天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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杉内雅男九段、逝く

2017-11-30 20:30:00 | プロ棋士

最高齢棋士、杉内雅男九段(97)が死去
97歳の史上最高齢の囲碁棋士、杉内雅男九段が11月21日、肺炎のため死去した。95歳の昨年3月には15歳だった大西竜平初段(当時)と対局。80の年齢差は日本棋院の公式戦史上、最大年齢差の対局となった。最後の対局は11月2日、97歳0カ月の対小山栄美六段戦で公式戦最年長対局記録となる。
通算成績は883勝677敗、12ジゴ(引き分け)、2無勝負。杉内九段の死去により、現役最高齢は90歳の妻寿子八段となる。
    (朝日新聞より抜粋)

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97歳まで生涯現役を貫いた杉内九段、凄いことですね。
「謹厳実直」な人柄はだれもが認めるようでした。

棋士の中には杉内九段のように高潔な生き方がある一方、武宮九段ように楽天的な(勝手な想像ですが・・・)生き方も憧れますね。
ただ両方兼ね備えるのは中途半端になりそう・・・。
「人生いろいろ」、「価値観もいろいろ」ということでしょうか。

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1年前の記事(2016-11-30):映画「聖の青春」

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第43期天元戦第3局/井山3連勝で3連覇!

2017-11-28 20:30:00 | プロ棋戦

第43期天元戦挑戦手合五番勝負の第3局が11月24日(金)に福岡県宗像市で行われた。結果は井山裕太天元が一力遼七段に黒番中押し勝ちで3連勝となり、防衛を決めた。
井山の通算タイトル獲得数は「48」となり、故・加藤正夫名誉王座を抜き、大竹英雄名誉碁聖に並ぶ史上4位タイとなった。
    (日本棋院HPより抜粋)

「井山 一力退け3連覇、勝負強さ光る」  「一力 秋の十番勝負は苦しい結果に」
    (週刊碁、見出しより)

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王座戦に続き天元戦もストレートで防衛の井山七冠、総合力で圧倒でした。
敗れた一力七段、秒読みでの攻防に差があったか・・・。

名人戦で七冠復帰後、王座、天元を防衛し七冠堅持の井山さん。堅城の崩れる日はいつになるか・・・。
6戦全敗の悔しい結果となった一力さん。「満身創痍」で年明けの棋聖戦七番勝負へ・・・

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今回の対局地は福岡県宗像市「宗像ユリックス」。
宗像市はユネスコ世界遺産に認定された「沖ノ島」で有名になりました。

いろいろな世界遺産がありますが、一過性のお祭りのようでドーモ・・・。

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1年前の記事(2016-11-28):第2回電王戦第3局/趙治勲が勝者に!

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第65期王座戦第3局/井山3連勝で3連覇

2017-11-26 20:30:00 | プロ棋戦

第65期王座戦挑戦手合五番勝負の第3局が11月20日(月)に兵庫県神戸市で行われた。結果は井山裕太王座が一力遼八段に白番中押し勝ちで3連勝となり防衛を果たした。これで井山は3連覇、通算5期目の王座の獲得。一力は本シリーズ初白星を得られず敗退が決まった。
     (日本棋院HPより抜粋)

「井山3連覇、隙見せず快勝」 「一力残念、白星掴めず」
     (週刊碁見出しより)

第65期王座戦第2局/大熱戦!井山が連勝!
第65期王座戦挑戦手合五番勝負の第2局が11月18日(土)に兵庫県神戸市で行われた。結果は井山裕太王座が一力遼八段に黒番黒番4目半勝ちで井山が勝って連勝とした。
     (日本棋院HPより抜粋)

「井山、大逆転で連勝」 「一力の勝勢覆る」
     (週刊碁見出しより)

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王座戦3連覇を果たした井山王座、第2局では劣勢から逆転、第3局は快勝でした。
3連敗の一力七段、井山七冠の壁は厚かった・・・。

井山七冠の強さは圧巻ですね。どんな局面でも「快刀乱麻」で・・・。
苦しい戦いが続く一力さん、「冬来たりなば春遠からじ」・・・。

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第2局、3局の対局地は兵庫県神戸市の「ホテルオークラ神戸」。第1局が「横浜」で港町シリーズになりました。

もう亡くなりましたが、神戸一郎(かんべいちろう)という歌手がいました。甘いマスクと歌声で一世を風靡しましたね。
群馬県の「わたらせ渓谷鉄道」には神戸(ごうど)駅というのがあります。列車のレストランがあり「マイタケ弁当」を食べたことがあります。
人名・地名はいろいろありますね。

神戸駅

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1年前の記事(2016-11-26):第57期王冠戦/伊田が初の王冠に!

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週刊誌の見出し広告

2017-11-24 20:30:00 | 日記・エッセイ・コラム

サラリーマン卒業後、時間的にも余裕ができ新聞を読む範囲が広がりましたね。
朝日新聞で愛読しているのは「天声人語」「折々のことば」「朝日川柳」などでしょうか。

今日の朝日川柳では将棋・藤井聡太の50勝達成コメントに関して「節目(せつもく)と平気な顔で言ってのけ」という句がありました。
通常は節目(ふしめ)と言うのでしょうが、辞書をみたら「せつもく」というのもあるようで・・・。

あと週刊文春や週間新潮の見出し広告が毎週木曜日に掲載されますが、これは読みごたえがありますね。
政治・経済・芸能・スポーツなどのゴシップ記事が大半ですが、「玉石混交」世の中の縮図を見るようで面白い・・・。

週刊文春

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1年前の記事(2016-11-24):囲碁・将棋の服装? → 将棋は和服が多め

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第22回LG杯準決勝/井山逆転で柯潔を撃破

2017-11-22 20:30:00 | プロ棋戦

第22回LG杯朝鮮日報棋王戦の準決勝が11月15日に日本棋院東京本院で行われた。組み合わせは、日本の井山裕太九段と中国の柯潔九段、もう1組は中国対決で江維傑九段と謝爾豪五段。結果は井山と謝が順に黒番中押し勝ちと白番中押し勝ちをおさめ、決勝三番勝負への進出を決めた。決勝三番勝負は、2018年2月5、7、8日(月・水・木)に行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

「井山爆発、柯潔を倒し世界戦決勝へ」 「強手で柯を粉砕、次は決勝 VS.謝爾豪」
     (週刊碁見出しより)

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井山七冠が世界ナンバー1の呼び声高い中国・柯潔九段に快勝、決勝戦に進みました。世界戦では久しぶりの快挙ですね。
決勝三番勝負の相手は中国の新鋭、謝爾豪五段(19歳)。世界戦では「孤軍奮闘」の井山さん、明るいニュースを期待しましょう。

今週の「週刊碁」は本ニュースをトップページに、女流本因坊戦第4局を最終面に掲載しました。
準決勝とは言え、日本棋院も世界戦を優先か・・・。

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1年前の記事(2016-11-22):テレビ番組/第41期名人戦・ダイジェスト

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第36期女流本因坊戦第4局/里菜並んだ!

2017-11-20 20:30:00 | プロ棋戦

第36期女流本因坊戦挑戦手合五番勝負の第4局が11月17日(金)、日本棋院東京本院で行われた。結果は藤沢里菜女流本因坊が謝依旻女流棋聖に黒番2目半勝ちをおさめ、2勝2敗の対戦成績となった。第5局は、11月29日(水)に日本棋院東京本院にて行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

「藤沢並んだ、辛抱実り最終局へ」 「謝、好局を決め切れず・・・」
     (週刊碁見出しより)

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我慢のヨセ勝負で逆転した里菜さん、相手に決め手を与えない勝負勘が強さでしょうか。
中盤まで主導権を握っていた謝さん、安全策が敗着か・・・。

簡単に土俵を割らない里菜さん、若さに似合わず「隠忍自重(いんにんじちょう)」。
2-2のタイとなった本シリーズ、ここまでお互いに黒番で2勝。最終局のニギリに注目か・・・。

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1年前の記事(2016-11-20):第64期王座戦第3局/井山が三連勝で防衛!

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「アルファ碁ゼロ」の登場

2017-11-18 20:30:00 | 囲碁

基本的なルールを授けられただけで、ゼロから独学し、1カ月あまりで人間はおろか囲碁AI(人工知能)の中でも最強の域に達した「アルファ碁ゼロ」が、囲碁界を揺さぶっている。囲碁数千年の蓄積で人間が身につけた技や芸が全く織り込まれていない、電脳が作りだす世界とは――。
     (朝日新聞囲碁Webより抜粋)

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アルファ碁三代目となる「アルファ碁ゼロ」が発表されたそうです。
囲碁は文化といわれてきましたがサイエンス(科学)の対象となり、その強さはどんどん人間を引き離していくようです。

ただ一般の一般の囲碁ファンにとって囲碁AIは「完全無欠」、別世界のモンスターのように写りますね。
ロボットの世界もより人間らしさが強調されているようですが、囲碁AIも「シマッタ!」と言うようなソフトが出てほしい・・・。

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1年前の記事(2016-11-18):日中囲碁団体戦2016/風鈴会

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盤上キャンバス(週刊碁)/木部夏生

2017-11-16 20:30:00 | プロ棋士

週刊碁に「簡単図解!木部夏生の盤上キャンバス」という連載コーナーがあり、今週号で第5回となります。
プロの碁を題材に、アマが疑問に思いそうな局面を図解形式で解説しています。

碁の解説書というと棋譜が中心ですが、本コーナーではイラスト形式で分かり易いですね。
ただ、その解説を自分のノウハウに蓄積できるかはドーモ・・・。
本コーナーを担当しているのは木部夏生二段、群馬県太田市出身で糖尿病を抱えながらがんばっています。

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先日(11/11)、テレビ番組「嵐にしやがれ/二宮和也の小っちゃな野望 囲碁界史上最強の男・井山七冠とガチ対決!」が放送されました。

内容としては
・井山七冠の紹介
・囲碁のルール説明
・身近な囲碁用語紹介
・五目並べで勝負
・囲碁ボールで勝負

視聴者は若い人が大半だと思いますが、囲碁に興味を持つ人が増えれば結構なことです。

この中で「五目並べで勝負」の記録係を担当したのが木部二段。大盤解説は三村智保九段と中島美絵子二段と本格的でしたね。
ハンディを背負いながら「才色兼備」の木部二段、今後の活躍に期待しましょう。

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1年前の記事(2016-11-16):第42期天元戦第2局/一力が勝利!1勝1敗に

 

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第42期棋聖戦/一力が挑戦権獲得!

2017-11-14 20:30:00 | プロ棋戦

第42期棋聖戦の挑戦者決定トーナメント変則三番勝負の第1局が11月9日(木)に日本棋院東京本院にて行われた。顔合わせははSリーグ2位の山下敬吾九段と、Sリーグ1位の一力遼七段。結果は、一力が白番中押し勝ちをおさめ井山棋聖への挑戦を決めた。これで一力は王座戦、天元戦に引き続いて棋聖戦でも挑戦手合の舞台へ駆け上がった。
     (日本棋院HPより抜粋)

「一力挑戦、井山と十七番勝負」  「山下、この碁を勝てないのでは・・・」
     (週刊碁見出しより)

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棋聖戦挑戦権を獲得した一力七段、序盤から苦しい碁を逆転勝利でした。
敗れた山下九段、後半の乱れはどうしたか・・・。

これで「井山 VS 一力」戦は王座戦、天元戦、棋聖戦と十七番勝負となります。
現時点では天元戦(2-0)、王座戦(1-0)と井山さんが3連勝。一力さんには「粉骨砕身」、がんばってほしい・・・。

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1年前の記事(2016-11-14):第64期王座戦第2局/井山開幕2連勝!

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第36期女流本因坊戦第3局/謝が勝ち越し!2勝1敗に

2017-11-12 20:30:00 | プロ棋戦

第36期女流本因坊戦挑戦手合五番勝負の第3局が11月4日(土)に秋田県能代市にて行われた。結果は先番の謝依旻女流棋聖が藤沢里菜女流本因坊に黒番中押し勝ちをおさめ、シリーズ対戦成績を2勝1敗とし、タイトル奪還まであと1勝とした。第4局は、11月17日(金)に東京・日本棋院東京本院にて行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

「謝 会心、好手連発で優勢に」 「藤沢、流れ変えられず・・・」
     (週刊碁見出しより)

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2-1と女流本因坊に王手をかけた謝さん、手厚い攻めで押し切りました。
カド番に追い込まれた里菜さん、本局は精彩を欠いたようで・・・。

今年になって女流棋戦は里菜さん一強の流れでしたが、昨年までの女王・謝さんがどこまで反攻するか。本シリーズがカギになりそう・・・。

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今回の対局地は秋田県能代市の「旧料亭 金勇」。国登録有形文化財とのこと。対局場は2階大広間で広さが110畳、何とも・・・。

秋田県は小中学生の学力テストでトップクラスだそうです。
都市部のほうが優勢と思っていましたが、バラツキが大きいのか・・・。

能代駅

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1年前の記事(2016-11-12):群馬県こども囲碁指導者交流会(H28年度)

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