チケットがくるのを首を長くして待っていた東京オリンピックバスケットボール日本の予選の試合がある埼玉アリーナは、緊急事態宣言が再び発出された東京都ではないから、もしかしたら観戦できるかもしれない、などというわがままな一縷の望みは四都県無観客開催ということで儚くも散った。さほど強くないバスケットボール日本代表の予選ならすんなり取れるだろうと予約したが、いまや八村塁や渡邊雄太がNBAで大活躍で、私としてはプラチナチケットになっていた。無観客を選挙公約に掲げていた都民ファーストが東京都議会議員選挙で善戦したこともあるのだろう。正直残念だが、しかたない。
観客を一部で入れたり入れなかったりとか、抽選などというよりはよほどよかった。この決断を私は評価する。それでも開催したら十分コロナ禍に負けずにやったと評価されるはずだ。東京を中心とした関東地方のどこかで、選手とその関係者のために開催されるということになるが、スポーツ選手にとっては一生に一度の経験であって、のちのキャリア形成にも大事なことで、この程度の規模ならいいんじゃないか。東京でやったということも歴史に刻まれる。この辺が落とし所だろう、良い決断だったんじゃないか。
ワクチン接種が進んでも、今度はワクチン接種者がスーパースプレッダーになっているというのだからタチが悪い。ワクチンは重症化を防ぐが、感染そのものを防ぐわけではないため、ワクチンを接種された人が”安心して”広げてしまうということらしい。人間の考えることというのはつくづく穴だらけで、ウイルス感染症はそんなところをついてくる。この論が正しければ、高齢者、とくに高齢男性へのワクチン接種が進めば少なくとも重症化を防ぐことはできて、病床逼迫には繋がらないということになる。重症者数は減っているので、このまま推移してくれたらいいのだが。
一向に止まない雨のせいでバラの花が重くなってしまい、一輪折れてしまった。ちょうど満開だったので、活けてやることにした。
券だけはもらえないかな