こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

愛国心とはなんなのだろう

2022年12月20日 | 日本のこと、世界のこと
今日も寒い。
まだ冬至の前でこれが大寒の頃になったら一体どうなることかと考えると気が萎える。
駅までは毎朝妻に車で送ってもらっている。
野晒しでフロントガラスについた霜をとるため、ゴミ出しの時に車のエンジンをかけてあらかじめ温めておくようになった。

昨晩、NHK映像の世紀バタフライエフェクトで、「戦場の女たち」というのが放送されていた。
先の大戦以降、思っていたより多くの女性が戦場にいたのにはおどろいたが、日本でも先日、女性自衛官への性的虐待が問題になったことを考えると、そのことはもう珍しいことではないのだろう。

男性と女性、どちらが兵士に向いているかというのはよくわからない。
ただ、いずれにしても自らの命をかけて戦うという点では男女に区別はないわけで、その目的は自分の属する国家のためだ。
国家とは何かと言い出すと、ここでは語り尽くせないし、そもそも私はそのようなことを語るだけの知識はない。
ただ、国家を愛する気持ち、愛国心がなくては兵士になることはできないのではないかと思う。

愛国心と一言で言っても、人それぞれだし、年齢や職業、それこそ性別によっても異なる。
私は若い頃、戦争に行けと言われたら行くだろうと漠然と思っていたが、老いつつある今の私が国に対してできることは増税に対応することに変わっている。
これは愛国心の発露であり、愛国心を具体的に表現しているわけではない。
そもそも戦争に行くことは愛国心の発露として正しいあり方だろうか。
とすれば、愛国心とは一体なんなのか。

日本がいい国だ、日本的文化は素晴らしい、といったことを列挙して、だから日本が好き、この国のファンだ、ということでは愛国心を表してはいないように思う。
国土を維持する、同胞を守る、言語・文化を未来に残す、そういったことを目的とするものが愛国心ではないだろうか。

そもそも守るべきものとはなにか、それは命をかけて守る価値のあるものか、というようなことを考えていかなくてはならない。
国は国民をどう守るか

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