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相手練習の気付き(日本対ヨルダン)

2016-02-12 23:09:53 | ワールドサッカー
Jリーグの開幕まであと2週間、しばらくオフネタが続きますがご容赦ください。今回の思い出話は、2012年W杯最終予選、日本対ヨルダン(埼スタ)です。当時、ヨルダンは初めて見るチームでした。日本とは2004年アジア杯でPKで辛勝、2011年アジア杯で引き分けなど、苦しめられている相手というイメージでした。

当時、金曜日のこの試合でリフレッシュ休暇を取っていた私は、スタジアムに早めに着いて日本とヨルダンの練習を眺めていました。当時の私の席がバックアッパースタンドだったので、日本代表の練習を見ても誰が誰だかわからないので、それならばとヨルダンの練習を見ていました。

ヨルダンは、練習のやり方はザック日本代表と似ていました。GKを除くスタメン組の10人を、5対5に分けてパス回しの練習をする、やはり練習のやり方はどこも同じかと考えていると、一つ気付いたポイントがありました。それは、ヨルダンが球回しのボールが外に出たときに、スタッフに任せないで選手が自分でボールを取りに行ったことです。

これを見て、ヨルダンではボールがたくさんあって選手が自分で拾いに行かないで済むという環境は、代表に入って初めて手に入るんだなと感じました。それまでの習慣で、思わず自分で拾いに行ってしまうので、ヨルダンは日本のように、ボールが出るとすぐに次のボールを入れて切れ目なくボールを回す練習はできませんでした。この差はどこかで出るはずと思いました。

その予感は当たりました。ヨルダンの4バックの距離感がこの試合では離れすぎており、日本のトップ下の本田圭佑に容易に走り込むスペースを与えていました。あれだけフリーにすれば、本田圭佑の技術なら外しません。この試合も前半早々に日本が先制し、ヨルダンに退場者が出たことによって試合は6-0という大差がついた試合になりました。

それでも、当時ヨルダンを率いていた監督は、イラク五輪代表を4強に導いた名将、ハマド氏でした。地元に戻ってから、ボールウォッチャーになりがちだったセットプレーを、GKシャフィーにカバーさせて修正し、ホームでの再戦では日本を2-1で破る金星を得ました。ヨルダン恐るべしのイメージは、未だに消えていません。
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