなシーンで登場します。
ときにはトラブルの原因になったり、笑い話のネタになったり・・・。

「できちゃった結婚」も以前は手順前後という風潮でしたが、今や当然の成り行きか・・・。

   ◇   ◇

1年前の記事(2015-06-16):こども囲碁大会・新聞取材について

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兄姉・弟妹、どちらが伸びるか?

2016-06-14 20:30:00 | 囲碁

こども囲碁教室には兄弟・姉妹で通う生徒が多くいますが、どちらが伸びるか?

プロ棋士では弟・妹の方が上位のケースが多いようです。小林覚九段、山田規三生九段、向井千瑛五段など・・・。
弟妹が兄姉とほぼ同じ時期に囲碁を始めた場合、開始年齢が早くなり、その分勉強期間が長く有利ではないかと・・・。

こども囲碁教室の場合、どうも兄姉の方が伸び方が優っているように見えます。
兄姉の方が自発的に始め、弟妹の方は受動的な感じでしょうか。

一人っ子の場合はどうか?
親の期待が大きく、プレッシャーに負けなければ大成するかも・・・。

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1年前の記事(2015-06-14):【小・中学校囲碁団体戦】群馬県大会2015

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【小・中学校囲碁団体戦】群馬県大会2016

2016-06-12 20:30:00 | こども囲碁

今日は「第13回文部科学大臣杯小・中学校囲碁団体戦」の県大会が開かれました。
中学校の代表戦は5/8に行われており、今回は小学生の代表戦及び親睦戦です。
34チーム(複数校による混成チーム含む)、104人が参加しました。

小学校の部(代表枠3校)は1位:玉村・南小、2位:伊勢崎・北小、3位:伊勢崎・広瀬小が県代表に決定です。
2位の伊勢崎・北小、今まで上位に届かなかったのですが大躍進。囲碁をする生徒も多く今後が楽しみですね。

全国大会では是非、上位入賞を果たしてほしいと思います。
どの学校も3名の精鋭を揃えるのはムズなところ、ポイントは三将の実力でしょうか・・・。

囲碁は個人競技が基本ですが、生徒にとって団体戦は楽しそうでした。
仲間意識を高める意味ではgoodだと思いますね。

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↑ 小学校1位:玉村・南小


↑ 対局風景

   ◇   ◇

1年前の記事(2015-06-12):将棋名人リーグの棋士は年齢が高い

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