今日から仕事という緊張感のせいか朝4時に目が覚めた。カーテンを開けて外を見ると曇り空。台風8号の影響もあるのかもしれない。東京直撃はなさそうだが、本州を横断するようなので進路にあたる地域は注意が必要だろう。通勤電車は学生が休みに入ったおかげかずいぶんと空いて楽になった。

果たして私に変節があったのかなかったのかが気になり、ブログ記事でオリンピックを検索し、東京オリンピックについての私の立ち位置を振り返ってみた。初めは開催時期について反対していた。というのも、この暑さ。2019年9月4日にオリンピック、パラリンピックそれぞれをせめて二週間ほどあとにできないかと書いていた。この次は去年の4月16日、果たして”コロナ後”はやってくるか、ということでそのひと月前の3月24日に決まった1年延期が可能かと不安を述べている。次に、7月に1年のびて東京がより綺麗になるのでいいと書いている。今年に入ってからは開催はいいのだが、感染対策、森氏の騒動についてちょっと触れていて、今年の2月9日には”東京オリンピックは是非開催してほしい”などと書いていて、どうしてもバスケットボール日本代表の試合が観たかったみたいだ(今でもそう)。ここ最近は流れに任せてという感じでいた。それでも、あまりオリンピックについて触れていなかったのはやはり”下手なことを書いて非難されたら嫌だ”というような感覚があったのかもしれない。オリンピック中止論を唱えていた政治家もいたようだが、あの人たちは次にはどんな言い訳をするのだろうか。

そして、いざ開幕したらテレビ、といってもほとんどはNHKだが、3波(総合、Eテレ、BS1)どのチャンネルにあわせても日本選手が活躍している。予選、本選、決勝。勝手も負けても自国出身の選手を応援したくなる。いまのところ日本選手団は快進撃を続けているが、この先が今から楽しみだ。こうなってくると、東京オリンピックをある意味”強行開催”したのは良かったということになる。巣篭もり4連休にオリンピック放送がなかったら、それこそコロナ疲れは極限に達して、誰もが街や観光地に繰り出して感染爆発は止められなかっただろう。政府が、そこまで考えて開催したとは思えないが、これは思わぬ副産物だったに違いない。コロナ禍でのオリンピック開催は感染拡大との綱引きで、8月中旬にどのような状態にあるかはよくわからない。だが、これだけテレビで五輪五輪では反対論は封殺されてしまったも同然だ。

緊急事態宣言とカップリングで、”感染拡大防止のために、家族みんなでテレビで応援”というのをもっとアピールして、企業の夏休みを”オリンピック休暇”として前倒しするぐらいでよかったのではないだろうか。そうすれば緊急事態宣言単独よりもよほど効果があったのではないかと思う。選手には選手の人生があるので、コロナ禍のコントロールまで押し付けるわけにはいかないのはよくわかっているが、もう始まってしまったからには日本選手団には頑張ってほしいものだ。
大変だろうけど