今日で60歳。
朝、出がけに妻と息子が祝ってくれた。
先週末に食事会を開いてくれたので、今日は普通の朝を迎えるものと思っていたのでびっくりした。
これが還暦というものかと思うとそれなりに感慨がある。
ずいぶん長く生きてきたものだ。
まずは私を産み育ててくれた両親と、妻とそしてこれまで私に関わってくれたすべての人に感謝しよう。
もちろん、このブログを読んで応援してくださっている読者の方々にもお礼を申し上げる。
高血圧の薬を飲んでいて、あとは腰痛と、奥歯の治療中であることを除けば今のところ健康に問題はない。
よその国からのミサイルが落ちてきたり、交通事故か通り魔にでも出くわしたりしなければ、まだしばらくは生きながらえることができるだろう。
齢を重ねるというのは、死に近づくというわけではない。
80歳で死ぬということが決まっていればそうなるが、寿命というものは人それぞれのものだから、また1年生き延びた、といった方が適切だ。
かといって、そんなにたくさん残っているわけでもなく、もう一周生きるということはない。
その延びた命を生かすも殺すも私次第。
子供二人は自立してくれたので、放っておいていい。
妻とは互いに誠実に裏切らずに暮らしていったらそれで十分だ。
あとは、社会的な自分の役割で、それこそがいわゆる”晩節”となる。
幸か不幸か晩節を汚すことになるような枢要な地位にはいないが、かといってまだ何もしていないわけではない。
今日も仕事だし、それは明日からもしばらくの間続く。
そんな私の命は私だけのものか。
存在意義がどうとかいうことではないが、人様に使ってもらえる部分はないだろうか。
処理能力の衰えを経験でカバーして仕事をしている。
その経験をどう次世代に残すかの一つは、拙著の第二版の出版でできたと思う。
あとはどうしたら病理医の働きやすい環境を構築していくことができるのかということだ。
そんなことを考えながら生きることが私の次の人生の命題なのだろうと思っている。
頑張ろうと思っても若い人と同じような頑張りはできないので、違った意味での頑張り方を模索するのも良い。
ゆったりした生き方で
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