先日(12/25)、「伊勢崎市立名和小学校/囲碁クラブ」の後期囲碁大会が行われました。
大会参加者は29人(19路盤:12人、13路盤:8人、9路盤:9人)で、総部員数の半分以下でしょうか。
昨年の本大会が47人でしたので減少傾向が心配です。
「名和小囲碁クラブ」は毎週月曜日に活動しているのですが、「ハッピーマンデー」で祝日になったり、運動会などの振り替え休日になったりで、結構休みが多かったですね。仕方のないことですが・・・
週1回の活動時間は1時間弱、ここだけの練習では棋力アップもムズなところで、意欲のある生徒は他の囲碁教室に通うことになります。
それでもこの「学校囲碁クラブ」がきっかけで囲碁に親しむ生徒が増えれば、スタッフも苦労が報われるということでしょうか・・・
「第4回倉敷吉備真備杯こども棋聖戦」が12月13、14日に岡山県倉敷市で行われた。低学年の部は福岡航太朗(東京・筑波大学附属小3年)くんが、高学年の部は森田拳(京都・京都市立下京渉成小6年)くんがそれぞれ優勝した。
(日本棋院HPより抜粋)
◇ ◇ ◇
低学年、高学年のベスト8メンバーを見るとやはり都市部の選手が強いですね。人口も多いので囲碁教室(道場)など、環境に恵まれているのでしょう。
そんな中で地方区の群馬、山梨、静岡、石川、高知からベスト8に1名づつ入っており、「がんばっているな」という印象です。
群馬県代表は低学年が宮沢くん(3年生)。予選リーグを3連勝で突破、決勝トーナメント(ベスト8)では残念ながら1回戦敗退でしたが、善戦でしたね。
高学年は市村くん(4年生)。○○●で残念ながら予選突破はなりませんでした。
県代表の二人はいずれも「玉村こども囲碁教室」の出身、今後も地域の代表として頑張ってほしいですね。
◇ ◇ ◇
本大会は岡山県倉敷市の「マービーふれあいセンター」で行われました。
「吉備 真備(きびの まきび)」は奈良時代のの学者・公卿で、遣唐使として中国から囲碁を持ち帰ったそうです。ナルホド・・・
第4回伊勢崎少年少女囲碁大会が12月21日、伊勢崎市民プラザで聞かれた。3~6段の棋力の高い子ども10人で争った「伊勢崎杯選手権」は、伊勢崎広瀬小4年の藤本隼也君(10)が初優勝した。準優勝は玉村南小4年の市村直太郎君(10)、3位は伊勢崎三中1年の小鮒林音さん(13)たった。
大会には小学生を中心に県内の166人が出場した。同選手権の10人以外はハンディ戦の棋力認定戦に臨み、戦績によって段位や級が与えられた。
棋力認定戦各ブロックの優勝者
◆19路盤クラス
▽A:石井くるみ(富岡西小6) ▽B:高橋侑也(前橋桃井小5)
▽C:藤原鈴之介(藤岡一小5) ▽D:伊藤聡一郎(高崎城南小5)
▽E:荒井謙伸(太田小5)
◆13路盤クラス
▽A:星野 湊(伊勢崎北小2) ▽B:須永大智(同1)
◆9路盤クラス
▽A:石関 舜(太田城西小4)▽B:石岡佑真(太田市・第二ひかり幼稚園)
(上毛新聞より抜粋)
◇ ◇
今回の参加者は160人ほどで、前回より2割ほど減っています。9路盤の参加者が減少の要因ですが、風邪などの欠席、年末というあわただしい日程の影響も・・・
「伊勢崎杯選手権」は9月に行われた「こども棋聖戦・高学年の部」の優勝・市村くんと2位・藤本君が本命。
結果は藤本くんがリベンジを果たし優勝杯を手にしました。
しばらくはこの両者が群馬の少年少女大会を牽引していきそうですね。
本大会を含め少年少女の各種大会を機に、多くの子ども達が囲碁への関心を深めてくれればと思います。
第40期天元戦五番勝負第5局が、12月19日に徳島県徳島市ので行われた。結果は白番の高尾紳路十段が井山裕太天元に中押し勝ちをおさめ、シリーズ3勝2敗で天元を奪取した。高尾は初の天元位獲得。井山の天元4連覇は成らなかった。
(日本棋院HPより抜粋)
「高尾新天元、十段と合わせ2冠」 「井山、4冠に後退」
(週刊碁、見出しより)
◇ ◇
2冠を獲得した高尾・新天元。週刊碁では「全局を見据えた打ち回し、白番の名局」とありました。
敗れた井山・前天元。勝負を急ぎ過ぎというか、無理気味の手が気になります・・・
38歳の高尾2冠、勝ち星ランクでも33勝23敗で5位と気を吐いています。平成四天王の意地を見せていますね。
井山さんは三日前に王座位を村川さんに奪われ苦境に、過密日程の影響でしょうか・・・
◇ ◇
今回の対局地は徳島県徳島市の「ホテル・クレメント徳島」。クレメントというのは「温和な、温暖な、快適な」という意味のようです。
徳島というと「阿波踊り」ですね。TVの中継で見ることがありますが、あの熱気は凄い。
えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ、踊る阿呆(あほう)に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々・・・
近年、この阿波踊りも各地に広まっているようです。東京・高円寺の阿波踊りは有名ですね。
集団による賑やかで激しい踊り、個人的にはどうも馴染めません。羞恥心というか・・・
今日の午後は「玉村町こども囲碁教室」でクリスマス会を行いました。
教室の生徒、スタッフ、保護者、合わせて30人ほどのイベントです。
ゲームでは「カルタとり」のペア戦、生徒の熱中度は大変なものでしたね。
この熱さを囲碁の方にも向けてほしい・・・
カルタは「囲碁格言カルタ」と「日本一周カルタ」の2種類。
「囲碁格言カルタ」は当ブログ(2014/06/14)でも紹介しました。
「日本一周カルタ」の群馬県は「るんるんるん 尾瀬にハイキング 群馬県」、ナルホド・・・
囲碁教室の活性化には生徒、スタッフ、保護者のコミュニケーションが大切だと思っています。
いろいろと工夫しながら、「囲碁をやってよかった」と思われる教室にしたいですね。
第62期王座戦五番勝負の第5局が、12月16日に三重県鳥羽市で行われた。結果は白番の村川大介七段(24)が井山裕太王座(25)に1目半勝ちをおさめ、3勝2敗でタイトルを奪取した。村川は初の七大タイトル獲得となる。
井山は昨年10月に名人位を獲得し2度目の6冠に返り咲いた後、王座、天元、棋聖、本因坊、碁聖、名人と6つのタイトル戦で防衛していたが、1年2ヵ月ぶりに5冠に後退した。
(日本棋院HPより抜粋)
◇ ◇
村川七段が七大タイトルの王座を獲得しました。闘志あふれる打ちぶりが光りましたね。
王座を奪われ五冠に後退した井山さん、連戦でお疲れでしょうか・・・
井山六冠の牙城を崩すのは平成四天王や河野九段など年長者と思っていましたが、一歳下の村川さん(24)でしたね。世代交代は続く・・・
明日、12/19(金)は天元戦の最終局(井山-高尾)が行われます。平成四天王(高尾)が意地を見せるか、井山五冠が踏んばるか・・・
◇ ◇
今回の対局地は三重県鳥羽市の「戸田家」。何度もタイトル戦が行われています。
「戸田家」は4年ほど前の旅行でに宿泊しました。伊勢神宮の参拝客も多い感じでしたね。
屋号からすると和風のようですが、建物や朝食バイキングなどはホテルの雰囲気もありました。
近年、純和風旅館は少なくなりホテル化が進んでいるようですね。
第40期天元戦五番勝負第4局が12月11日に兵庫県神戸市ので行われた。結果は白番の高尾紳路十段が井山裕太天元に中押し勝ちをおさめ、シリーズ成績2勝2敗のタイとした。注目の最終第5局は12月19日(金)に徳島県徳島市で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
「高尾渾身、本領発揮し最終局へ」 「井山、執念見せるも・・・」
(週刊碁、見出しより)
◇ ◇
二転三転の乱打戦、高尾十段が「重厚戦車」らしい戦いぶりで制しました。
敗れた井山天元、意地のフリカワリが苦戦を招いたようです。
今日行われた「王座戦最終局」は、村川挑戦者が勝ってタイトル奪取、井山王座は六冠から五冠へ。
2-2のタイに持ち込まれたこの天元戦も、「井山危うし」の様相ですが・・・
◇ ◇
今回の対局地は兵庫県神戸市の有馬温泉「有馬グランドホテル」。
関東から「有馬」へは手軽に行けませんが、関西では東の「熱海」と同じような位置づけでしょうか。
団体客でにぎわった昭和の時代から、温泉街も変貌している・・・
年末になると競馬ファン待望の「有馬記念」がありますね。
こちらは日本中央競馬会理事長の名前からネーミングされたそうです。
函館競馬場では馬の温泉療養施設があるそうで、1994年有馬記念を制した「ナリタブライアン」も利用したとのこと・・・
第62期王座戦五番勝負の第4局が、12月8日に仙台市ので行われた。結果は黒番の村川大介七段が井山裕太王座に中押し勝ちをおさめ、シリーズ成績2勝2敗のタイとした。最終第5局は12月16日に三重県鳥羽市で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
「村川堂々、ねじり合いで井山をKO」 「井山、昼休憩後の進行がまずかった」
(週刊碁、見出しより)
◇ ◇
村川七段が、思い切りのいい強手で井山王座を粉砕しましたね。
敗れた井山王座、粘着力を欠いた一局のようでした。
これで本シリーズは2-2のタイ、内容的には村川七段の充実ぶりが伝わってきます。井山王座、黄信号か・・・
◇ ◇ ◇
今回の対局地は仙台市の「仙台ロイヤルパークホテル」。
仙台の歴史上の人物といえば「伊達政宗」ですね。
大河ドラマ「独眼竜政宗」は平均視聴率39.7%、大河ドラマの歴代トップだそうです。
1987年の作品ですが、残念ながら私は見ておりません。
舞台が東北ということで、イマイチ関心が向かなかったのかもしれませんね。
視聴率トップの話題作で見たい気持になりますが、時間的にドーモ・・・
NHK囲碁講座(毎週日曜、Eテレ、12時~)は、12月より「初段への道/石の高低差指南」が始まりました。
講師は宋光復九段。門下に一力遼七段、安斎伸彰六段、平田智也三段、風間隼二段と精鋭を育ててきました。
タイトル戦の解説をテレビで見たことがありますが、穏やかで丁寧な解説は好感が持てましたね。
囲碁講座のテキストには「碁界ジェントルマン」とありました。ナルホドという感じです。
第1回の放送ではチョット緊張気味でしたが・・・
4月~7月の講師は「ドラゴン先生」宮崎龍太郎七段、8月~11月は「囲碁ドクター」水間俊文七段とネーミングも特長をとらえていましたね。
聞き手は戸島花さんで変わりませんが、最初のころに比べるとツボを心得てきたように思います。
テーマの「石の高低差指南」ですが、講座の題材としてはあまりなかったように思います。
「こども囲碁教室」でもこの講座を参考にしていますが、分かりやすい内容にしてほしいですね。