Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

全員守備全員攻撃(ミラン対ジェノア)

2016-02-26 22:15:54 | ワールドサッカー
昨日は珍しく定時で会社を上がれたので、自分へのボーナスはセリエAのミラン対ジェノア戦のビデオ観戦にしました。本田圭佑の起用以来好調が続いているミランの秘密が探れればというのがモチベーションでした。本田圭佑は、4-4-2の右MFです。個人技で仕掛けるより、ボールをキープして右SB(今回はアバーテ欠場でデシーリオ)を上がらせるのがミッションと感じます。

この試合では本田圭佑はゴールを決めていますが、バイタルエリアの外側からのロングシュートでした。この形は何度かトライしており、引いたジェノアが本田圭佑にチェックが行けなくなるタイミングをうまく利用しました。相手GKはイタリア代表のペリンでしたが、GKの手前でワンバウンドする、取りにくいシュートでした。

ミラン好調の秘密は、全員守備全員攻撃の運動量と感じます。バロテッリのように、守備はほとんどしないという選手はスタメンを外し、バッカ、ニアンという献身的なタイプを2トップで使っています。また、ミランの得点パターンがあまりアーリークロスを送らず、低くて速いクロスに2トップを飛び込ませる形を狙っていることも、足の遅いバロテッリを使いたくない理由でしょう。

本田圭佑も、そんな全員守備に大いに貢献しています。彼の体の強さは十分セリエAレベルで、相手DFと競っても五分に渡り合うことができています。相手カウンターを走って遅らせたり、SBの上がりに蓋をしてバックパスを出させるといった、地味な貢献も本田圭佑が使われている理由です。

ここまで、ミランが変われたのは、監督のミハイロビッチの手腕が大きいでしょう。ミハイロビッチは「鬼軍曹」タイプで知られる監督ですが、少なくともここ2試合を見る限りではミランがどう戦いたいかは試合に表れています。最近は欧州CLからご無沙汰なミランですが、3位フィオレンティーナから勝ち点6差の現状を考えると、可能性はあると感じます。

逆に、ジェノアは売り物の3-4-3が機能しませんでした。ガスペリーニ監督が定番にしている布陣ですが、昨年6位のメンバーから多くを引き抜かれ、継続してチームを作ることが難しいチーム事情が現れてしまいました。
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柏戦プレビュー

2016-02-26 21:54:53 | 浦和レッズ
明日は浦和のリーグ戦の開幕戦、柏レイソルとのアウェイ戦です。会場は収容人員の小さい日立柏サッカー場で、チケットは既に完売しています。柏といえば、昨年ACLで8強まで勝ち進んだ実力のあるチームです。昨年指揮を執っていた吉田達磨監督は新潟に去り、ブラジル人のメンデス氏が新監督になっています。

メンデス氏は日本での指揮は初めてということもあり、手腕は未知数です。また、工藤壮人、鈴木大輔、菅野孝憲、キム・チャンス、クリスティアーノと、昨季のレギュラークラス5選手が移籍しており、新しいチームを作っていく過程にあるチームです。目玉は田中順也のスポルティング・リスボンからのレンタル加入で、FW候補となるでしょう。

菅野が去ったGKには、昨年J2のアビスパ福岡で若手守護神として活躍した中村航輔が有力視されます。PSMのちばぎんカップで3失点しているようで、守備面の構築はこれからの課題のようです。

対する浦和は、ACLのシドニーFC戦から中二日の強行日程です。そのため、ベンチスタートにした興梠慎三、柏木陽介、那須大亮、遠藤航あたりには活躍を期待したいところです。ACLとの掛け持ちで、今季は本格的にターンオーバーを引きそうで、理想は誰が出ても勝てる浦和ということになるのでしょう。

新加入選手のプレーも楽しみにしています。遠藤航がスタメンで出場すれば、浦和が求めるボランチ像をどこまで吸収しているかが試されます。派手に上がったりするより、落ち着かせて確実なパスを回すのが、浦和のボランチに要求されるポイントなので、如何に攻めに出る柏をいなして確実にプレーできるか楽しみにしています。

また、イリッチに出番があればDFの真ん中でしょう。高いテクニックを誇るようなので、DFから高精度のパスを出して相手を驚かせることがあれば面白い戦力になります。開幕戦ということで、相手の情報はほとんど持っていませんがご容赦ください。
コメント (2)
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