ビブリアが映像化されたとき、小説(原作)ではロングヘアだったヒロインが、ショートヘアで人気の女優さんが主演でがっくりした。語り手役の俳優さんがおじさんだったというのも失望感を倍加させた。ドラマ自体は悪くなく、ドラマからはいった人にとっては面白かったろう。小さなおうちは主人公のお手伝いさん役の女優さんが第64回ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞したということだったが、黒木華さんという女優さんはよくはまっていたように思う。賞を取ったのだから演技もさぞ上手だったのだろう。
ベストセラーはしばしば映像化されるが、私は映像イメージが固定化するとつまらないので、映画を観たあと原作を読むということはほとんどしない。ハリーポッターだけは、登場人物のイメージが固定してしまったが、みながみなあれほどはまってしまっていてはやむを得まい。
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2014年2月の読書メーター読んだ本の数:4冊読んだページ数:1385ページナイス数:231ナイス
ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)の感想読み始めは、例のテレビドラマの出演者のショートカットが頭にちらつきしゃくに障ったが、地元鎌倉の風景が描かれはじめたあたりから、テレビを見る前に読んでいたときにもっていたイメージに戻すことができた。だけど、残念ながら今度は小説の方がテレビドラマのように、話の延長延長となってしまっている。悪くはないけど、それぞれの推理も少々乱暴なようなきがする。“いい物語だった”と思えるうちに終えるのもいいのでは。それにしても、鎌倉の情景描写は今回も秀逸。モノレールには時刻どおり、時間どおりに走っているようでした。読了日:2月19日 著者:三上延
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