天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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大晦日/2009

2009-12-31 22:25:10 | 日記・エッセイ・コラム

Kane 2009年もあとわずかで終わろうとしておりますが、この一年間を振り返ってみます。

■仕事
8月で40数年のサラリーマンを卒業しました。
熱血仕事人間でもなく、上昇志向も低めでしたが、仕事仲間とは穏やかな付き合いだったように思っています。
「♪サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ~」という唄がありましたが、そんな感じでしたね。
それでも卒業してみると、規則正しい職場生活や何気ない日常の会話が懐かしく思われます。

■家族・旅行
娘二人が巣立っていき、女房殿との二人暮らしも1年半になりました。
目線が一致しているわけではありませんが、「押したり引いたりの綱引き」で暮らしています。
5月には長女の「花嫁の父」役も無事に終わり、ホッとしています。

10月には女房殿と東北旅行(三陸海岸、下北半島、津軽半島など)。それなりに「みちのくの秋」を感じました。
11月には高校時代の旧友と信州・大町方面へ熟年旅行。不思議な時の流れは感慨深いものです。

■囲碁
棋力は年初と変化ないと思うのですがネット碁では年末になって負け越し、風鈴会や町内囲碁会の成績も乱高下でした。
それでも「目標・天下五段」の看板は下ろさず、精進したいと思っています。

今秋からは子供囲碁教室の指導スタッフを始めました。まだまだ不慣れな状態ですが「楽しく上達」を合言葉に、生徒の棋力向上をサポートできれば思っています。

今年7月、3泊4日の「サマー囲碁カーニバル」というイベントに参加しました。単独の参加でとまどいもありましたが、有意義でしたね。

■ハイキング・自転車
今年は5月に沼田市・三峰山、8月に新潟・八海山の2回にとどまりました。出不精にならないよう、やさしいコースでも回数を増やしたいですね。

サイクリングは週2回程度乗り、健康維持の一助になったと思っています。一時間弱のコースですが、四季の風を肌で感じています。

■総括
サラリーマン卒業という大きな節目がありましたが、無事に1年過ごせたことに感謝です。
囲碁に関わる時間が随分増えましたが、もう一つライフワークの柱を考えたいですね。

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追憶2009/昭和の名棋士たち

2009-12-29 23:09:02 | プロ棋士

どの世界も世代交代は世の常ですが2009年亡くなられた囲碁棋士というと、藤沢秀行名誉棋聖、安倍吉輝九段、梶原武雄九段、橋本昌二九段が思い浮かびます。

・藤沢秀行名誉棋聖
秀行師についてはTV・新聞などで頻繁に報じられ、熱血の勝負師、若手育成の伝道師、破天荒な人生など、いろいろな角度で取り上げられました。
周囲で苦労された方々も少なくなかったでしょうが、自由奔放で幸せな生涯と云えるでしょうね。

・安倍吉輝九段
本当に碁が好きで生活のすべてが碁だったようです。新手研究なども有名で、普及活動も精力的でした。

・梶原武雄九段
TVの囲碁解説など独特の「梶原節」で囲碁ファンを楽しませてくれました。勝ち負けより一手の探求に賭けた棋士のように思います。

・橋本昌二九段
関西棋院の闘将、人情味あふれる語り口で碁一筋の雰囲気がありました。

それぞれ個性豊かな昭和の名棋士が世を去りましたが、共通しているのは「囲碁=芸」という精神でしょうか。
中韓の影響で囲碁が競技・ゲームという認識が濃くなってきましたが、日本の伝統文化としての「棋道・芸」の精神を忘れてほしくないものです。

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忘年会2009/風鈴会

2009-12-27 18:15:09 | 囲碁

昨日(12/26)の午前中は囲碁教室「伊勢崎こども囲碁アカデミー」の指導スタッフ。
Wind_1_3 午後は風鈴会と玉村町定例碁会がダブッていましたが、風鈴会は忘年会があるというのでこちらを優先です。
時間の都合で講座・対局はパスして忘年会のみの参加ですが、私以外にも同様に忘年会目的の人が多く、「なんでウチは忘年会だけのメンバーがこんなに多いのだろう」とN支配人が苦笑していました。

会場はモンゴル料理の居酒屋で30人近くいたでしょうか。年代は20代から60代くらいまでほぼ平均的に揃っていました。
メインは「モンゴル風鍋」ですが、鍋単位に同年代が集まるようです。
私の周りは熟年世代の集まりでしたが、出てくる料理は残さず食べていましたね。団塊世代前後は「もったいない」という意識があるのでしょうか。

隣りのT田さん(酔ったTV司会・草野仁のイメージ)は、馬乳酒を飲んでいましたがクセがあって私はダメでした。
その隣りのN田さん(にやけた藤岡弘のイメージ)は、鍋奉行気取りでしたが食材を投入する順番がいい加減で、ヤミ鍋の様相でしたね。

話題はいろいろですが私の出身地・愛知県のつながり(親類、出身校など)が結構ありました。岡崎、半田、西尾、猿投、名古屋などの地名に親しみを感じましたね。

それにしても年代、職業などバラバラのメンバーが、碁友ということでこうした楽しい時間を共有できるのはハッピーなことです。

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第35期天元戦第5局/山下、天元位を奪取

2009-12-25 20:13:51 | テレビ番組

 第35期天元戦5番勝負の第5局は12月22日、徳島市で打たれ、黒番の山下棋聖が張栩天元に中押し勝ちし、対戦成績3勝2敗で天元位を奪取した。
 今期は交互に黒番が勝つシーソーゲームの展開になり、打倒張に燃える山下がフルセットの激戦を制した。山下は1年ぶりの2冠で、張は3冠に後退。2人によるタイトル戦は山下の2勝4敗となった。

<山下敬吾新天元の話>
 下辺と左下隅とのフリカワリでよくなりましたが、そのあとミスが出ました。黒181ではっきり勝ちになりました。いままで天元戦を何回も打っていてタイトルは一度だけでした。今回勝てて本当にうれしいです。

<張栩前天元の話>
 序盤の構想がまずく、薄い碁になってしまいました。反省点が多い碁でした。昼すぎのフリカワリで勝負が決まってしまいました。その後、チャンスはなかった。5番勝負全体も反省点が多く、負けて当然です。

     (徳島新聞より抜粋)

    ◇   ◇   ◇

山下挑戦者が乱戦を制して天元位を奪取し2冠に。持ち時間3時間の碁では張さん有利かと思われましたが、乱戦をよく戦い抜いたようです。

防衛を逸し3冠となった張栩前天元、タイトル戦に出ずっぱりで疲労もあったのでしょうか。粘りがイマイチのようでした。

本シリーズの全5局、すべて黒番が勝ちました。両者とも、黒番が得意なのでしょうか。
私などザル碁党は黒番の勝率がいい場合が多いようですが・・・。

白熱の「山張対決」、来年1月中旬からは棋聖戦七番勝負が始まります。熱戦を期待しましょう。

    ◇   ◇   ◇

今回の対局地は徳島市の「ホテルクレメント徳島」。
クレメント(clement)は「〔気候, 気質などが〕温暖な, 穏やかな, 温和な」という意味のようです。

Kame 現在、NHKの朝ドラは徳島県美波町を舞台にした「ウェルかめ」、主人公は地方雑誌の女性記者という設定です。
登場人物が南国・徳島らしく、素朴でおおらかななところがいいですね。

主人公の実家は「お遍路宿」、私も「四国88ヶ所巡礼」を体験してみたいと思うのですが、女房殿は「衣類などの荷物を持って歩くのはイヤだ」と申しております。
質素な旅もいいと思うのですが・・・。

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囲碁ボランティア/伊勢崎N小学校

2009-12-23 21:47:38 | 囲碁

Nawa_091223 今日は伊勢崎N小学校・囲碁クラブの期末大会でした。
52人の参加者を9路、13路、19路盤の3クラスに分けての大会です。
一番多いのは9路盤クラスの26人で半数を占めており、1、2年生がほとんどです。

大会は校長先生はじめ教師の方々、指導スタッフの協力・支援で円滑に運営されていました。特に校長先生の熱意には感心です。
学校別団体戦では同じ伊勢崎市のH小学校には及ばないようですが、低学年の活動が活発で今後が楽しみですね。

クラブの指導は地元のボランティアが担当していますが、囲碁のできる先生方と一緒に指導すればより効果的だと思います。先生方の囲碁修得を希望して止みません。

   ◇   ◇

子供の囲碁教室やクラブ活動でよく言われることに「相手を選ばず、誰とでも仲良くする」というのがあります。
これって大人でも以外と難しいことだと思います。特にマナーに無頓着な人は苦手ですね。
誰からも「あの人との対局は気分がいい」、と思われるような打ち手でありたいと思っています。

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伊勢崎市囲碁ボランティア忘年会

2009-12-22 20:40:09 | 囲碁

昨日(12/21)の午後は伊勢崎N小学校で、囲碁クラブの指導ボランティアでした。
そして夕方からは、伊勢崎市内の子供囲碁ボランティアに関わるメンバー19名が参加しての忘年会でした。

伊勢崎市では5つの小学校で囲碁クラブが活動しており、小学生の部員は400名ほど、指導スタッフも20数名に及ぶようです。
指導スタッフの大半は「伊勢崎佐波囲碁会」のメンバーで、年代は60代半ば~80代後半の現役引退組でしょうか。
忘年会といっても初顔合わせの人も多く、指導ボランティアの決起集会のような感じでした。

私より先輩のメンバーも多いようでしたが、子供達の成長に一生懸命という熱意が伝わってきました。
ただ、この熱意を受取る児童がどれだけ伸びてくれるか、期待に応えてほしいものです。

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第57回NHK杯/謝女流二冠、3回戦敗退

2009-12-21 12:17:37 | テレビ番組

今期NHK杯の3回戦第2局(12/13放送)は、謝依旻・女流本因坊/女流名人と結城聡NHK杯の対戦。
結果は白番の結城九段が、謝さんの剛腕を完封して快勝でした。

これで女流棋士は残念ながら姿を消したことになります。
それでも今年のNHK杯、4人の女流が参加して4勝4敗と善戦、TV棋戦を盛り上げてくれましたね。

    ◇   ◇

男女の棋士が対等に戦える日は来るのか。スポーツなどでは肉体的な差があり、対等に競うことは難しいと思います。
囲碁など頭脳ゲームの世界ならと思われますが、深く追求する世界での女性進出はまだまだでしょうか。

ただ囲碁を楽しむという点では、羨ましい部分もあります。
女性の大会では「勝負」もさることながら、会話や服装など盤外で楽しまれます。
男性の大会ですと「勝負」が全てで、勝てば愉快ですが負けると・・・。
男性も女性の「碁の楽しみ方」を参考にしたら、と思いますね。

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こども囲碁教室('09/12/19)

2009-12-19 21:09:57 | 囲碁

今日の午前中は囲碁教室「伊勢崎こども囲碁アカデミー」の指導スタッフ。会場が2ヶ所あり、今日の会場は今年最後ということで、碁盤と碁石の手入れ(清掃)でした。
当初スタッフで行う予定でしたが、教室が早く終わったこともあり生徒と一緒の作業となりました。

生徒は嫌がるかなと思っていたのですが、嬉々として石を洗ったり、布で拭いたりしています。
いままでやった事のない、新しいことには興味が湧くのでしょうね。
指導方法についても、生徒が関心を示すような新しいメニューを考えなくては・・・。

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第35期天元戦第4局/張が勝ち2勝2敗タイに

2009-12-18 14:07:35 | プロ棋戦

 第35期天元戦5番勝負の第4局が12月10日、兵庫県淡路市で打たれ、黒番の張が中押し勝ちし、対戦成績を2勝2敗として決着を最終局へ持ち込んだ。第5局は22日、徳島市のホテルクレメント徳島で行われる。

     (神戸新聞より抜粋)

「張栩強襲、窮地から生還」、「順風山下に落とし穴、生死を分けた一路の差」

<張栩天元の話> ツブされていても文句は言えなかった。
<山下敬吾棋聖の話> 中央の具合を錯覚していました。ひどかったです・・・。

     (週刊碁、より)

    ◇   ◇   ◇

張栩天元、非勢から相手の味悪を的確にとらえて、逆転でした。
山下挑戦者、最後のツメで誤りました。時間に追われていたのでしょうか。
一進一退で最終局にもつれ込んだ本シリーズ、最後に笑うのはどちらでしょうか。

    ◇   ◇   ◇

今回の対局地は兵庫県淡路市の「ウェスティンホテル淡路」。
昨年の天元戦は、3連勝決着で当地での対局は不開催になったようです。タイトル戦の開催地も後半戦になると微妙になりますね。

淡路島出身の有名人は結構多いですね。
作詞家の阿久悠、芸能界では渡哲也・渡瀬恒彦兄弟、大地真央、笹野高史、海原千里・万里など。
また司馬遼太郎の小説「菜の花の沖」のモデルとなった高田屋嘉兵衛も当地の出身だそうです。

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RT囲碁部OB/親睦碁会(2009/12)

2009-12-16 22:23:00 | ルネサス/囲碁部

Logo_rt_igo5 今日(12/16)はマレーシアに赴任しているO・S氏の一時帰国に合わせ、同年代の囲碁仲間4人がE碁会所に集まっての対局でした。

気心の知れた「ザル碁党員」と冗談や三味線(勝負事などで、相手の裏をかくために見せかけの言動をとること)を混じえての対局は、本当に楽しいものです。

本格的な冬到来を思わせる一日でしたが、碁友との交流は暖かく感じましたね。

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