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中盤の底(2/2日本対ベネズエラ)

2010-02-03 18:50:31 | ワールドサッカー
まず、この試合が引き分けに終わった理由には、ベネズエラのコンディションが想像以上に良かったことが挙げられます。FWが17歳と経験不足だったこともあって点は取れませんでしたが、球際も厳しく来ましたし、中盤のプレスもしっかり効いていて、ベネズエラにとってもこの試合は将来の代表強化のために大事な試合なんだという意欲を見せてくれました。

ベネズエラの健闘は光りましたが、日本にとっては南米予選7位で予選敗退のベネズエラは確実に勝っておきたい相手です。オフ明けの初戦という悪条件はありましたが、今回のスコアレスドローは日本サイドには不満の残る結果でしょう。

しかし、この試合で得たものはあります。それは海外組の長谷部の不在で久々に組んだ遠藤と稲本のダブルボランチでした。長谷部と組むときは、長谷部がアンカーの位置では持ち味が出ないため、遠藤が上がる回数はどうしても少なくなります。

今回組んだ稲本は、国際経験豊富でアンカーも十分こなせますから、稲本に守備を任せて遠藤が上がって行くことが可能になります。また、岡田監督の今回の戦略が両SBを同時に上げて主導権を取りに行く強気なものだったので、急造3バックの真ん中に入れても守備が計算できる稲本の存在は大きかったでしょう。

しかし、課題もたくさん見つかっています。一番のものは右SB徳永が相手左SBの6番との1対1に完敗したことでしょう。強気に勝ちに来るときはSBにキープさせるサッカーを用いる岡田監督にとっては、片側のSBが機能しないのは大きな誤算でしょう。

また、ベネズエラのプレスで、中盤の高い位置でキープできなかったのも課題です。岡崎の1トップで戦う以上、後ろの大久保、中村憲剛、小笠原のキープは大事でしたが、小笠原がミドルシュートで決定機を迎えた以外は、この位置からの有効な攻撃は少なかったです。

前回、代表デビュー戦でハットトリックの平山は、今回は途中出場でした。まだ代表チームでは十分な信頼は得ていないようで、ボールが平山に集まってくることはなかったです。それでもダイビングヘッドを放ってはいますが、FWがキープできるようになれば、岡田監督のサッカーに良い影響を与えると思うので、期待しています。
コメント (4)
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