きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

国民の期待担って 比例当選議員に聞く⑤ 仁比総平さん(49)

2013-08-04 19:15:22 | 参院選・知事選(2013年)
国民の期待担って 比例当選議員に聞く⑤ 仁比総平さん(49)
暴走に立ち向かう力に


みなさん、やりましたね。NHKで私の当選確実がでたのは開票日翌日の朝6時5分でした。一睡もしないまま、8時から福岡市博多駅前で公約実現に頑張ると街頭演説をしましたが、駅前で万歳を叫びたい気分でした。
比例定数48議席の46番目。それだけに「私の広げた一票一票が比例5議席まで押し上げた」「私の頑張りがなかったら届かなかった」と日本中、とりわけ西日本17県で喜びが爆発しています。




参院選期間中に訪ねられなかった中山間地や離島の地方議員に選挙後電話しました。長崎県五島市は離島で夜6時で投票が終わるのですが、党員・支持者は夜8時まで日本中の親戚や知り合いに棄権防止の電話をしたと聞き、胸が熱くなりました。文字通り「全国は一つ」「マイ名簿で」が実ったのですね。
議席を失ってからの3年間、民主党政権が国民を裏切り、東日本大震災と原発事故、そして安倍政権の復活と暴走が始まりました。政治への国民の閉そく感が広がりました。
私たちは今度の選挙戦で“日本共産党が伸びれば必ず政治は変わります”と訴えました。この訴えに515万票の1票を託してくださった国民のみなさんの期待に必ず応えたい。全力をあげます。
特に印象的だったのはこれまで自民、公明党を応援していたという方々からも「暮らしは崖っぷち」「TPP断固反対」「原発再稼働だけは許せない」、そして「憲法に手をつけるな」
の声を託されたことです。
選挙の最終盤、テレビで安倍首相が「憲法9条を変える」と本音をいい、石破自民党幹事長が“国防軍の出動命令に従わなければ軍法会議で死刑”と発言したことが、衝撃を広げました。国民のなかの立場を超えての「憲法を守り生かそう」という思いが確かめられたことは、これから安倍政権の暴走に立ち向かう上で本当に確かな力だと思います。
自民党、公明党が国会で多数を握ったといっても、どの問題でも深い矛盾をかかえています。自民党は「日本国憲法改正草案」を国会に持ち込もうとしており、改憲のハードルを下げようとしています。集団的自衛権の行使も狙っています。しかし、自民党改憲案の中身を知った方々から反対の声が急速に広がり、簡単に進められるものではありません。
躍進で9年ぶりに勝ち取った参議院運営の要、議院運営委員会の理事をまかされることとなりました。憲法審査会も複数配置で臨み、幹事を勝ち取ることができました。強まった発言力を生かし、草の根から運動を大きく広げ、国会としっかり結んで頑張り抜きたいと思います。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2013年8月1日付掲載


バックに上関原発反対のスローガンが見えますね。憲法改革ストップとともに、原発再稼働ストップ、原発即時ゼロとあわせて、原発の新規建設なんてもってのほか…。
世論を国会に届けてほしいですね。

国民の期待担って  比例当選議員に聞く④ 山下芳生さん(53)

2013-08-04 19:01:44 | 参院選・知事選(2013年)
国民の期待担って  比例当選議員に聞く④ 山下芳生さん(53)
新たなチャレンジを


国政選挙での15年ぶりの日本共産党の大躍進の背景には、自民党政治と同じ古い政治の枠内でありながら、「二大政党による政権選択だ」「第三極だ」などとしてきたキャンペーンのうそとごまかしが国民的に見抜かれつつあるという客観的条件があったと思います。
同時に、どんなに勝てなくても候補者先頭に歯を食いしばって選挙戦をたたかい、要求運動や強く大きな党づくりにコツコツとりくんできた全国の同志のみなさんの奮闘があったからこそ、切り開かれたチャンスだし、ものにすることができたと強く感じています。




ですから、日本共産党が得た議席は、多くの国民の期待が込められた宝の議席であるとともに、すべての候補者、党員、後援会員、支持者の汗と涙の結晶でもあります。この“宝”がどんどん輝きを増すよう党議員団みんなで努力する決意です。
新たに手にした議案提案権を活用して、選挙中、若い人たちから反応が強かった「ブラック企業」根絶に役立つ法案を、当事者と一緒につくって提出するなどは、すぐにとりくみたいですね。
もうひとつ感じるのは、この間の私たちの不屈のたたかいの土台には、新しい党綱領があるということです。今年は新しい綱領を確定してからちょうど10年目です。この綱領によって、日本共産党はどんな日本をめざすのか、国民にわかりやすく訴えることができる旗印を手にしました。
「消費税に頼らない別の道がある」など政策を豊かに発展させることもできました。さらに、「政治の表層では逆流が激しいが、深部で古い政治の矛盾が蓄積」(第6回中央委員会総会決定)していると情勢を大局的につかんで、がんばる力ともなりました。
そういう意味で、今回の躍進は、綱領を力にして勝ち得たものだったともいえると思っています。
今回の参院選で、東京と京都で比例代表選挙で自民党に次ぐ第2党になるなど、政党間の力関係が大きく変わりました。まさに劇的変化です。
次の国政選挙では、「全国はひとつ」でさらに奮闘し、綱領が展望する民主連合政府にむけて大きく一歩踏み出したといえるくらいの結果を出したい。
そのために、今回の大躍進で開いた条件を生かして、国会活動でも、要求運動でも、党づくりでも、新たなチャレンジをしたいと思っています。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2013年7月31日付掲載


新しい綱領を決めて10年になるんですね。日本の民主的変革の道を、わかりやすい言葉で語れるようになったことが、今度の参議院選挙でも大いに力を発揮しました。
それを、党づくりなどで、さらに発展させたいですね。