きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

大山下池’22.11/15

2022年11月20日 | 庄内地方
2度目の雁見に・・・と思っていたら、いろいろと事情が重なり、結局行けずじまい。それでも県内なら大丈夫かなということで、大山下池に行ってみた。期待としては、アメリカヒドリを見たい。情報としては、来ているようなので、あとは鳥運次第かな?現地到着は9時半ごろ。午後から雨が降る予報なので、お昼過ぎには帰ることにした。
<下池全景>

まずは、池全体を見回してみた。手前の方にいるのは、マガモ、オオバン。奥のハスのところには、マガモ、ヒドリガモ、コガモなど。ずっと向こうの奥にもたくさんカモたちがいるが、遠くてはっきり分からなかった。ミコアイサがいないかと丁寧に見たが、見つからない。まずは、手前でのんびりしているマガモから。日が当たり、マガモの頭部の緑色の金属光沢がとってもきれいだ。見ていると、羽ばたきも披露してくれた。
<マガモ>

マガモ同様のんびり近くを泳ぐのはオオバン。こちらは、日が当たっても当たらなくとも姿は真っ黒のまま。まあ、あえて挙げれば、赤い目がチャームポイントかな?あっ、白い額板もか。
<オオバン>

池全体を見ていると、白いのが目立っている。カンムリカイツブリだ。魚を獲った1羽のところにもう1羽寄ってきた。見ていると、獲った魚をプレゼント?した。えっ、求愛?今の時期に?今のうちに相手を決めておこうという事か。観察していると、足を出して頭か首を掻き始めた。こんな足をしていようとは・・・。
<カンムリカイツブリ>

そして、こちらは普通のカイツブリ。体全体が白っぽくなり、冬羽に生え変っている。こちらは1羽単独で泳いでいて、まだお相手はいないみたいだ。
<カイツブリ>

さて、お目当てのアメリカヒドリ探しだ。池の中央あたりをヒドリガモがまとまって泳いでいる。アメリカがいないか見て行くと、青色が少し入った個体が見つかった。少しアメリカの血が入っているのかもしれない。ハスの間にもカモが入っているので、だいぶ見づらいが探してみた。すると、かなり青っぽい頭のヒドリガモを見つけた。「これはアメリカかもしれないぞ。」と動きをずうっと観察して行ったが、眼から眼の後ろにかけて青色があるものの、
後頸部は青くない。そして、脇や上面は灰色っぽく見えた。これは、アメリカっぽいヒドリガモだ。アメリカヒドリならぬ「アメリカキドリ」だな。
<アメリカヒドリ×ヒドリガモの交雑個体>

では、アメリカヒドリはいないのか?さらにハスの間を探していった。お昼近いという事で、頭と顔を羽に入れて寝ているカモばかりでなかなか判別できない。粘りに粘り、何とかアメリカっぽいのを探し出した。しかし、遠いうえに、ハスの茎が込み入って見づらいのなんの。ちょっと目を離すと、どこだったか分からなくなる。何とか、証拠写真程度には撮ることができたので、本日はこれで良しとしよう。
<アメリカヒドリ>
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする