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速攻だけでは苦しい(ドルトムント対ハノーバー)

2016-02-19 23:51:18 | ワールドサッカー
今日は、ドイツブンデスリーガのドルトムント対ハノーバーを見ていました。ドルトムント2位、ハノーバー18位(最下位)という対戦である以上、ホームのドルトムントが圧倒的にボールを支配するのは必然という試合になりました。結果は1-0とドルトムントが辛くも勝ち点3を取りましたが、ドルトムントにとっては課題の残る試合になりました。

その理由は、ドルトムントが一方的にボールを支配していた割にはチャンスの数が少なかったことです。もちろん、ハノーバーGKが再三好セーブを見せていたこともありますが、ドルトムントはなかなかハノーバーが低い位置に引いた2ラインを崩すことができませんでした。唯一の得点も、相手がカウンターで攻めたタイミングで繰り出した「逆カウンター」からのムヒタリアン(10番)のミドルシュートでした。相手を崩し切った形はなく、ミドルシュートとセットプレーで攻めるもののチャンスにならない展開でした。

もちろん、サッカーは勝ち点3を得ることが大事ですから、それだけは良かったとも言えますが、バルセロナのように細かいパスや圧倒的な個人技を発揮することは、少なくともこの日のドルトムントにはできていなかったと指摘します。相手が2ラインを低い位置に引くときに崩すには、その間でボールをキープするのが有効ですが、この日のドルトムントにはエースストライカーのオバメヤン(17番)が不在だった影響もあります。

オバメヤンはスピード型ですが、ブンデスリーガ得点ランキングトップの20得点を取っています。そのオバメヤンが負傷欠場し、代役の1トップが本来MFのロイス(11番)では、FWが目立ちにくい展開にされてしまいました。速攻の形はドルトムントはいいので、それ以外のオプションを増やすことが、首位バイエルン追撃に必要でしょう。

対するハノーバーは、4-1-4-1をやりたいように立ち上がりは見えましたが、次第に前の4人が下げさせられて、2ラインを低い位置に引いて守っているように見えてきました。おそらく、相手の圧倒的なボール支配で、そうせざるを得なかったのでしょう。攻撃サッカーはやりたくてもできるとは限らない、それがこの日のハノーバーだったと思います。
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