コロナ禍の影響で学校ではオンライン授業、会社ではオンライン在宅勤務とややこしくなってきました。
囲碁もオンライン講座やオンライン教室などがあり、有料・無料など多種多様なコースが提供されているようです。
ただ、シルバー世代にはチトとハードルが・・・。
ZOOMとかSkypeとか、つい弱気になってしまいます。
新しい技術で便利な世の中になってきましたが、画面相手では何か虚しい・・・。
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コロナ禍の影響で学校ではオンライン授業、会社ではオンライン在宅勤務とややこしくなってきました。
囲碁もオンライン講座やオンライン教室などがあり、有料・無料など多種多様なコースが提供されているようです。
ただ、シルバー世代にはチトとハードルが・・・。
ZOOMとかSkypeとか、つい弱気になってしまいます。
新しい技術で便利な世の中になってきましたが、画面相手では何か虚しい・・・。
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菫、大逆転勝ち
名人戦予選C(4/5対局)、岡田結美子六段-仲邑菫二段戦は、終局直前に岡田が地中に手入れせず、仲邑が手にして逆転で白番中押し勝ちを収めた。
黒は手入れをしても盤面十数目勝ちだったので、岡田にとっては悔やまれる敗戦だ。「手なしと読んだところには、たとえ手入れして余裕で勝っていても手入れはしない」というのがプロの性。それが仇となった。仲邑にとっては望外の勝ちとなった。
(週刊碁より抜粋)
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勝ち星ランキング2位の仲邑菫二段(4/23現在、19勝2敗)、絶好調ですが幸運な勝利もあったようです。
岡田さんにとっては「悔やんでも悔やみきれない」心境、ザル碁党は仲邑さんの勝利より、岡田さんの無念さに同情しますね。
地域の囲碁会などで「手はないと思うが、一手入れておくか」というセリフがよく聞かれます。
プロにとっては、この手の勝利はプライドが許さない・・・。
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第59期十段戦五番勝負第4局が4月20日(火)に東京都千代田区日本棋院東京本院で打たれ、芝野虎丸十段が許家元八段に黒番中押し勝ちをおさめシリーズ2勝2敗のタイとした。大注目の最終第5局は、4月28日(水)に「日本棋院東京本院」で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
「芝野譲らず、強襲!!大石ガブリ」 「許の構想が裏目に」
(週刊碁見出しより)
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2-2のタイに戻した芝野十段、手厚い石運びで流れを掴みました。
敗れた許八段、序盤の捨て石作戦が不発で苦戦に・・・。
令和三羽烏の激突となった本シリーズ、これまでの4局ではいずれも黒番が勝っています。
第5局はニギリで手番を決めますが、どちらが黒番を当てるか? 対局者も気になるでしょうか・・・?
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4月から始まった「第69回NHK杯囲碁トーナメント」、オープニングも一新しましたね。
対局の映像ではAI評価値が表示されるようになりました。
これまでは解説者が評価していましたが、同業者でもあり白黒ハッキリした表現は控えているようでした。
その点、AIは数値で優劣を表すので、視聴者にとって分かりやすいですね。
ただ、なぜこの評価値かと問われると、そこは解説者の力量となります。解説者も大変ですね。
4/18放送の「1回戦第3局 蘇耀国九段(黒番)× 秋山次郎九段(白番)」戦、序盤(30手前後)の評価値(勝率)は蘇九段が60%と優勢、70手あたりで一時的に秋山九段が50%を超えるも、80手以降は蘇九段が80%を超え中押し勝ちとなりました。
AIはシノギが得意とのことですが、本局では手厚い蘇九段の打ち回しが光りました。
AIの評価値は参考になりますが、解説者との連携具合が課題かと・・・。
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「NHKテキスト囲碁講座」に連載中の「囲碁大使・花が行く!」。戸島花さん(2014年4月~2017年3月 Eテレ「囲碁フォーカス」司会)が囲碁イベント、女流棋士との交流、動画講座のアシスタントなどの記事を載せています。
花さんは「囲碁大使」ということで、囲碁のイベントなど普及活動で活躍しています。
囲碁大使とは
公益財団法人日本棋院は、囲碁ファンの拡大を進めて行くために囲碁普及等の活動を日本棋院とともに継続的に実施いただく「囲碁大使」を創設することといたしました。
囲碁大使の役割
日常社会活動において、各々が持つ活動フィールド又はステージを使い、各種の情報発信、又はアピールなどの囲碁普及活動を継続的に実施していただきます。
(以下略)
囲碁大使メンバー
甘利俊一(人工知能と脳科学研究)、新井素子(作家)、太田清文(記者)、齋藤真嗣(医師)、谷岡一郎(大阪商業大学 学長)、戸島花(タレント)、柳本卓治(参議院議員)、山下洋輔(ジャズ・アーティスト)、吉田寅義(吉田流太刀盛り皆伝)、吉原義人(日本職人名工会、刀匠)
(日本棋院HPより抜粋)
「囲碁大使」については囲碁ファンの間でも認知度はイマイチの感じがします。
それなりの活動はされているのでしょうが、もっと存在感をアピールしてほしいですね。
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4連覇を目指す藤沢里菜女流名人に上野愛咲美女流二冠(女流棋聖・扇興杯女流最強位)が挑戦する 博多・カマチ杯第32期女流名人戦挑戦手合三番勝負第2局が4月16日(金)に東京都千代田区「日本棋院東京本院」で打たれ、藤沢が216手までで白番中押し勝ちをおさめ2連勝でタイトルを防衛、女流名人位4連覇を達成した。
第32期女流名人戦第1局/藤沢が先勝
4月14日(水)に日本棋院東京本院で打たれた第32期女流名人戦第1局は藤沢里菜女流名人が上野愛咲美女流二冠に黒番1目半勝ちをおさめ先勝、4連覇にあと1勝とした。
(日本棋院HPより抜粋)
第2局「藤沢4連覇、連勝で頂上決戦制す」 「上野のパワー不発」
第1局「藤沢、逆転で先勝」 「上野、逃げ切れず」
(週刊碁見出しより)
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2-0で防衛を果たした藤沢女流名人、勝負強さで一枚上のようでした。
敗れた上野さん、ハンマーパンチを封じられ・・・。
これで藤沢さんは女流三冠(女流本因坊、女流名人、女流立葵杯)と若鯉戦(一般棋戦)を保持、女流トップの座は譲りません。
一方の上野さんは女流棋聖、扇興杯の二冠、2番手から頂上に登れるか・・・。
藤沢さんは本棋戦4連覇ですが、謝依旻さんは9連覇を果たしています。復活の日は・・・?
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月刊・碁ワールド(4月号・5月号)の別冊付録は「アマの碁・棋譜診断①②」でした。
「碁ワールド」の棋譜解説はプロの碁がほとんどで、アマ低段者にはハードルが高い感じです。
この付録では、級位者から高段者の碁を①②で11局取り上げ解説しています。
棋力アップにはプロの指導が有力ですが、地域の囲碁会ではムズなところです。
地域の囲碁会には、強い人もいますが指導に関してはクセがあり、素直に学ぶ気持ちにはドーモ・・・。
囲碁雑誌には棋力アップの記事がいろいろありますが、アマの棋譜診断は楽しみです。
今後もアマ低段者の棋譜解説を増やしてほしいですね。
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先日、日本棋院群馬県支部連合会、群馬少年少女囲碁協会の総会が行われ、大会日程が決まりました。
■連合会主催の主な大会
・アマ名人戦県大会 :【予選】5月9日(日)、【本戦】5月16日(日)
・アマ本因坊戦県大会:【予選】6月13日(日)、【本戦】6月20日(日)
・日本棋院支部対抗戦:10月3日(日)
・群馬県女流囲碁大会:1月23日(日)
■少年少女囲碁協会主催大会
・少年少女囲碁県大会 :6月27日(日)
・少年少女秋季囲碁大会:9月23日(木・祝)
・伊勢崎少年少女囲碁大会 :12月12日(日)
・ジュニア本因坊戦群馬大会:2月20日(日)
■群馬県で行われるタイトル戦
・第76期本因坊戦第1局(高崎対局):5月11日(火)、5月12(水)
◆中止が決まった大会
・世界アマ代表決定戦 ・群馬県民囲碁大会
・小・中学校囲碁団体戦 ・小中学生囲碁団体戦(秋季)
※開催日程は「群馬県の囲碁情報」にも掲載
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コロナ禍の影響で中止を決定した大会もあり、残念に思う囲碁ファンは多いかと・・・。
大会の会場は、収容人員の半分程度に限定して開催とのこと、やむをえないですね。
いつになったら平常に戻るか? ワクチン頼みか・・・?
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「10代の新講師 上野愛咲美女流棋聖」
新年度は上野愛咲美女流棋聖による新講座「取れると楽しい!上野愛咲美のハンマーパンチ」がスタート。司会は囲碁界のエンターテイナー・下島陽平八段。黒嘉嘉七段の新しいミニレッスン「黒嘉嘉のGOビギナーズ」も始まる。
(NHKオンラインより)
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4月から始まった「囲碁フォーカス・囲碁講座(Eテレ・日曜・12時~)」、今回のテーマは「上野愛咲美のハンマーパンチ」。
オープニングも一新、いきなり上野さんがハンマーを振りかざし・・・。
司会は下島八段、上野さんとの掛け合いもまずまずでしょうか。
黒嘉嘉七段の新しいミニレッスン「黒嘉嘉のGOビギナーズ」ですが、この番組を見て囲碁を始めようとするのは少しムズかな・・・?
第1回~第2回を見ての感触ですが、対象者を若者向けにカジを切った印象ですね。
ただ昭和のオジサン世代からすると、正統的な路線からあまり外れるのはドーモ・・・。
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第59期十段戦五番勝負第3局が4月8日(木)長野県大町市 「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」で打たれ、許家元八段が芝野虎丸十段に黒番4目半勝ちをおさめ、シリーズ2勝1敗としタイトル奪取にあと1勝とした。大注目の第4局は4月20日(火)に東京都千代田区「日本棋院東京本院」で打たれる。
(日本棋院HPより抜粋)
「許家元 燃ゆ、間一髪で逃げ切り」 「追い込まれる芝野、次局踏ん張れるか」
(週刊碁見出しより)
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タイトル奪取にあと1勝とした許八段、激闘のコウ争いを気迫で制したようです。
カド番に追い込まれた芝野十段、勝負手連打も及ばず・・・。
令和三羽烏の対決は許八段が一歩リード、両者の熱いライバル意識が伝わってくるようです。
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今回の対局地は長野県大町市 「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」。
これまで「くろよんロイヤルホテル」として十段戦を行ってきましたが、ホテル系列が変わり名称変更したようです。
本局では黒四ダムにちなんだ「黒四ダムカレー」がスタッフの昼食用に提供されたそうです。
全国に「ご当地ダムカレー」があり、群馬県では「みなかみダムカレー」「草木湖ダムカレー」「八ッ場ダムカレー」「下久保ダムカレー」があるそうです。
味はカレー屋さんのカレーとどう違うのでしょう・・・?
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