きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

賃上げを何で判断~衆院調査に1万社回答

2014-02-05 17:43:20 | 働く権利・賃金・雇用問題について
賃上げを何で判断~衆院調査に1万社回答

「政府(経済産業省など)からの賃上げ要請」が賃上げ判断のポイントとなると判断している企業がわずか1・7%にすぎないことが、衆議院調査局の「最近の企業動向等に関する実態調査」(1月)で分かりました。安倍晋三政権は経済界に賃上げ要請を行っていますが、実現の保証がないことが改めて明らかになりました。
調査項目の「賃金引き上げを判断・検討する際のポイント」では、最多回答(複数回答)は、「企業業績の改善・拡大」で、74・7%と突出して高い結果となりました。
一方、「現在直面している経営課題として大きなもの」について尋ねた設問(複数回答)では、「消費税率引き上げに伴う価格見直しや売上高の減少懸念」が33・9%で、最多でした。
結局、消費税増税を強行すれば企業業績が悪化し、賃上げも果たせなくなることによって景気の「悪循環」になりかねないと企業が判断していることになります。
この調査は、衆議院調査局経済産業調査室が昨年11月に行ったもの。2万2863社を対象に1万493社から有効回答が寄せられました。



賃金引上げを判断・検討する際のポイント~「政府の要請」1.7%


現在直面している経営問題~4月増税懸念34%

「しんぶん赤旗」日刊紙 2014年2月5日付掲載

賃上げの条件として「業績の改善・拡大」を上げているなら賃上げ(ベースアップ)してほしいものです。なぜなら、大企業は業績が改善してきて、内部留保を積み増しているのですから。
賃上げを実現しようと思えば、4月からの消費税の増税はストップしかありません。


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