きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

大江町の鳥’25.1/26

2025年01月29日 | マイフィールド

大江町の鳥「町鳥」は「ヤマセミ」だ。大江町を流れる月布川は清流として知られ、釣りの時期には県内外からたくさんの太公望が訪れる。その月布川にはヤマセミが生息しているが、警戒心が非常に強く、なかなか姿を観ることができない憧れの鳥さんだ。自分も毎年ヤマセミを探しに出かけているが、ほとんど空振りで終わることが多い。この日も、ヤマセミを求めてポイントに出かけた。川沿いのとまりそうな木々をていねいに探したが、見つからなかった。でも、鳴き声が聞こえたので、声のした方向を探すと、木の枝から飛び出して川沿いに低く飛んでいく姿を発見。そして、すぐ後を追うようにもう1羽飛んでいくのも観ることができた。カメラにおさめることはできなかったが、久しぶりにヤマセミを観ることができたので良かった。

でも、このまま手ぶらで帰るのはもったいないので、他の鳥さんを探して歩いた。まずは、遠くから「ピィー、ピィー。」と猛禽の鳴くような声が聞こえてきた。山の斜面を探していくと、白っぽい姿を見つけた。よくよく確かめると、クマタカだった。自分がよくクマタカを観察しているポイントから少し離れているが、まあまあ、この辺りに居てもおかしくはない。かなり距離はあるが、一応証拠写真に撮っておこう。しばらくすると、上空を飛ぶ猛禽を発見。急いでカメラを向けて撮ってみたが、見つけるのが遅かったため飛び去って行く姿になってしまった。もう少し早く見つけていればなぁ・・・。画像を確認すると、クマタカだった。飛び立ったのかととまっているところを確認すると、まだとまっている。別の個体という事だ。2羽観ることができてラッキーだった。そして、飛び去った個体、そ嚢が大きく膨らんでいる。もしかすると、獲物を受け取ったのかもしれない。

<クマタカ2個体>

うろうろ歩いていると、よく聞こえてきたのがカワガラスの声。すでに繁殖期に入ったのか、カワガラスのさえずりを聴くことができた。移動するたびにカワガラスが居て、合計5羽ほど確認することができた。

<カワガラス>

川の様子を見回していると、何やらカモっぽい鳥さんを見つけた。カワアイサ雌だった。この辺りでカワアイサと出会ったのはもしかすると初めてかもしれない。

<カワアイサ雌>

最後は、クマタカを観ていた時に、視線の先を横切った鳥さん。木にとまったところを確認すると、オオアカゲラだった。かなり遠かったので、一応証拠写真という事で。そして、ついでに、川の中州に居たセグロセキレイ。

<オオアカゲラ雄、セグロセキレイ>

今日は、写真は撮れなかったもののヤマセミの飛ぶところを観ることができ、おまけにクマタカのとまり物と飛ぶところを観ることができ、収穫大の半日鳥見だった。

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舞鶴山’25.1/19

2025年01月23日 | 村山地方

本日は、天童市内にある舞鶴山公園での探鳥会に参加。天気はズバリ晴れ。こういう日は、あんまり鳥が出ないことが多いが、さてどうなるか。まずは、展望台のところまで歩いたが、鳥影はまったく無し。早々に西側の道路を下って矢場跡の方に移動した。歩きながら鳥探しだが、それよりも足元に集中。今朝は放射冷却で路面がつるっつるに凍っている。恐々下って行った。

矢場跡の下に来たところで皆さん、双眼鏡で何かを探している。聞くと、上の土手の木にアトリがいるとの事。樹間を探して、やっとアトリを見つけた。ここではしっかり観るのが難しいので、道路を上って矢場跡に行ってみた。アトリは飛び去ってしまっていたが、土手にまだ小鳥が残っていた。見ると、ミヤマホオジロ雄だった。木の枝に飛んだところで、後姿の証拠写真しか撮れなかった。もう少し早く来ていればと間に合ったのになぁ・・・残念。さらに下って行ったところで、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガなどの混群に出会ったが、シャッターチャンスは訪れなかった。それなりには鳥が出たが、写真は撮れずと、かなりストレスが溜まってしまった。このままで終了かと思われたが、幸運は最後に訪れたのであった。上り坂の途中、斜面にアトリの群れを発見。やっとじっくり鳥見&鳥撮りの時間到来。木の実を頬張る様子を観察することができた。

<アトリ>

アトリを撮っていると、「ミヤマホオジロがいるよ。」との声。アトリの群れと一緒にミヤマホオジロもエサ取りしているようだった。さっきはちょこっとしか見られなかったので、じっくり観察できてラッキーだった。

<ミヤマホオジロ雄と雌>

そして、最後の出会いは、集合場所に戻ってきたところで。道路脇の木にコゲラが飛んできた。

これだけ超近いと撮らずにはいられない。枝が込み入ってなかなか難しかったが、数枚ちょっといい感じのが撮れたのでよかった。

<コゲラ>

今日は、探鳥会に参加し、いろんな方と鳥談義しながら鳥見ができて楽しかった。

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霞城公園'25.1/12

2025年01月17日 | お散歩日記

先日、霞城公園で新春探鳥会があり、カワセミやトラツグミに出会うことができた。霞城公園でトラツグミを観たのは何年ぶりだろう。そのくらい久しぶりだった。残念ながらこの日はカメラを携行していなかったので、撮ることができなかった。そういう時に限って絶好のシャッターチャンスが訪れるもので、参加者の皆さんがパチパチ撮るところをただひたすら指をくわえて見ているしかなかった。これは、何とか自分もカワセミとトラツグミを撮りたい。・・・で、今年の鳥見始めに行ったのだが、残念ながら出会えず・・・だった。なので、今回、リベンジという事で、再び霞城公園へ。

前々日あたりに降った雪がいくらか積もっていたが、いくらかという程度だ。ただ、お堀の水はあちらこちらで凍結していた。全面凍結は困るが、部分的には鳥見的には良いかも。カモやカワセミを探しやすくなるので。今回は、まず、南門からスタート。ここは、カワセミポイントだ。探したが見つけられず。しばらく探していると、カワセミ撮影らしき人を発見。その人がレンズを向けている方向を探すと、・・・居ました。結構近いぞ。石垣のところにとまっていた。まずは、幸先よくカワセミをゲット。

<カワセミ>

飛び去ったところで、土手上の散策道を歩きながら鳥さん探し。先日いたオカヨシガモを探したが見あたらず。代わりに見つけたのが、このオナガガモ。普通に見られるカモさんだが、ここ霞城公園では珍しいカモ。ということで、一応証拠写真をパチリ。雄が5羽、雌が2羽確認できた。

<オナガガモ>

水辺の方はこれくらいにして、園内の草むら等をチェック。最初に見つけたのがジョウビタキ雌。良い感じの所にとまってくれたが、ここで思わぬ敵が・・・。この辺りをテリトリーにしているモズ。ちょっかいを出してはジョウビタキを追い回し、結局どこかに行ってしまった。

全く、困ったモズだ。まあ、彼は彼なりに自分の餌場を守ろうとしているだけだろうが・・・。

ジョウビタキが居なくなって、代役で撮らせてくれたキジバトも。

<ジョウビタキ、キジバト>

林の中をうろついていると、キツツキの声がした。声のした方を探すと、アカゲラを発見。雌だった。一面白い雪景色の中でアカゲラの下腹の赤を観ると、いつも以上に綺麗に見える。

<アカゲラ>

そろそろ鳥見も終了かと思い始めた頃、ヒヨドリ大の鳥が大きい樹の中に飛び込むのが見えた。

双眼鏡で確かめると、何と、トラツグミだった。先日の探鳥会で出会った個体だろう。やっと撮ることができた。そして、時折地面に下りて、餌を捕る場面も観察することができた。霞城公園でトラツグミを撮ったのは数年ぶりだ。

<トラツグミ>

今日は、カワセミにもトラツグミにも出会うことができ、久しぶりに充実の鳥見撮影となった。

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2025年鳥見始め’25.1/6

2025年01月12日 | 霞城公園

2025年.本年も素敵な出会いがありますように・・・。という事で、今年の鳥見スタートは、山形市郊外の悠創の丘で。できれば、昨年末出会ったクロジにもう一度会いたい。それから、あわよくばトラツグミにも。こんな欲張りな願いは叶うはずもなく、「二兎追うもの、一兎をも得ず」の通り、きれいさっぱり何も出てくれなかった。やっと証拠写真で撮れたのは、ピンボケのシロハラと葉っぱに隠れたシジュウカラのみ。

<シロハラ、シジュウカラ>

ここは、潔く諦めて、霞城公園に移動することにした。これで、少しは鳥運が上がったのか、お堀にオカヨシガモを発見。事前に情報はもらっていたが、もういなくなっているかと諦めていた。まずは、お堀の土手の上から観察撮影していたが、横から撮れるようにお堀の外側に移動した。横から見ると、首の模様が何とも純日本風というか、和風好みにはたまらないカモさんだ。

<オカヨシガモ>

2025年最初の鳥撮りは、じっくり撮れたという事で、オカヨシガモにしましょう。

今年も素敵な鳥さんにたくさん出会えますように・・・。

 

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舞鶴山 ’24.12/30

2025年01月05日 | 村山地方

少々遅くなりましたが・・・、皆様、明けましておめでとうございます。昨年に引き続き、今年もご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

さて、2024年もあと2日となったこの日、鳥撮り納めという事で、天童市内の舞鶴山に行った。ここ2,3日雪が降ったので、もしかすると下の矢場跡まで車で行けないかもしれないなぁ・・・と思い、山頂に車を置いて、歩いて矢場跡の方まで行った。すでに柿の実はなく、周辺は閑散としていた。しばらく鳥の出を待つも、全く鳥の声がしない。仕方なく、山頂まで戻って行った。全く鳥がいないので、ひたすら坂道を上っていくのは体力的にも精神的にもどっと疲れてしまった。車に戻り、車内でコーヒータイムしながら考えた。このまま帰るにはまだ昼前だし早いなぁ。どこか近くにいいところはないかなぁ。あそこは良さそうだが、車を停めるのがちょっと難儀だなぁ。あっちは結構遠いしなぁ。・・・などと考えた末、まずは、山頂周辺をさくっと歩いてみることに。すると、やっと鳥さんの声が聞こえた。エナガの声だ。相変わらず動きが速いが、何とか数カット撮ることができた。相変わらずの可愛らしさだ。

<エナガ>

エナガに続けてカラ類も登場。混群作っているから当たり前か。こちらは証拠写真程度。

<シジュウカラ、ヤマガラ>

カラ類が去ったので、また移動。今度は、下の斜面に何か動く物体発見。雪の上にいたのはアトリだった。数羽のグループで、エサを探している様子。樹の枝に飛び上がり、種のようなものを食べ始めた。結構距離的に近いが、全然警戒していない。食事に夢中のご様子だ。

<アトリ>

アトリを心行くまで堪能したところで、さらに歩を進めた。カラ類とエナガは観ることができたが、コゲラにはまだ会えていない。さっきから声はするが、なかなか姿を現してくれない。階段を上ったところで、やっとコゲラを見つけることができた。コゲラは結構撮る機会はあるが、なかなかこれは良いぞというのが撮れない。今回も、結局いつもと同じような感じかな。んー、なかなか難しいコゲラくん。でも、今回は、後頭部の赤を観ることができた。これはきっといいことがあるぞ。

<コゲラ>

上の方に上がり、見晴らし台?から天童市内の景色を眺めた。斜面の高い樹木は、景色が見えづらくなるという事で、数本、幹の途中から伐採されていた。昨年か一昨年、ここでカモシカに出会ったので、いないかチェックしながら歩いたが、いなかった。天然記念物にそう易々と会えないかぁ。さらに進むと、小鳥が飛んだ。とまったところを双眼鏡で確認すると、何と、ミヤマホオジロ雄だった。こんなところで出会えるとは。舞鶴山に鳥見に来る目的に一つが、このミヤマホオジロだ。今シーズン初めての出会いだ。これは、もしかして、コゲラの赤をゲットしたおかげかな?

<ミヤマホオジロ>

西側の方では何も出なかったが、山頂に戻ってきてからは、次々といろんな鳥さんが登場してくれて、終わってみれば、大満足の鳥撮り納めとなった。2025年は、どんな鳥さんとの出会いが待っているか、楽しみ・楽しみ。

コメント (4)
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