天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第70回アマ本因坊戦全国大会/大関さんが4度目の優勝

2024-08-28 21:00:00 | アマ棋戦

第70回全日本アマチュア本因坊決定戦の全国大会が8月24日(土)、25日(日)の2日間、日本棋院東京本院で開催された。
大会には62名が出場、結果は招待の大関稔さんが昨年に引き続き4度目の優勝を果たした。準優勝は東京都代表の谷口洋平さん、3位は埼玉県代表の竹田和正さん、4位が東京都代表の村上深さんだった。
今回で大関さんは通算4度目の優勝となり、名誉アマチュア本因坊の資格を得た。
   (日本棋院HPより抜粋)

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アマ名人戦では夏冰さんに苦杯をなめた大関さんですが、このアマ本因坊戦では堂々の優勝を果たしました。



これまで名誉アマ本因坊の称号を得たのは、菊池康郎さん、原田実さん、三浦浩さん、中園清三さん、平田博則さん、平岡聡さんと懐かしい名前が並んでいます。

群馬代表の青柳透真さんは予選リーグ(○×○)突破できず、群馬県勢の若手と期待されましたが無念・・・。

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1年前の記事(2023-08-28):第48期名人戦第1局/芝野シリーズ先勝!

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アマ名人戦/夏冰さん、初のアマ名人に!

2024-08-04 21:00:00 | アマ棋戦

「第18回朝日アマ名人戦全国大会」で優勝し、昨年に続いて挑戦権を得た夏冰(か・ひょう)さんが大関稔アマ名人に挑む「第18期朝日アマ名人戦三番勝負」が7月27、28日の両日に日本棋院で打たれた。絶対王者の大関アマ名人に夏冰さんが2勝1敗で勝って初のアマ名人位に就いた。

     ◇◆◇

第18回朝日アマ名人戦全国大会/夏さん、連覇
「第18回朝日アマチュア囲碁名人戦全国大会」が7月6、7の両日に日本棋院東京本院で開催された。49名の都道府県代表と招待選手8名の57名によって、熱い戦いが繰り広げられた。
決勝は夏冰さん(招待)と柳田朋哉さん(招待)の対戦となり、夏さんが2年連続の優勝、大関稔アマ名人への挑戦権を獲得した。3位は山下寛さん(大阪)、4位は北芝礼さん(招待)。
   (日本棋院『棋道web』より抜粋)

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初のアマ名人を獲得した夏冰さん(31)、我慢と粘りで栄冠を手にしました。
5連覇を逃した大関さん(29)、逆転負けの展開で無念・・・。
大関さんは5月に行われた世界アマ囲碁選手権で3位入賞、アマ名人は残念でしたがアマ囲碁界最強の座は譲らずか。

群馬代表の藤本さんは1回戦敗退、全国の壁は高い・・・。

 

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1年前の記事(2023-08-04):夏休み-2023

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全国高校囲碁選手権/2024

2024-08-02 21:00:00 | アマ棋戦

第48回文部科学大臣杯全国高等学校囲碁選手権の全国大会が7月22日から24日の3日間、日本棋院東京本院で開催された。

◎団体戦(7月22日・23日)
男子決勝は仙台第二(宮城)が2-1で大分東明(大分)を下し3連覇。
女子決勝は白百合(東京)が2-1で甲府南(山梨)を下し優勝。

◎個人戦(7月23日・24日)
男子決勝は羽根和哉さん(愛知工業大学名電・愛知)が内田勝仁さん(雲雀丘学園・兵庫) を下し優勝。
女子決勝は鈴木 時さん(御所野学院・秋田)が倉谷圭乃さん(女子聖学院・東京)を下し優勝。
   (日本棋院『棋道web』より抜粋)

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男子団体優勝の仙台第二(宮城)は3連覇、囲碁名門校として名を刻みます。
女子団体優勝の白百合(東京)は2度目の優勝、女子は連覇が少ないようです。
2位は大分(男子)と山梨(女子)、団体戦は地方でも選手が揃えば上位も可能ですね。


男子個人優勝の羽根和哉さん(愛知工業大学名電・愛知)は、羽根直樹九段のご子息、ナルホド・・・。
女子個人優勝の鈴木時さん(御所野学院・秋田)。地方での上達は大変、指導者に恵まれていたのでしょうね。
鈴木さんも男子の羽根さんと同様に選抜大会・選手権の2冠となった。

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◎群馬県勢の成績
◆男子団体戦
 ・前橋高校(星野・家上・斉藤):予選通過ならず(●○○)
◆女子団体戦
 ・太田女子高校(石岡・斉藤・小森):予選通過ならず(○○●)
◆男子個人戦
 ・須永大智(四ツ葉学園):予選通過ならず(○●○)
 ・倉持虹汰(伊勢崎工高):予選通過ならず(●○○)
◆女子個人戦
 ・石岡まひろ(太田女子高):予選通過ならず(●○○)
 ・近藤 杏(太田女子高):予選通過ならず(●○●)

残念ながら一次リーグ突破は出来ませんでした。
全体の勝敗数合計は11勝7敗、全国では中位レベルでしょうか。
課題は県内囲碁への関心度アップ、ムズなところで・・・。

 

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1年前の記事(2023-08-02):第8回扇興杯女流最強戦/牛が史上初の2連覇

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第44回世界アマ囲碁選手権/大関選手は3位

2024-05-23 21:00:00 | アマ棋戦

第44回世界アマチュア囲碁選手権戦東京大会~日本棋院創立100周年記念~が東京都千代田区の日本棋院東京本院で5月19日(日)から5月22日(水)まで開催された。22日午後の第8回戦の結果、優勝は中国代表の白宝祥選手、準優勝は韓国代表の金正善選手、第三位は日本代表の大関稔選手だった。
   (日本棋院HPより抜粋)

「大関さん3位、ポイント差に泣く」「白宝祥さん(中国)5度目のV」
日本代表・大関稔さん、中国代表・白宝祥さん、韓国代表・金正善さんの3名が7勝1敗でトップに。スイス方式により、勝ち数が同じ場合はポイント差で順位が決まり、優勝は白さん、準優勝は金さん、3位は大関さんとなった。
   (日本棋院『棋道web』より抜粋)

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3位の大関さん、優勝した白宝祥さん(中国)に勝ったもののスイス方式で3位、悔しかったでしょうね。
日本の選手が3位になったのは2007年以来とのこと、世界戦で苦戦の日本勢としては健闘か・・・。

「世界アマ囲碁選手権」のニュースは、あまり話題にならなかったですが、マスコミもそれなりに取り上げてほしいですね。そのためには上位での活躍が・・・。

スイス方式での大会、群馬県内の大会でも採用したことがありますが、運・不運で悩ましい・・・。

 

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1年前の記事(2023-05-23):津軽半島・下北半島巡り(2023)

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第66回女流アマ選手権/内田祐里さんが2度目のⅤ

2024-03-20 21:00:00 | アマ棋戦

第66回全日本女流アマチュア囲碁選手権大会が3月16日(土)・17日(日)に行われた。決勝はシードの内田祐里さんと東京千葉代表の藤原彰子さんの対戦となり、内田さんが中押し勝ちをおさめ、2021年の第63回大会以来、3年ぶり2度目の優勝を飾った。

 ・優 勝:内田祐里(シード・埼玉)
 ・準優勝:藤原彰子(東京・千葉)
 ・第三位:村瀬なつ(東京・千葉)
 ・第四位:宇根川万里江(東京・千葉)
   (日本棋院HPより抜粋)

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ベスト4の顔ぶれを見ると、元院生や囲碁インストラクタ-など囲碁関係の仕事をしているようです。
純粋にアマチュアの選手が上位で活躍するのは無理ですね。

上位は首都圏の選手が独占、アマ囲碁界も一極集中ですか。
今回は関西勢がイマイチ、地方選手の活躍が見られないと寂しい・・・。

群馬代表の佐藤さん、西本さんは予選敗退。純アマチュアは厳しい・・・。

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1年前の記事(2023-03-20):第65回女流アマ選手権/優勝は大沢摩耶さん

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第39回関東地区高校囲碁選手権

2024-01-17 21:00:00 | アマ棋戦

先日、群馬高校囲碁専門部事務局より「第39回関東地区高校囲碁選手権」の結果報告が届きました。
1月13日、14日に前橋市の群馬県生涯学習センターで開催。

関東の8都県(茨城県、栃木県 、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県)が参加、大会種目は男子団体、女子団体、男子個人、女子個人、男子9路盤、女子9路盤の6種目。

成績は東京が各種目で上位を占めていますが、栃木、群馬も善戦しています。
群馬県勢では男子個人で須永大智さんが優勝、男子9路盤で家上紘弥さんが2位で全国大会に出場のようです。
男子団体の前橋高校:5位、女子団体の太田女子高校:5位と頑張りました。

◎各種目の結果(PDF)
 ・男子団体
 ・女子団体
 ・男子個人
 ・女子個人
 ・男子9路盤
 ・女子9路盤

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1年前の記事(2023-01-17):碁界ニュースグランプリ2022/週刊碁

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第69回アマ本因坊戦全国大会/大関さんが3度目の栄冠

2023-09-07 21:00:00 | アマ棋戦

第69回全日本アマチュア本因坊決定戦の全国大会が8月26日(土)、27日(日)の2日間、日本棋院東京本院で開催された。
大会には63名が出場し、リーグ戦、トーナメント戦の結果、神奈川県代表の大関稔さんが4期ぶり3度目の優勝を果たした。準優勝は招待選手の栗田佳樹さん、3位は招待選手の川口飛翔さん、4位が長野県代表の杉田俊太朗さんだった。
大関さんは今年の7月30日に第17回朝日アマチュア囲碁名人戦でも4連覇を果たしておりこれで2冠となる。
   (日本棋院HPより抜粋)

大関さん3度目のアマ名人本因坊 世界アマ選手権、日本代表に」
   (朝日新聞より抜粋)

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優勝の大関さん、アマ囲碁界の大横綱ですね。



準優勝の栗田さん、対抗馬として一歩遅れたようです。

群馬代表の栗原さんは予選リーグ突破できず無念、群馬県勢としては若手の県外流出もあり予選突破は難関か・・・。

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1年前の記事(2022-09-07):プロ棋戦/挑戦者決定(余正麒、上野愛咲美)

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第17回アマ名人戦三番勝負/大関さん、逆転防衛

2023-08-10 21:00:00 | アマ棋戦

大関さん4連覇、5期
「第17期朝日アマチュア囲碁名人戦三番勝負」が7月29、30日の両日、日本棋院東京本院で行われた。挑戦者の夏冰(か・ひょう)さんが先勝したものの、大関稔アマ名人が逆転防衛を果たした。
   (週刊碁より)

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4連覇達成の大関さん、経験値による的確な形勢判断が勝因でしょうか。
敗れた夏冰さん、守りに入って苦戦とのこと。

両者は2005年の少年少女全国大会準々決勝で対戦、大関さんが敗れ5位、夏冰さんが優勝。
あれから18年、それぞれ違った道を進み再戦、感慨深い思いもあったでしょうね。

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1年前の記事(2022-08-10):今こそ聴きたい/井上陽水

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全国高校囲碁選手権/2023

2023-08-06 21:00:00 | アマ棋戦

◎団体戦(7月24日・25日)
男子決勝は仙台第二(宮城)が2-1で洛北(京都)を下し連覇。
女子決勝は花園(京都)が3-0で南山女子部(愛知)を下し2度目V。

◎個人戦(7月25日・26日)
男子決勝は小島二十さん(大分東明・大分)が林優真さん(近畿大学工業高等専門・三重) を下し初V。
女子決勝は小室杏花さん(角川ドワンゴ学園S・東京)が黒川智美さん(國學院大學栃木・栃木)を下し初V。
   (週刊碁より抜粋)

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男子団体優勝の仙台第二(宮城)は2連覇、2014年にも優勝しており囲碁名門校になりました。
女子団体優勝の花園(京都)は2度目の優勝、こちらも囲碁名門校、京都は選手層が厚いようです。

男子個人優勝の小島二十さん(大分東明・大分)は、馬場滋九段の教室に通っており決勝は同門対決とのこと。
女子個人優勝の小室杏花さん(角川ドワンゴ学園S・東京)、上野愛咲美女流プロは角川ドワンゴ学園N高、今後は通信制高校の認知度も上がるでしょうね。

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◎群馬県勢の成績
◆男子団体戦
 ・前橋高校:予選通過ならず(○●○)
◆女子団体戦
 ・太田女子高校:予選通過ならず(●●○)
◆男子個人戦
 ・須永大智さん(四ツ葉学園中等):予選通過ならず(●○○)
 ・宮沢優希さん(前橋高):予選通過ならず(○○●)
◆女子個人戦
 ・及川 悠さん(太田女高):予選通過ならず(○●●)
 ・石岡まひろさん(太田女高):予選通過ならず(●●○)
 
群馬県勢も数年前は全国大会で上位入賞が続きましたが、このところ選手層の薄さが目立ちます。上位入賞した時期の熱気を取り戻したいものです。

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1年前の記事(2022-08-06):どんな勉強をすれば強くなれるの?

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第17回朝日アマ名人戦全国大会/夏さんが初優勝

2023-07-14 21:00:00 | アマ棋戦

大関稔アマ名人への挑戦者を決める第17回朝日アマチュア囲碁名人戦全国大会が7月1日(土)、2日(日)に日本棋院東京本院で開催され、招待選手の夏冰さんが初優勝を果たした。大会には招待選手と各都道府県の代表選手合わせて57名が出場。

◎準決勝の結果(左勝者)
 森川舜弐(愛知) 半目 △星合真吾(招待)
 夏  冰(招待) 10目半 △平野翔大(招待)

◎決勝の結果(左勝者)
 △夏 冰 中押し 森川舜弐
   (日本棋院HPより抜粋)

「夏さん初V、森川さん準優勝」 「新世代、上位を独占」
   (週刊碁見出しより)

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決勝は夏冰さん(30)と森川さん(27)の対決、夏冰さんが安定感のある打ちぶりで優勝しました。
夏冰さんは小学生名人、中学生名人と大活躍、現在は京都囲碁道場の師範。しばらくぶりの栄冠でした。
7月末には大関稔アマ名人と三番勝負とのこと、実績では大関さんですがどうでしょう。

本大会の参加者は57名、囲碁の全国大会も回復基調のようです。
群馬県代表の藤本さんは残念ながら1回戦で敗退、都市部に比べ研究環境がイマイチか・・・。

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1年前の記事(2022-07-14):厚み(株)と地(現金)

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