天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第49期名人戦第1局/一力が白星スタート

2024-08-30 21:00:00 | プロ棋戦

一力、攻守に死角なし!
名人戦3連覇を目指す芝野虎丸名人に一力遼棋聖が挑戦する 第49期名人戦挑戦手合七番勝負第1局が8月27日(火)、28日(水)に神奈川県相模原市の「杜のホールはしもと」で打たれ、一力棋聖が黒番中押勝ちし、シリーズ先勝とした。
第2局は9月4、5日に宮崎県高原町「極楽温泉匠の宿」で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

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初戦勝利の一力棋聖、最強のシノギと逆襲で押し切りました。
敗れた芝野棋聖、中央志向の模様作戦が・・・。

一力さんは現在7大タイトルの三冠(棋聖、天元、本因坊)、世界戦でも奮闘しており今一番打てている棋士ですね。

一方の芝野さんは名人のみで本シリーズは「背水の陣」の気分でしょうか。
・・・と思っていたら、今日の「王座戦挑戦者決定戦」で芝野さんが一力さんに白番中押し勝ち。芝野さん、踏ん張っています。

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1年前の記事(2023-08-30):「週刊碁」最終号

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第70回アマ本因坊戦全国大会/大関さんが4度目の優勝

2024-08-28 21:00:00 | アマ棋戦

第70回全日本アマチュア本因坊決定戦の全国大会が8月24日(土)、25日(日)の2日間、日本棋院東京本院で開催された。
大会には62名が出場、結果は招待の大関稔さんが昨年に引き続き4度目の優勝を果たした。準優勝は東京都代表の谷口洋平さん、3位は埼玉県代表の竹田和正さん、4位が東京都代表の村上深さんだった。
今回で大関さんは通算4度目の優勝となり、名誉アマチュア本因坊の資格を得た。
   (日本棋院HPより抜粋)

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アマ名人戦では夏冰さんに苦杯をなめた大関さんですが、このアマ本因坊戦では堂々の優勝を果たしました。



これまで名誉アマ本因坊の称号を得たのは、菊池康郎さん、原田実さん、三浦浩さん、中園清三さん、平田博則さん、平岡聡さんと懐かしい名前が並んでいます。

群馬代表の青柳透真さんは予選リーグ(○×○)突破できず、群馬県勢の若手と期待されましたが無念・・・。

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1年前の記事(2023-08-28):第48期名人戦第1局/芝野シリーズ先勝!

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日本棋院のこれから

2024-08-26 21:00:00 | 囲碁

昨日の毎日新聞に日本棋院新理事長:武宮陽光氏の記事がありました。

「そこが聞きたい、日本棋院のこれから」
-早急の課題に対する武宮理事長の意見概要-

・赤字体質の財務問題

経営改革委員会をつくり、外部の有識者の知恵を拝借しながら対応

・東京本院の老朽化
千代田区の市ヶ谷という素晴らしい場所を有効活用したい

・引退制度の導入
財務状況を精査して対応

・囲碁人口減少回復には
ITの活用が不可欠、スマホ・アプリを充実させ若者ファンの獲得

・任期中の目標
囲碁ファンに寄り添い、発信力を高める

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創立100年を迎えた日本棋院ですが、課題山積のニュースが多いですね。
個人的には棋院の情報をオープンにし、「支える人と支えられる人」が納得するような施策を期待します。

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1年前の記事(2023-08-26):囲碁書籍「初段を目指す詰碁問題集」

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甲斐路・旅行記/2024夏

2024-08-24 21:00:00 | 旅行記

先日、三世代で山梨県へ一泊旅行に行ってきました。

・1日目:自宅 → (関越自動車道・中央自動車道) → 河口湖 → 昼食(ほうとう) →
  富士山パノラマロープウェイ → 遊覧船 → 河口湖ホテル

・2日目:ホテル → 河口湖クラフトパーク → ぶどう狩り → 信玄餅テーマパーク → 自宅

河口湖までは事故渋滞などで1時間ほど遅れたでしょうか、途中、一部雲のかかった富士山が見えました。

昼食の「ほうとう」の店は混んでいましたね。

「富士山パノラマロープウェイ」も混雑、外国の観光客が多かったですね。富士山は山頂部が隠れて残念でした。

翌日は「河口湖クラフトパーク」でステンドグラス、アクセサリー、ミニアクアリウムなどの体験コースにチャレンジしていました。


最近の旅行は体験型が増えていると聞きましたがナルホド・・・。

ぶどう狩りも定番ですが、一時の人気ぶりはないようです。
途中、JAの直売所で桃を購入、スーパーの値段に比べるとかなり安かったようです。

JA直売所の近くに「信玄餅テーマパーク」があるということで入場、混んでいました・・・。

今回、旅の主人公は夏休みの孫たち、思い出づくりも大変ですね。
同行のジジババは疲れた・・・。

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1年前の記事(2023-08-24):プロ棋士・四字熟語/中野泰宏、大出公二

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第11回首都圏カップこども囲碁団体戦2024

2024-08-22 21:00:00 | こども囲碁

「第11回首都圏カップこども囲碁団体戦2024」
 ・日時:令和6(2024)年8月18日(日)
 ・会場:日本棋院
 ・参加チーム:8チーム(1チーム9名)、
   東京A・東京B・神奈川・埼玉・千葉・群馬・栃木・茨城
 ・成績
  ◆優勝決定戦
   東京A(優勝) 7-2 埼玉(準優勝)
  ◆3位決定戦
   神奈川(3位) 7-2 東京B(4位)

  ◎5位 群馬 1勝3敗(予選3位/1勝2敗)
  ◎5位 千葉 2勝2敗(予選3位/1勝2敗)
  ◎5位 茨城 2勝2敗(予選4位/1勝2敗)
  ◎5位 栃木 0勝4敗(予選4位/0勝3敗)

◎群馬チームの成績
 ◆予選
  ・1回戦:群馬 VS 東京B 3-6
  ・2回戦:群馬 VS 埼玉 3ー6
  ・3回戦:群馬 VS 茨城 5-4
 ◆交流戦リーグ下位2チーム(ハンディ戦)
  ・群馬 VS 千葉 3-6
 ◆合計:14勝22敗

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「首都圏カップこども囲碁団体戦」の成績表が送られてきました。
東京Aが埼玉を破って優勝、上位チームは選手層の厚さで優っています。
北関東3県が下位に甘んじていますが、人口や練習環境の差はドーモ・・・。

群馬県チームは5位、昨年とほぼ同じ成績でした。
選手の棋力アップには「ガンバレ、ガンバレ」の掛け声だけでは空砲、上達の道筋を示さないと・・・。

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1年前の記事(2023-08-22):全国少年少女囲碁大会/2023

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勝ち碁と負け碁、記憶に残るのは?

2024-08-20 21:00:00 | 囲碁

「NHKテキスト囲碁講座」に連載の「おしえて!先生たち~!(文:下島陽平八段)」、9月号は「最強のKOキング・山下敬吾②」。

下島:これまでに印象に残る、しびれた対局、もしくはタイトル戦があればベスト3を教えてください!
山下:
・3位:第67期本因坊戦第5局・井山戦、勝利目前で大石が死に逆転負け
・2位:第34期棋聖戦第3局・張栩戦、3手ヨセコウに負け
・1位:勝った碁で第27期棋聖戦第4局・王立誠戦、封じ手の鼻ヅケで初の棋聖獲得

プロ棋士は勝ってなんぼの世界、タイトル獲得が印象に残るのは当然でしょうね。
ただ技を競う世界でもあり、予期せぬ敗戦が記憶に残るのもナルホド・・・。

平均的な囲碁ファンの場合はどうでしょう?
ザル碁党の場合、勝ち碁も負け碁もほとんど記憶に残っていません。それだけ真剣に打っていないということか・・・。

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1年前の記事(2023-08-20):お盆休み-2023

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中根九段vs.AI、第9局6子で勝利

2024-08-18 21:00:00 | 囲碁

月刊・碁ワールドに1月号から連載の「打ち込み十二番碁、中根直行九段vs.AI(Katago)」。
互先からスタートして負けると次回は定先、さらに負けると二子、三子とハンデが変わっていく仕組み。

●9月号/第9局(6子局)中根黒番
【第1譜】
・すげ~~三連星が二本!!
・カカリにハサんでも手を抜いてくる
【第2譜】上下同型中央に手あり?
・出た!! 固過ぎ晋作
・何のための厚み? 利かされてしまった
・六子だとプロ同士で打てば70目勝つ感じかな~
【第3譜】まだまだ大優勢
・指導碁で下手の気持ちがよくわかる
・何故こんなにも守りに入る?
【第4譜】安全第一
・だいぶ差を縮められたもののまだ40目は勝っているはずだ
・目指すは安全、玉置浩二&安全地帯で
【第5譜】安全地帯へ突入
・あわてず騒がず冷静に、冷製スープで
・これでも勝ちなのよ、30目くらいかな
【第6譜】カチカチで勝ち
・盤面20目程度の差で黒中押し勝ち
・上手相手にコウをやってはいけない
・ラストまでもう一局も負けない!!(つもりなんだけどな~)

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下手の気持ちわかる、ナルホド・・・
AIに常識は通じない?

本局での学んだこと
・厚みの活かし方
・守りと固過ぎのバランス
・変化球ははホドホドに・・・

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1年前の記事(2023-08-18):夏休み・こども囲碁塾2023

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応氏杯世界選手権五番勝負/一力、2連勝!

2024-08-16 21:00:00 | プロ棋戦

一力遼九段と中国・謝科九段が争う「第10回応氏杯世界選手権決勝五番勝負」が中国・重慶市で開催され、8月12日に第1局、14日に第2局が行われた。第1局は神がかったシノギの技で一力が先勝。

第2局、一力は劣勢の終盤に必死の勝負手、謝科九段が痛恨のミスで逆転勝利。シリーズ2連勝となった。第3局は9月8日(日)に中国で打たれる予定。
   (日本棋院『棋道web』より抜粋)

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一力さんの世界戦2連勝、優勝に王手は久しぶりの朗報です。
日本勢の世界戦優勝は2005年、張栩九段の第9回LG杯。一力さんが勝てば19年ぶりの優勝とのこと、頑張ってほしいですね。

中国勢はオリンピックでも国を背負っての戦い、あと1勝ですが勝負の世界は何とも・・・。

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1年前の記事(2023-08-16):碁は断(キリ)にあり

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石の呼吸??

2024-08-14 21:00:00 | 囲碁

日本棋院『棋道web』の連載に、「石の呼吸」というコーナーがあります。

「このコーナーは最新形の活用や主流の打ち方を紹介します。」
とありますが「石の呼吸」の意味がドーモ・・・。

パソコンで「石の呼吸」を検索すると
①岩の呼吸(いわのこきゅう)
岩の呼吸とは、漫画『鬼滅の刃』に登場する全集中の呼吸と戦闘技法の一種。 

②石の呼吸点
ある石に隣接した空点のこと。この点(呼吸点)が全て埋まると石は取られる(囲碁のルール)。
等々・・・。

呼吸というと『鬼滅の刃』関連が多いんですね。流行りか・・・。

囲碁雑誌の講座名を眺めると色々ですね。
●月刊「碁ワールド」
 ・詰碁ノック
 ・置き去りの傷を探せ!
 ・ベスポジを探せ
 ・感覚一新
 ・現代碁の片鱗
●NHKテキスト「囲碁講座」
 ・サトちゃんのアマ・ミスぜみな~る
 ・一力遼の勝利は細部に宿る

雑誌編集者もタイトルの付け方に苦労があるようで・・・。

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1年前の記事(2023-08-14):どうする家康/史実乖離

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棋戦情報/勝ち星・連勝(8月8日現在)

2024-08-12 21:00:00 | プロ棋戦

☆勝ち星・連勝(8月8日現在)
★勝ち星ランキング
 ①藤沢里菜女流本因坊 31勝15敗
 ②井山 裕太王座   29勝16敗
 ③芝野 虎丸名人   28勝11敗
  上野梨紗女流棋聖  28勝15敗
 ⑤上野愛咲美女流立葵杯 27勝14敗
 ⑥加藤 千笑三段   24勝8敗
  一力  遼棋聖   24勝9敗
 ⑧三浦 太郎三段   23勝6敗
  許  家元九段   23勝9敗
 ⑩酒井 佑規五段   22勝6敗
  星合 志保四段   22勝14敗
  (女流、若手棋戦を含む)

★ただいま連勝中!
 〈9連勝〉
   鶴山 淳志八段(4/4〜)
   鶴田 和志六段(5/6〜)
  〈8連勝〉
   小山 空也六段(6/6〜)
  〈7連勝〉
   王  立誠九段(4/25〜)
 〈6連勝〉
   許  家元九段(7/15〜)
   彦坂 直人九段(6/17〜)
   (日本棋院『棋道web』より抜粋)

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「勝ち星ランキング」トップは藤沢里菜さん、男性陣にも見劣りせず奮闘しています。
3強の井山、芝野、一力は安定感がありますね。
若手の三浦、酒井も星を伸ばしていいます。
女流がベスト10に5人、女流棋戦のプラスが大きいようです。

「連勝記録」では一力さんが連勝ストップ、世界戦の敗戦か。
トップは二人の「鶴さん(鶴山、鶴田)」、縁起が良さそう・・・。

 

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1年前の記事(2023-08-12):玉村こども囲碁教室/新規加入は5名

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