きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

国民の期待担って 比例当選議員に聞く③ 井上哲士さん(55)

2013-08-03 18:09:06 | 参院選・知事選(2013年)
国民の期待担って 比例当選議員に聞く③ 井上哲士さん(55)
原発・外交 骨太の議論を


参院選では、「自共対決」を明らかにし、自民党政治に対する抜本的対案を示して訴えた努力が実ったと実感します。選挙戦最終盤、他の野党からは「なんでも反対の共産党」攻撃が強まり、特に京都の民主党はそれしか訴えられなかった。
“自民党にどう立ち向かうか”を示せず、最後は自民党や公明党に票をお願いした。彼らの大義のなさと対比して、抜本的対案を示す党を浮き彫りにしたことに大きな意義がありました。




選挙後、野党で内紛騒ぎと再編の動きが起きています。いくら「カンバン」探しをしても、自民党との対立軸がない。新しい党議員団で自民党との対立軸と抜本的対案をしっかり出していきたい。
自民党と国民とのねじれは選挙後、いっそう強まっています。一番が原発です。「共同」の世論調査では再稼働反対は58%で、選挙終盤の10日間で7ポイント増えた。再稼働に前のめりの安倍内閣に国民が不安を募らせたのです。ところが自民党幹部からは選挙後、「福島の不幸で原発をやめるのは、耐えがたい苦痛を将来の日本人に与える」という露骨な本音が出てくる。3・11の反省のない姿がせきを切ったように出てきています。
原子力規制委員長が汚染水を海に流す考えを示し、怒りの声が上がっています。こうした新しい事態を国会で追及し、収束宣言の撤回を迫る必要があります。しかも「新基準」は穴だらけ。それなのに再稼働など許されない。
外交では、安倍首相の中国、韓国との首脳会談の日程がいまだに決まっていない異常事態です。
春には4人の閣僚が靖国神社に参拝し、自身も8・15に参拝しないと明言しない安倍首相。「防衛大綱」では、自衛隊に敵基地攻撃能力保持の検討までするとしています。領土問題でも外交的打開の方法が何もないんですね。右寄りへの警戒感がアメリカはじめ海外メディアからも出ています。
近隣国との関係は憲法9条を生かした平和外交で打開できるし、そうしないといけない。今、日本の外交があまりにも機能していないため、国民にも展望が見えない悪循環があると思います。憲法9条を生かせという骨太の議論をしていきたい。
11人の議員団となり、すべての常任委員会に委員を配置できるようになります。現職に加え、小池さんや仁比さんという論客が戻り、京都市議19年・府議1年の倉林さん、30代の辰巳さん、吉良さんには、発信力もある。論戦力とともに発信力。強力で楽しみな陣容を大いに生かしていきたいと思います。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2013年7月30日付掲載


今回の参議院選挙での民主党の体たらくはひどいものでしたね。京都では、共産党の倉林さんに競り勝つために民主党の候補に票を回してくれと自民や公明にお願いしたり…。もちろん、自民や公明は応えるわけがなく、倉林さんの勝利となったわけですが…。
兵庫県でもかつて100万票代をとっていた民主党大国の見る影もなく、今回の比例得票は28万票あまり。100万票もどこか消えて無くなりました。
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国民の期待担って 比例当選議員に聞く② 小池 晃さん(53)

2013-08-03 17:53:03 | 参院選・知事選(2013年)
国民の期待担って 比例当選議員に聞く② 小池 晃さん(53)
命守る政治 実現に全力


投票日の夜、開票速報で当確が出たとたん、薬害肝炎全国原告団の山口美智子さんから「期待しています」というメールが届きました。医師会幹部からも、歓迎の言葉がよせられました。ご期待に何としてもこたえる決意です。



何よりもうれしいのは「比例候補5人全員当選」の目標を達成できたことです。日本中で勝利の喜びを共有できました。「比例5議席の実現を」と、全国一丸で取り組んだことが、東京、大阪、京都での選挙区の勝利にも、南関東での、畑野君枝さん、寺尾賢さん、遠藤昭子さんの大善戦にもつながりました。東京では、比例代表選挙で自民に次ぐ第2党に。この意味はとても大きいと思います。
演説では、自民に対決、対案しめす共産党の値打ちを語りぬきました。くらし、原発、憲法、外交の「4つのチェンジ」には大きな反響があり、演説後の握手の際には、どこでも「消費税を増税されたら生きてゆけない」「憲法は何が何でも守ってほしい」などの切実な声に出あいました。
「二大政党がすたれ、第三極も自民党の応援団。日本の政治をおおう深い霧が晴れ、見晴らしがよくなってきました。すると、そこに見えてきたのは、60年続いた自民党政治と、まっすぐ立ち向かってきた日本共産党との『自共対決』です」と訴えました。都議選での共産党躍進によって、このフレーズに格段の説得力が加わり、聴衆のみなさんの「そうだ!」の声にも力がみなぎるのを実感しました。
今回の参院選からネット選挙が解禁されましたが、楽しく明るく取り組むことができました。共産党の政策をPRする「カクサン部」は、全国どこでも大評判。他党がネットでは発信するだけで、国民とのやり取りを避けようとする中で、ひとつひとつの疑問に直接答え、対話したのは共産党だけでした。さらに工夫して、党の政策や理念をもっとわかりやすく、親しみやすく「カクサン」する仕事に取り組んでいきます。
前回選挙で議席を失ってから3年、東日本大震災、原発事故が起き、自公政権が復活して暴走を始めました。もっと共産党の議席があったらと、悔しい思いを重ねてきました。
「自民党大勝」と言いますが、消費税増税、原発再稼働、環太平洋連携協定(TPP)参加、憲法改悪は、全て民意に反するものです。こんな政治には道理も未来もありません。今こそ共産党の出番です。
医師を志した時の原点である「命を守る」は、私の政治活動の原点でもあります。3年ぶりに「永田町国会病院」の診療再開!パワーアップした参議院議員団の一員として、国民の声を政治に届け、願いを実現するために力を尽くします。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2013年7月29日付掲載


「比例5議席を」と全国は一つで頑張ったことが、東京、京都、大阪での議席奪還につながったことは確かですね。特に、東京で比例代表の得票が自民党に次ぐ第2党になったのは特筆すべきことですね。吉良さんががんばって獲得した得票数よりも、日本共産党の得票数の方が多かったのですから…。
いよいよ「永田町国会病院」の診療再開に期待します。
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