天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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大晦日/2008

2008-12-31 18:28:25 | 日記・エッセイ・コラム

Kane 2008年もあとわずかで終わろうとしておりますが、この一年間を振り返ってみたいと思います。

■仕事
マイペースでそれなりの仕事を、消化してきたというところでしょうか。
定年を過ぎて2年余になりますが、来年は引退を考える時期のようです。

■家族・旅行
娘二人が巣立っていき女房殿との二人暮らしになりました。
「花嫁の父」役も無事に終わり、いい思いでになっています。

4月には家族4人他とマレーシアに旅行にいきましたが、これも一生の思い出になりそうな楽しい一大イベントでした。
1月には姪の結婚式が九州・福岡であり、女房、私の兄弟たちと大宰府・湯布院などを巡ってきました。

■囲碁
棋力は年初と変化ないようでしたが、ネット碁ではここ10日ほどで勝ち越し、風鈴会でも昇段と昇り調子です。
この調子を維持できるように、今後は対局中心から棋譜研究などに力を注いでいこうと思っています。

囲碁団体の役員・普及活動も例年と同じ程度の活動でしたが、先輩諸氏が退いていくと責任が重くなってきます。
自分自身はリーダー的な資質はイマイチと思っていますので、側面からのサポート役として組織に貢献できればと思っています。

■ハイキング・自転車
今年は5月に神津牧場・物見山、8月に上信・高峰高原の水ノ塔山・篭ノ塔山、10月に中之条町/嵩山(たけやま)に行ってきました。
体力的にも減退気味ですので、やさしいコースで回数を増やしたいと思っています。

サイクリングは10月頃まで週2回程度乗り、健康維持の一助になったと思っています。
ところが秋風が吹く頃にパンクしてしまい、まだ修理していません。その代わりにウォーキングをしていますが、やっぱり自転車の方が爽快感があります。早々の修理に出そうと思っています。

■総括
今年は家族構成に変化ありましたが、健康面でも特に問題もなく無事に1年過ごせたことに感謝です。
来年は仕事関係で大きく変わりそうで、ライフスタイルを真剣に見直す必要があると思っています。

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2009/年賀状

2008-12-30 18:45:01 | 日記・エッセイ・コラム

Nengajyou 年末の恒例として年賀状の作成があります。2009年分も昨夜、ほぼ終わりました。
ただ疎遠ながら年賀状だけのお付き合いもあり、この分は相手から届き次第、作成・返信しています。

年賀状作成も最初は全部手書きでしたが、20年ほど前に「プリントゴッコ」という複写式の機器が発売され、子供達と遊び感覚で作っていました。
そして10年ほど前からはパソコンの登場で、今の年賀状のほとんどはパソコンで作られています。
年賀状に限らず生活は便利になりましたが、「心」とか「思い」などが薄れて味気なくなっているように思いますね。

私自身の人間関係を振り返ると「ウェットでお節介」なのはどうも苦手で、「ライトで淡白」な付き合いが多かったように思います。
濃淡、どちらがいいとは云えませんが、品格だけは大切にしていきたいと思っています。

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鈴木七段2008年ふり返って/風鈴会

2008-12-28 19:00:54 | 囲碁

Wind_1_3 昨日(12/27)は定例の「風鈴会」の日。講座の内容は「鈴木七段、2008年ふり返って」ということで鈴木プロの自選解説でした。
相手は早打ちで有名な時本九段ですが、プロも相手の棋風を考えて打っているようです。「あのプロだったらこうは打ってこないだろうから、この作戦でいこう・・・等々」、この辺はザル碁党と同じですね。

   ◇   ◇   ◇

講座のあとの一般対局は2連勝で自身の最高位に昇段しました。実力以上のランクですが、少しでも長くこの位置をキープできればと思っています。

○1局目の相手は私より先輩のT井さん、向こう先の白番。中盤まではやや優勢、終盤相手のミスで差が広がりました。
○2局目は筋のよい碁で打ち負かされているN島さん、黒番2子局。中盤までは優勢、終盤に石を取られダメかと思った直後に、相手にもミスが出て再逆転でした。
今回の白星は実力とは云い難く、相手の不調の波がたまたま運よくぶつかったというところでしょうか。

   ◇   ◇   ◇

Wine2_2  例会の後は昨年と同じイタリアン・レストランでの忘年会。20名程度ですがいろいろと趣向を凝らしてくれます。
この会は支配人のN村さんが仕切っているのですが、今回のような催し物があると誰彼となく自主的に進行を手伝っています。
今年も職場や地域の忘年会がありましたが、この風鈴会が一番気分のよい忘年会だったと思います。

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TVドラマ/「風のガーデン」最終回

2008-12-24 21:00:28 | テレビ番組

Garden フジテレビ/ドラマ『風のガーデン』
【脚本】 :倉本 聰
【出演】 :中井貴一、黒木メイサ、神木隆之介、伊藤蘭、奥田瑛二、緒形拳 、他

TVドラマ/「風のガーデン」が先週で終わりました。
若者向けが多い民放の連続ドラマはあまり見ないのですが、本作品は年齢層の高い世代でも楽しめる作品でした。
主要テーマは「死」、「家族」、「自然」などでしょうか。

「死」というテーマとなると重く湿っぽくなるのですが、本ドラマでは苦しむ場面はあるものの、全体的に爽やかなイメージで描いていました。
誰にでもいつかは訪れるテーマですが、このドラマようにありたいと思う次第です。

主人公(中井貴一)の父親役となった緒形拳さん、最終回にも登場していましたが第1回放送日(10/9)の数日前(10/5)に亡くなられていたんですね。
ドラマでは息子の死を看取る立場でしたが、現実は放送を見ることなく旅立っていきました。これも一つのドラマですね。

富良野の自然の映像、平原綾香の主題歌も印象的で、久しぶりに上質のドラマを見たという感想です。

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囲碁書籍/囲碁史探偵が行く

2008-12-23 21:56:08 | 囲碁

Igoshitantei ◆書籍紹介
 ・書籍名:囲碁史探偵が行く
   ―昔と今 碁打ちの物語―
 ・出版社:日本棋院  ・著者:福井正明
 ・発行年月 2008年11月
■内容紹介
 ・本書は『碁ワールド』に平成十七年から十九年までの三年間にわたって連載された「囲碁史探偵が行く」に一部加筆して完成。
 ・平成の時代になってキラリと光る37の物語。徳川将軍のお手並みは?あの巣鴨プリズンで囲碁が大流行?古今東西、魅力にあふれる碁打ちたちが繰り広げる数々のエピソードを、囲碁史探偵、福井正明九段が検証。

    ◇   ◇   ◇

本書は「月刊/碁ワールド」に連載されたものを単行本にしたそうです。確かに毎月配送されてくる「碁ワールド」に載っていたような気がしますが、ほとんど読んでいませんでした。
登場する人物の名前に馴染みがないからなのか、なぜか囲碁の歴史物は取っ付きにくいんですよね。
でも書店でこの本の目次を見ていたら、今まで以上に囲碁の世界が広がるような気持になり購入しました。

この本は一週間ほどで読み終えましたが、思った以上に面白い内容でした。
それにしても囲碁史の発掘・検証・整理に、東奔西走する福井正明九段(囲碁史探偵)の情熱には頭が下がる思いです。
あと福井九段と仲のよかった、亡き上村邦夫九段のエピソードもいい話でしたね。

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RT囲碁部/忘年碁会(2008/12)

2008-12-21 20:52:06 | ルネサス/囲碁部

今日(12/21)はRT高崎囲碁部の忘年碁会。忘年碁会といっても特に宴会をするわけではなく、親しい囲碁仲間8名による対局&昼食会です。
今回はマレーシアに赴任しているO・S氏や、東京方面から強豪のT・S氏、病み上がりのY・I氏の参加もありました。遠路はるばる碁苦労さまでした。

    ◇   ◇   ◇

優勝のT・S氏は関西の事業所に勤務していた頃、アマ強豪の故・安永ーさんに打ってもらったと云ってました。棋力も私などザル碁党と違い、鍛え方が違うという感じです。

私の成績は3勝4敗でまずまずの成績でしょうか。O・S氏には半目負け、逆コミを忘れていました。
I・K氏とは前半優勢でこの勝負は頂きと油断、後半は雑なヨミで大石が取られて逆転を喫しました。このI・K氏、棋力は低段(?)ですが、優勢になると一気に口の方が高段になる愉快なザル碁党員です。

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ネット対局不調です

2008-12-19 21:12:23 | 囲碁

この2週間ほどでネット対局の成績は大きく負け越し、降段の憂き目に会っています。
冷静に考えれば、これといって体系的に勉強しているわけではないので、いい時もあれば悪い時もあります。5割キープできれば上々としたものでしょう。

負け越した時の精神状態を分析してみると、自分よりポイントの低い人に負けた時に「こんなハズはない、もう一局」、この負の気持ちが連敗のスパイラルに陥っているような気がします。

ではこんな時はどう対処すべきでしょう。まずは頭を冷やして敗因を振り返ることでしょうか。
敗因として「技術的な問題(例えば自分のヨミが間違っていた、形勢判断を誤ったなど)」と「精神的な問題(一方的な焦り、必要以上の反発心など)」があります。

技術的な問題は棋力によるところが多いのでしょうが、不安定な気持ちの持ち方が棋力を減退させることもあると思います。
棋力が停滞の状況では、精神的なものが勝敗のすべてのような気がします。
解決策としては勝負にこだわらないで理性的な気持ちを維持させることでしょうが、これはなかなかムズなことですね。

負け越しは悔しいことですが囲碁は楽しみでやっていること、イライラしても仕方ないですね。

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大河ドラマ「篤姫」/囲碁対局シーン(4)

2008-12-17 20:32:58 | テレビ番組

NHK大河ドラマ「篤姫」は先週(12/14)が最終回で、明治維新後のそれぞれの生き方を描いていました。
大河ドラマとしてはここ数年にない高視聴率で、特に女性の支持が多かったようです。主人公が女性ですので当然かもしれません。

私的には敗者(徳川家)からみた幕末の展開に興味をひかれました。
「勝てば官軍、負ければ賊軍」、正義ははどちらにあるか。白黒つけるのは難しい問題ですね。
歴史的にみれば官軍に分がありそうですが、日本人の感性からすると敗者びいきの人も多いのではないでしょうか。

   ◇  ◇

12/7放送分では対局しながら、小松帯刀が天璋院に思いを伝える場面がありました。
この部分はフィクションだと思いますが、本ドラマの中では「淡く切ない名シーン」の一つだと思います。

この「篤姫」では数々の囲碁対局シーンが現れ、多くの視聴者が「囲碁」に触れる機会があったと思います。
囲碁ファンとしてはドラマの楽しみ方だけでなく「囲碁」というオマケまでつき、満足度の高い「篤姫」でした。

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大竹英雄・名誉碁聖、日本棋院の新理事長に

2008-12-16 15:58:42 | プロ棋士

 財団法人日本棋院の理事会は12月9日、新理事長に元名人で副理事長の大竹英雄名誉碁聖を選任した。
岡部弘理事長=デンソー相談役=が突然の辞意を表明したため。新副理事長には元郵政事業庁長官の足立盛二郎氏が選ばれた。

            (朝日新聞より抜粋)

       ◇  ◇  ◇  ◇

日本の政財界は世界規模の金融不安の影響で混乱気味ですが、日本棋院の人事も右往左往のようです。
今回就任した大竹・新理事長は15代目。歴代の理事長で棋士出身者は6名(瀬越憲作、岩本薫、長谷川章、坂田栄男、加藤正夫、大竹英雄)になります。
棋士以外の9名は政財界のO・Bの方が多いようです。
財界出身者は囲碁を事業として発展させたい「経営者」の立場、棋士出身者は自分たちの生活を守りたいという「労働組合」の立場でしょうか。

日本企業は経営側と労組側で対立したり協調したりで、栄枯盛衰はあったもののそれなりに発展してきたように思います。
囲碁界をとりまく状況は厳しいものがありますが、日本の伝統文化「囲碁」発展のため、最善の道筋を切り開いてほしいと期待しています。

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第56期王座戦第4局/張名人がタイトル奪回、四冠に

2008-12-15 15:22:32 | プロ棋戦

 12月8日、静岡県伊豆の国市で行われていた第56期囲碁王座戦の五番勝負第4局は、挑戦者の張栩名人が山下敬吾王座に白番2目半勝ちし、3勝1敗で3期ぶりに王座を奪回した。
 張名人は先週、天元位を奪取し、碁聖も含めて三冠になったばかり。王座獲得で四冠になり、七大タイトルの半分以上を占めることになった。囲碁界の四冠は加藤正夫名誉王座が王座、名人、十段、碁聖を保持していたとき以来、20年ぶり。

「王座戦第3局、山下が雪辱し1勝2敗に」

 12月1日、神奈川県秦野市で行われていた第56期囲碁王座戦の五番勝負第3局は白番の山下敬吾王座が張栩名人に5目半勝ちした。1、2局を失いカド番に追い込まれていた山下王座が1勝を返した。

    (日経e-碁サロンより抜粋)

      ◇   ◇   ◇

本シリーズの第3局は山下王座の快勝、この第4局は張栩名人が劣勢を我慢しての逆転勝利のようでした。
張名人は12月4日に河野臨九段より天元位を、その4日後には山下棋聖から王座を奪取で四冠と、絶好調です。
精緻なヨミと的確な形勢判断は他の追随を許さないようですが、この破竹の進撃はどこまで続くのでしょうか。

一方、王座を失った山下棋聖、張栩名人に苦手意識があるのでしょうか。
また3時間と短縮された持ち時間も、不得手だったかもしれません。
今年の成績はイマイチで怒涛の迫力が見られませんでしたが、年明けからは強豪の依田九段との棋聖戦七番勝負が控えています。
苦戦も予想されますが張名人とはタイプが異なるので、いい勝負にはなると思います。

囲碁界の四冠は加藤正夫名誉王座以来とのことですが、加藤先生の名前が出る度に胸が熱くなります。もう4年の歳月が経つのですね。

      ◇   ◇   ◇

第3局の対局地は神奈川県秦野(はだの)市の鶴巻温泉「陣屋」。陣屋は囲碁・将棋タイトル戦の対局地として何度も利用されていますが、特に将棋の方が有名のようです。

第4局の対局地は静岡県伊豆の国市の伊豆長岡温泉「三養荘」。三養荘は日本庭園で有名な歴史ある旅館だそうです。

「伊豆の国市」は平成17年4月1日、伊豆長岡町、韮山町、大仁町の3町が合併して誕生したそうです。
その1年前の平成16年4月には修善寺町・土肥町・天城湯ヶ島町・中伊豆町が合併して「伊豆市」が誕生しています。
伊豆半島にはその他に東伊豆町、南伊豆町、西伊豆町もあり、他県の人からみるとややこしいですね。

平成の大合併における市町村間の線引き、地名のつけ方、特例債など、いろいろありましたが、行政と住民が「暮らし易い町」を造っていくのは本当に大変なことですね。

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