こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

結局、今日が仕事納め

2019年12月30日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
昨日は、”次、止めるのは1月6日の朝”などと高をくくっていたアラームをしっかりかけ、気合を入れて病院に向かったものの、緊急手術が中止となったという連絡が途中で来て、引き返した。
病院に着いてから「手術はなくなりました」なんてことにならず、世の中便利になったものだ。
早起きだったうえにいい天気で、庭掃除と鉢植えの手入れをせっせとした。
でも、今度は別の患者さんで迅速病理診断が必要となったという連絡が家に帰った頃に入った。
ということで、今日も出勤。

今朝の空は昨日の晴天とは打って変わって白黒写真のようで、これがあべこべだったらまったく残念な話だった。

専門病院に勤めているので、診ているお医者さんもスペシャリストで、みなさん豊富な経験と高度な技術を持っている。
診断は難しいものが多いうえ、容態が急変することが多い。
診断が遅れたら重篤な病態になってしまうこともある。
だから、治療の方向性を決めるためにもある程度の診断が早めに必要になる。
”ある程度”というのは、診断の確定には、免疫組織化学とかの追加検索が必要となるのだけど、とりあえず、HE染色でわかる範囲の情報が欲しいということだ。
今回の年末年始は休みが長い。
病理も医療チームの一員。一人病理医なので、すべての要望に応じることはできないが、せっかく自宅にいるのだったら、病院に行ったところで、どうということはない。
病理検査室の技師さんも出てきて標本を作ってくれて、診断は滞りなく行うことができた。

明日の予定は聞かれなかったので、結局、今日が仕事納めとなったようだ。

One Team

ブログランキング・にほんブログ村へお願いします




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。