Kobby loves 埼玉&レッズ

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両刃の剣(ジウトン)

2010-02-25 18:44:10 | 他チーム
今季の鹿島の新戦力、ブラジル人のジウトンのことを書きます。ジウトンは当時J2のC大阪でJリーグデビューして、新潟を経て今季鹿島に移籍してきました。オリベイラ監督がオールスター戦の活躍を見て自ら獲得を希望したそうです。

そのプレースタイルは、前を向いたときは驚異的な強さを発揮します。私は幸運なことに、天皇杯で大宮と対戦したC大阪時代のジウトンをNack5スタジアムで見ています。走るスピードとドリブルのスピードがあまり変わらない攻撃力は、若い頃の三都主を思い出します。

しかし、期待されて移籍した新潟では、ジウトンは攻撃力は相変わらず優れていましたが、4バックの左SBに据えるにはいくつかの不安点が見つかりました。C大阪時代は3バックだったのであまり表に出ませんでしたが、彼の起用は新潟にとって両刃の剣になってしまいます。

理由はその守備力です。以前新潟に在籍していたアンデルソン・リマのように守備意識が「皆無」というほどひどくはありませんが、ジウトンの場合、引きの映像で撮っている場面なので目立ちませんが、そこを抜かれてはいかんだろうという場面で抜かれたり、ファウルで止めたりします。

そのため、ジウトンは不調時には外されることもありました。新潟が昨年の前半戦に快進撃していた頃はジウトンは攻撃力でアピールしましたが、相性の良かったペドロ・ジュニオールがG大阪に去ってからは、欠点の方が目につきました。

今季、鹿島は貴重な左SBの控えだったパク・チュホが磐田に去っているので、どうしても左SBができる選手が必要でした。ジウトンに目を付ける発想は悪くないですが、先日のACL長春戦でもファウルしてはいけない位置でFKを与えています。

それを考えると、鹿島の左SBは新井場を軸に、ジウトンは状況に応じて出るという起用法になるでしょう。ジウトンがコンスタントに試合に出るには、本山がヘルニアの手術で抜けている左MFを狙った方が確率は高いかもしれません。
コメント
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