Kobby loves 埼玉&レッズ

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悪いなりに粘った勝利(10/29広島対浦和)

2017-10-29 20:45:04 | 浦和レッズ
台風の影響が心配された、今週のJリーグでしたが、広島は既に台風は過ぎていたようで青空すら見られました。この試合は、広島が普段の4-1-4-1を4-2-3-1に組み替え、引いて守ってカウンター狙いの広島に対し、浦和はボールは回すもののなかなかシュートに持ち込めないという展開で始まりました。

浦和の4-1-4-1システムは、2シャドーとの距離が今までの3-6-1と比べて遠いと興梠が話しています。それは、2シャドーにある程度の守備意識が要求されるためです。アンカーの青木を助けながら、攻撃にも顔を出さなければいけない、シャドーの長澤と柏木のところに負担がかかるシステムです。その守備で、長澤が後ろを向かされて苦しい戦いになりました。

それでも、前半の終了間際に、浦和は一つの形を見つけました。カウンターからのラファエル・シルバのスピード狙いです。相手DFとの競走に持ち込めば、ラファエル・シルバのスピードは本来CBの広島右SB,丹羽を上回ります。そこからチャンスをつかみましたが、ラファエル・シルバのシュートは惜しくも外れました。

後半、浦和は攻撃面では機能していない長澤を下げて、矢島を投入する準備を進めていました。思い切って前に意識をシフトするのもやむなしと思った後半17分、青木のロングパスから遠藤航が抜け出し、クロスをダイレクトで長澤が合わせて、浦和はどうしても欲しかった先制点を得ました。このゴールで、長澤の交代は取り消され、長澤はリズムを取り戻し中盤で試合を作ります。

広島は右SBの丹羽を下げて、攻撃的MFのフェリペ・シウバを入れてきました。攻撃的MFの柏を左SBに下げる思い切った手ですが、このフェリペ・シウバから何度か広島にチャンスがやってきました。フェリペ・シウバのパスから、アンデルソン・ロペスが決定機をつかみますが、GK西川周作のスーパーセーブで辛くもしのぎます。

最後は、どんどんロングボールを入れる広島と、クリアするのがやっとの浦和という死闘になってきますが、ぎりぎりのところで跳ね返した浦和が1-0で辛くも逃げ切りました。こういう、内容は良くなかった試合を辛くも勝ち切ったのは次に生きます。もちろん、ACL決勝の相手、アルヒラルはもっと強い相手ですが、そういう相手にもこういうぎりぎりの戦いをして欲しいと期待できる内容でした。
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清宮幸太郎

2017-10-29 13:46:41 | 他スポーツ
先日のドラフト会議では、早稲田実業の清宮幸太郎選手が注目の的でした。1位での競合は間違いないと予想されていましたが、事実7球団が1位で指名し、抽選の結果日本ハムが交渉権を獲得しました。5度甲子園に出場した、かつての甲子園の星の清原和博氏と比較すると、清宮は1年夏、3年春の2度の出場にとどまっていますが、史上最多の高校通算110本の本塁打記録を引っさげてプロに挑むことになるでしょう。

清宮がこれだけ有名なのには、いくつかの理由があります。まずは、父親が元早大ラグビー監督の清宮克之氏という知名度です。プロのアスリートとしての心構えは十分父親から教わっているはずで、事実マスコミに出すコメントなども、浮ついたところがありません。日本ハムでも、もちろん1年目から一軍でプレーするつもりでいると思います。

また、清宮は時代の流れにもうまく乗っていると思います。理由は、最近になってできた、U-18(高校)日本代表に1年と3年の2度入っていることです。しかも、4番を打っています。国際試合の経験は、相手の特徴なども日本では学べないような経験となるだけに、相当プロとしてのノウハウを持った状態でプロ入りできると思います。

清宮は将来の夢に、メジャーリーグでの本塁打王を挙げています。これは前人未到の高いハードルで、事実日本では長距離砲だった松井秀喜氏ですら、出場機会を得るために安打狙いのバッティングに切り替えたほどです。力で振り回す、メジャーの長距離砲と争うには、相当の技術の習得が必要となってくるでしょう。

また、課題を挙げるとすれば守備です。現在、早実では一塁を守っています。プロで一塁を守ろうとするならば、相当の打撃面での結果を要求されます。中学時代に投手をやって肩を痛めた理由で一塁を守っているので、スローイングには難があり、守備に関しては相当の鍛錬が必要となってくるでしょう。

それでも、日本ハムでは噂されているように大谷翔平がメジャーに移籍すれば、DHのポジションが空きます。DHと一塁のポジションに挑むことになる清宮は、来季のキャンプで注目の的となるでしょうが、本人が注目されることに慣れているので、意外と早くプロになじんで活躍するのではと思っています。
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