Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

シドニーFC戦プレビュー

2016-02-20 22:59:40 | 浦和レッズ
いよいよ、今度の水曜日の夜、浦和レッズの今季初戦、ACLのシドニーFC戦が埼玉スタジアムで開催されます。シドニーFCとは、2007年のACLで対戦し、ホーム0-0、アウェイ2-2と両方とも引き分けでした。映像で見た機会は、それだけです。当時の印象は、激しいプレスに来て浦和を圧倒しようとしたものの、動きが落ちてくるので耐えれば戦える、そういう相手でした。

今回のチームは、豪州ということでおなじみの名前もいるかもしれないと検索したところ、代表で聞いたことがあるのは元城南一和(韓国)DFサーシャ・オグネノブスキ、元清水MFアレックス・ブロスケがいました。彼らはかなりのベテランですが、アレックスがキャプテン、オグネノブスキが副キャプテンであることを考えるとチームの主力と考えられているようです。

また、未知のチームを想像するときは、外国人枠の選手もチェックします。セルビア人のDF、MF、イラク人のMF、セネガル人のDF、MFの5人です。外国人FWがいないことを考えると、攻撃陣は豪州人の選手が出てきます。ここでチェックした選手が、そのまま豪州代表となる確率は低いですが、それでもACLに出てくるような相手ですから、技術的にはしっかりしていると思います。

対する浦和は、今季は課題のDFを底上げする補強ができました。新戦力の遠藤航は、DF候補のようで、韓国の蔚山との練習試合では遠藤航、槙野、新外国人イリッチの3バックでした。去年のように、槙野、那須、森脇のうち一人でも欠けると戦力が低下するといった危うさは薄れています。

もし、イリッチが出場するとすれば、チェックしたいのはスピードです。テクニックは相当のレベルらしく、選手からの信頼はつかんでいる様子ですが、DFなら相手のFWにスピード勝負を挑まれる可能性はあります。そこで負けるようだと、戦力として考えにくくなってしまうので、それができるかどうかがチェックポイントです。

また、練習試合で石原が好調なのも楽しみにしています。昨年は武藤の大ブレイクで穴埋めできましたが、石原の離脱は相当の大きなピンチを予感した出来事でした。今回、石原がトップ下で得点を量産できれば、最も贅沢なポジション争いになれる可能性も秘めます。まずは、映像を見て楽しみたいと思います。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1999年の浦和

2016-02-20 18:06:34 | 浦和レッズ
今日はゼロックススーパー杯の広島対G大阪でしたが、午前中に健康診断を受けていたので疲れて寝てしまい、正確な印象は書けないので、またもオフネタで降格した1999年の浦和の記憶です。当時、浦和は前年2ndステージ3位と躍進した原博美監督の2年目でしたが、開幕前のインタビューで決して優勝を口にしなかったことに一抹の不安がありました。

もっとも、前年に新人だった小野伸二の活躍で躍進した浦和は、新人として大学No.1ストライカーの盛田を獲得していました。当時、盛田への期待は大きく、レッズフェスタではサインを求める行列ができていました。今思えば、新人に過度な期待をすることは危険だったと振り返ることになります。

開幕戦を勝利した浦和ですが、その盛田が点を取れない事態になります。盛田は当時はフィジカルが不足しており、相手DFと競り勝てる強さを十分に備えていなかったのが原因でした。また、岡野をアヤックス(オランダ)、永井雄一郎をカールスルーエ(ドイツ)にレンタル移籍させておりFWの層も厚いとは言えませんでした。

低迷した浦和は、原監督を解任して、後任にオランダ人のア・デモスを呼びます。当時海外サッカーに興味を持ち始めた私は彼の評判が良くないことを知っていました。デモスはドイツのブレーメンの監督をしたことがありますが、前任の名将レーハーゲルが13年かけて作ったチームをめちゃくちゃにしてしまった監督という評価でした。しかも、浦和の前はスペイン2部のヒホンまで落ちていた監督でした。

それでも、その降格の原因は他にありました。それは浦和のサッカー以外の組織の未熟さでした。デモスはオランダ人ですから、普通はオランダ語←→日本語の通訳を用意するはずです。しかし、浦和の手筈のまずさで通訳がおらず、仕方なく英語のできる田村コーチが臨時通訳になり、デモスは英語で指導することになる急場しのぎで対応しました。

もちろん、デモスにとってはオランダ語で指導した方がいい指導はできたでしょう。そんな不自由さを強いてしまった組織では、降格という結果もやむを得なかったと思います。今だから話せる、浦和の苦い過去の記憶です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする