「週刊碁」に連載の「つるりん式見る碁のすすめ」、1/2・9日合併号は「年の瀬番外編」。
今回は今年最後ということで、恒例のつるりん(鶴山八段、林漢傑八段)大賞2022を選びます。
つる:日本勢初の女子国際棋戦優勝、勝ち抜き団体戦(湖盤杯)で3連勝、観る人を狂喜乱舞させた上野愛咲美女流立葵杯、この方ほど「観る碁」に貢献された方はいないと思います。
りん:私はね、井山さん(本因坊文裕)、一力(遼棋聖)さん、虎ちゃん(芝野虎丸名人)で悩みました。
つる:え、それ普通に最優秀棋士賞候補と同じじゃん。
りん:だからね、虎ちゃんを推薦します。一緒に夏休みを過ごした仲だから。それに名人戦第7局のユーチューブ中継は史上初の同時接続1万人越えを果たしたんだよ!
つる:それは本当にすごい事だよね。
りん:今回はこれしかない! 上野女流立葵杯&芝野名人のダブル受賞で!!
(「週刊碁」より抜粋)
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「観る碁」という観点での選考、面白いですね。
上野さんは藤沢さんと女流ツートップの存在ですが、「観る碁」という面では上野さん推しは納得です。
名人戦第7局(井山名人 対 芝野九段)は、歴代でも記憶に残る激闘だったと思います。その主役、虎ちゃん推しも賛成です。
囲碁界も若い世代の参加が求められています。つるりんコンビ、昨年大賞のホッシーなど、囲碁のエンタメ化推進の棋士に拍手を・・・。
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