久しぶりの鳥見。どこに行こうか悩んだが、鶴岡市の大山上池・下池に行くことにした。ここは、山形県内唯一のラムサール条約登録の場所だ。下池の隣には都沢湿地もあり、一年中鳥見できる場所だが、やはり、何といっても秋からが面白い。ハクチョウ類、カモ類はもちろん、それをねらってオジロワシやオオワシ、クマタカなどが姿を見せてくれる。という訳で、今回は、カモ類、とりわけアメリカヒドリ、トモエガモ、ミコアイサを期待して、さらには、猛禽類が出てくれることを願って、朝8時に家を出た。月山道が凍結していないか不安だったが、杞憂だったようだ。まずは、上池に行ってみた。ここでは、特にこれと言ったカモさんは見当たらず。近くにカンムリカイツブリが居たくらいかな。コガモが休んでいたが、翼鏡の緑がとっても綺麗だったので、記念に撮ってみた。
<上池、コガモ>
続いては、下池。上池から車で移動5分くらいかな。
まずは、池全体の様子を見回したが、猛禽類は見当たらず。アオサギが木の上にとまっていた。ハスの葉が残っているところに何かいないかと探していくと、何となくアメリカヒドリっぽいのを発見。光の当たり具合や体の向きによってアメリカヒドリに見えるが・・・。でも、これはやはり交雑種のよう。いわゆる「アメリカキドリ」だな。残念。
<アメリカヒドリっぽい個体>
他には、特に珍しいカモさんは見当たらないので、近くに居たカモさんなどを撮った。一応、記念写真という事で。まずは、オオバン。オオバンはクイナの仲間なので、カモさんではないが・・・。近かったので。
<オオバン>
続いては、カンムリカイツブリ。カンムリカイツブリは、ここ下池で繁殖しているようだ。近くに居たが、こちらがカメラを向けると背中を向けてしまう。そして、すぐに潜ってしまう。警戒させてしまったようで、ゴメン。
<カンムリカイツブリ>
最後にマガモ。超普通・普通のカモさんだが、近くに居ると、やっぱり綺麗な頭に魅せられてしまう。頭のグリーンと嘴の黄色。ベタに綺麗だ。
<マガモ>
ここで、仕事現役時代の知人に遭遇。懐かしい。互いの近況やら体力の衰えを共有したところで、場所を移動。トモエガモがいるらしい。これは有難い。こちらは、カモとの距離がだいぶ近い。木々の間からトモエちゃんを探していくと・・・、居ました。数えると、オスだけで6,7羽いるようだ。ただ、寝ている個体が多く、なかなか顔を見せてくれない。何とか粘って数枚撮ることができた。一応、これで本日の目標達成・・・かな。
<トモエガモ>
今日は、久しぶりに月山を越えて庄内に鳥見に来て、何とかトモエガモに出会うことができた。次回は、ぜひオオワシ、オジロワシに出会いたいものだ。