こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

人間にとっての成長とはなんだろう

2022年12月07日 | 日々思うこと、考えること
久しぶりにスッキリ晴れたが、とても寒い朝。
日曜日に刈った裏山の下草を詰めたビニール袋を、坂の下のほうの集積所まで出しに2往復するのも億劫だった。
はれははれでも、虫に刺された左手首の腫れはなかなかひかず、痛痒さが残っている。
そのせいで、仕事に集中できないのが困るが、今日一日ぐらいで治ってくれないかと期待している。
昨年の秋に妻が作った寄せ植えは鉢内の勢力が変わり、ナデシコが元気よく育っていて、このままだと、後から植えたビオラも、初めからいるヒューケラともども圧倒されてしまいそうだ。
冬に入って休眠するものがいれば、冬の寒さを好機とみて成長するものもいる。
生物の生き方は多様で、絶えずどこかで成長している。

成長という言葉は生物のどのような局面を指すものだろう。
子供の成長、という使い方が一般的だろうが、その場合は身長とか体重が増すことを指している。
生まれた時は両手で抱けるほんの小さな赤ん坊が大きくなるスピードには目を見張るものがあるが、それは体全体の細胞数が増えたり、個々の細胞が大きくなったりするからで、この時点で、老化が始まっているからと言ってそういう表現をすることはナンセンスだ。
成長期には、さまざまな器官が新たな機能を獲得することで、生物としてできることが増える、そして、成長期を過ぎると、体の各部はほとんどが定常的な状態に移行する。

この状態が老化であり、体の各部は使い古されて方々に不具合が生じるが、個々の細胞は日々せっせとさまざまな活動をして生きている。
成長期にしても定常期にしても生きているということでは同じで、顕微鏡でみてもそれぞれの臓器の細胞は基本的にはおなじだ。

成長というものをどう考えるか、生きているだけでも成長とすることはできないだろうか、そうすると人間はいつも成長し続けるということになるが、それでも良くはないだろうか。

ナイトの命日

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