前日、忘年会の席で、トキの情報をいただいた。その時は、それほど乗り気ではなかったが、翌日の天気で気分が一気に盛り上がってしまった。朝、目覚めに外に出てみると、雲一つない青空。白くなった月山が朝日に輝き、何という美しさ!これは鳥見に行くしかないでしょう。・・・という訳で、一旦家にカメラを取りに戻り、そこから現地へと向かった。現地に着くと、田んぼの中に車が二台、不自然に止まっている。「もしかして、いるのかな?」と、車の中から双眼鏡で探すと・・・いた!トキだ。急いで車を動かし、車の中から観察・撮影した。学名「ニッポニア・ニッポン」がトキだ。初めて出合うトキは、翼が薄ピンク色でとても美しい。このトキ、なぜかアオサギと行動を共にしているようだった。アオサギは獲物を狙うようにじっと一点を見つめ、不動の構えでいたが、その近くをトキがエサを探しながらうろうろ・ちょろちょろしている。アオサギの「うるさいなぁ、トキ。ちょっとは静かにしトキ。」の声が聞こえそうでおかしかった。約1時間ほどした時、アオサギがしびれを切らしたように飛び立った。すると、トキも後を追うように飛び立ったのでした。
【出合った鳥たち】 トキ、アオサギ
【出合った鳥たち】 トキ、アオサギ