今日はあまりの寒さで、予定していたトレーニングを中止したので、家で五輪予選の3位決定戦、カタール対イラクを見ていました。イラクが勝利したという結果は知っていましたが、今回の五輪代表はそのまま最終予選で日本と対戦するA代表に昇格する可能性もあるので、両チームがどんなチームかに着目して見ていました。
まずはイラクですが、このチームはスピードを生かすサッカーも、ロングボールを使ったパワープレーも、両方できるのがストロングポイントです。この試合は延長の末、2-1でイラクが勝ちましたが、その2点はロングボールからのカッラール(8番)、アイマン・フセイン(16番)のヘディングです。A代表なら、この1トップのポジションにイラクのレジェンド、マハムードが入りますから、このサッカーでFWがマハムードなら脅威だと感じます。
もちろん、弱点もあります。それはDFラインの裏を比較的容易に狙われることです。イラクはパスを回す能力は高く、つないで攻撃する能力はありますが、カタールの中盤の選手にプレスに行けていない時間があり、簡単にスルーパスを出される課題があります。カタールのゴールは、たまたまスルーパスをカットしようとしたイラクボランチのパスがミスになって、アフィフ(10番)のところにこぼれた偶然ではありますが、その前のパスをフリーで出されているので、その課題が表に出たと言えます。
それを生んだ要因が、イラク15番が相手左SBハサン(3番)にマンツーマン気味について消しにいった戦略上の理由でもあります。ハサンがドリブルに行くと、イラクDFは最大3枚をつけてつぶしに来ましたが、それで真ん中が空いたことも、この弱点が出た理由だと感じます。
カタールは、これまでのA代表を見ている限り、セットプレーの守備が弱い印象でした。ブルーノ・メツ、ミロバン・ラエバツら、かつてアフリカの代表チームを躍進させた名将でも、その弱点は直っていませんでした。しかし、今回の五輪代表は、クリアはできなくても人数を掛けてシュートをブロックすることで、その弱点をカバーしていた印象です。1トップ、7番のスピードを生かした裏への走り込みという、攻撃の形もできていました。
NHK-BSの放送によれば、カタールは若年層の代表強化を進めており、U-20W杯も3戦全敗とはいえ出場しています。細かいパスより蹴って走るという、中東独特のスタイルはあるとはいえ、最終予選で当たれば今まで日本が勝てたようにはいかないと感じます。
まずはイラクですが、このチームはスピードを生かすサッカーも、ロングボールを使ったパワープレーも、両方できるのがストロングポイントです。この試合は延長の末、2-1でイラクが勝ちましたが、その2点はロングボールからのカッラール(8番)、アイマン・フセイン(16番)のヘディングです。A代表なら、この1トップのポジションにイラクのレジェンド、マハムードが入りますから、このサッカーでFWがマハムードなら脅威だと感じます。
もちろん、弱点もあります。それはDFラインの裏を比較的容易に狙われることです。イラクはパスを回す能力は高く、つないで攻撃する能力はありますが、カタールの中盤の選手にプレスに行けていない時間があり、簡単にスルーパスを出される課題があります。カタールのゴールは、たまたまスルーパスをカットしようとしたイラクボランチのパスがミスになって、アフィフ(10番)のところにこぼれた偶然ではありますが、その前のパスをフリーで出されているので、その課題が表に出たと言えます。
それを生んだ要因が、イラク15番が相手左SBハサン(3番)にマンツーマン気味について消しにいった戦略上の理由でもあります。ハサンがドリブルに行くと、イラクDFは最大3枚をつけてつぶしに来ましたが、それで真ん中が空いたことも、この弱点が出た理由だと感じます。
カタールは、これまでのA代表を見ている限り、セットプレーの守備が弱い印象でした。ブルーノ・メツ、ミロバン・ラエバツら、かつてアフリカの代表チームを躍進させた名将でも、その弱点は直っていませんでした。しかし、今回の五輪代表は、クリアはできなくても人数を掛けてシュートをブロックすることで、その弱点をカバーしていた印象です。1トップ、7番のスピードを生かした裏への走り込みという、攻撃の形もできていました。
NHK-BSの放送によれば、カタールは若年層の代表強化を進めており、U-20W杯も3戦全敗とはいえ出場しています。細かいパスより蹴って走るという、中東独特のスタイルはあるとはいえ、最終予選で当たれば今まで日本が勝てたようにはいかないと感じます。