Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

上海上港戦マニアック分析

2017-10-20 23:40:01 | 浦和レッズ
後半からの観戦でも、どうしても生で上海上港戦を見たかった理由は、上海上港がどういうチームかイメージをつかんでおきたい理由もありました。写真のフッキの個人技などは、さすが元ブラジル代表らしい切れが見られましたが、チームとしてのイメージはこれまで映像で見てきたのと同じで、強さもあるが脆さもあるというものでした。

まず、上海上港が1点ビハインドで前がかった事情はありますが、カウンターに対する備えには脆さが見られました。極端にSBを前に出してウイングのように使いたい意図はわかりましたが、長澤あたりが個人技でボランチをかわすとかなり大きなチャンスになっていました。準々決勝2ndレグで、広州に4点リードを追いつかれたような戦い方のまずさも感じた相手です。

次に、セットプレーの守備の弱さがあります。中国人選手たちは背も高く、スピードもそれなりに持っていますが、瞬間的にはそれほど速くなく、最初から蹴る方向を決めておいて全力ダッシュすれば振り切れる相手でした。やはり、上海上港の外国人枠は攻撃の選手で占められているので、中国人選手で組織するDFはさほどではないイメージ通りでした。

また、オスカルを生で見ておきたかった理由もあります。映像では見ているはずですが、チェルシー時代の彼のプレーはあまり印象に残っていませんでした。それは、彼がパスを出すタイプだからです。トップ下でテクニックを見せて、最後の仕上げはFWに任せる選手です。そのため、彼がボランチに下がったときに「この試合は行ける」と思いました。

浦和としては、守備のタスクが多く加わる中盤の前の方の選手がきつい試合になりました。交代枠の使い方はまさに正解で、まずラファエル・シルバに代えてズラタン、柏木に代えて梅崎、最後に興梠に代えて李でした。この試合では攻撃に専念できる選手は一人もおらず、興梠にまで守備のタスクが回ってくる苦しい試合でした。

そんな試合で、守備に援軍を与えながら、ズラタンの頭をうまく使って時間を稼ぐなど、堀監督の打つ手は成功しました。すべての力がうまく結集した好ゲームで、決勝のアルヒラル相手にももちろんこういう好ゲームを期待したいです。アルヒラルは、映像で見てあとで分析記事を載せます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする