水曜日の天皇杯では、NHK-BSで放送していた、柏対川崎を見ていました。100%の集中力で見ていた試合ではないので、戦術的なことは印象に残っていませんが、写真のブラジル人FW、クリスティアーノが放った強烈なロングシュートは、目が覚めるような思いで見ていました。写真は埼スタの浦和対柏で撮ったものですが、試合前に祈りを捧げるという、意外な姿を収めることができました。
クリスティアーノは、ブラジルでは最高がセリエC(3部リーグ)という、それほど実績のある選手ではありません。そんな彼が、成功のきっかけをつかんだのは、2012年にテスト入団した、オーストリアのレッドブル・ザルツブルクへの加入でした。ここでは背番号10を背負い、リーグ優勝にも貢献しますが、翌年はまさかの戦力外となり、J2の栃木に加入することになります。
この栃木で16ゴールを決める活躍で、J1のヴァンフォーレ甲府へ完全移籍を果たします。甲府では、チーム全体が5-4-1で引いて守るチームなので、1トップの彼はどうしても孤立することが多く、一人で突破することを強いられる環境でした。そこでリーグ戦は5得点という結果に終わると、即戦力が欲しかった柏がレンタル移籍で彼を獲得します。
この柏時代が、大ブレイクのきっかけになりました。彼の記録で偉大なのは、天皇杯準々決勝のベガルタ仙台戦で、FKだけで決めたハットトリックです。この記録はセリエAで元ユーゴスラビア代表のミハイロビッチが決めたことがありますが、それこそギネスブック級の快挙です。外国のメディアにも取り上げられ、スペインではクリスティアーノ・ロナウドにひっかけて「日本のクリスティアーノ」と紹介されました。
その後、一旦甲府に戻りますが、柏が完全移籍で再度彼を獲得します。彼のプレーで優れているのは、もちろんそのシュート力です。遠目からでもどんどん打ってくることができますが、スピードを生かしてウイング的にプレーすることもできます。甲府という、守備的ゆえに味方がフォローに来てくれない環境が、彼に思い切って打つ意識を植え付けたのではと想像しています。
今は柏のエースストライカーです。年齢的には遅咲きですが、30歳という年齢はまだやれると思います。ブラジルでは地味な存在が脚光を浴びることもある、Jリーグが発掘した意外な才能です。発掘能力という意味では、Jリーグも捨てたものではないと、こういう選手を見ると思います。
クリスティアーノは、ブラジルでは最高がセリエC(3部リーグ)という、それほど実績のある選手ではありません。そんな彼が、成功のきっかけをつかんだのは、2012年にテスト入団した、オーストリアのレッドブル・ザルツブルクへの加入でした。ここでは背番号10を背負い、リーグ優勝にも貢献しますが、翌年はまさかの戦力外となり、J2の栃木に加入することになります。
この栃木で16ゴールを決める活躍で、J1のヴァンフォーレ甲府へ完全移籍を果たします。甲府では、チーム全体が5-4-1で引いて守るチームなので、1トップの彼はどうしても孤立することが多く、一人で突破することを強いられる環境でした。そこでリーグ戦は5得点という結果に終わると、即戦力が欲しかった柏がレンタル移籍で彼を獲得します。
この柏時代が、大ブレイクのきっかけになりました。彼の記録で偉大なのは、天皇杯準々決勝のベガルタ仙台戦で、FKだけで決めたハットトリックです。この記録はセリエAで元ユーゴスラビア代表のミハイロビッチが決めたことがありますが、それこそギネスブック級の快挙です。外国のメディアにも取り上げられ、スペインではクリスティアーノ・ロナウドにひっかけて「日本のクリスティアーノ」と紹介されました。
その後、一旦甲府に戻りますが、柏が完全移籍で再度彼を獲得します。彼のプレーで優れているのは、もちろんそのシュート力です。遠目からでもどんどん打ってくることができますが、スピードを生かしてウイング的にプレーすることもできます。甲府という、守備的ゆえに味方がフォローに来てくれない環境が、彼に思い切って打つ意識を植え付けたのではと想像しています。
今は柏のエースストライカーです。年齢的には遅咲きですが、30歳という年齢はまだやれると思います。ブラジルでは地味な存在が脚光を浴びることもある、Jリーグが発掘した意外な才能です。発掘能力という意味では、Jリーグも捨てたものではないと、こういう選手を見ると思います。