Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

菊池雄星の記憶

2017-10-15 17:41:37 | 他スポーツ
今、西武ライオンズがCSを戦っています。昨日は勝ち、今日は負けて1勝1敗で、明日の最終戦にすべてを賭けます。ライオンズについては負けた試合のことはあまり書きたくないので、昨日の試合で見事な完封勝利を見せてくれた、菊池雄星投手のことを書きたいと思います。

菊池は岩手県の花巻東高校の出身です。当時から甲子園の星として知られた存在で、春の選抜で準優勝、夏の選手権で4強の実績を誇ります。6球団から1位指名を受け、ライオンズにはくじ引きの末に入団してきた大物新人でした。しかし、最初はシーズンに向けての体の作り方をわかっておらず、地元花巻で体を動かしておらず1年目は一度も一軍に上がれない挫折も味わいます。

プロ野球の先発投手は、中6日の登板間隔が常に空けられています。連投することもありうるアマチュア球界より楽そうなイメージもありますが、実際は半年の間、ずっと先発で投げ続けるためには相当の鍛錬が必要なタフなポジションです。菊池も、それに気づいて、体を大きくする肉体改造に取り組みます。

写真からも想像できますが、菊池は下半身を大きくひねったフォームをしています。このフォームを可能にするために、下半身を中心に安定させた結果、今は体重100kg近い体を誇る大男になっています。それに伴って、課題だったストレートの制球が次第に安定してくるようになってきました。

意外にも、彼にとって今回は初のCSです。エースというポジションは今季が初ということもあり、楽天が誇る則本と投げ合うことになりましたが、ランナーを出して苦しくなっても三振でアウトを取れることが、彼の投球に安定感をもたらしました。今では、左腕投手の最高球速である157kmを出すなど、リーグを代表する先発投手になっています。

昨日の完封勝利は圧巻でした。これほどの投手を生で見るチャンスは、来季が最後になるかもしれませんが、彼が荒れ球の投手からエースに育っていった過程を映像で見ていたことは、私の野球観戦で一つの財産になっています。メジャーリーグに行くにしても、悔いのないようにこれからも投げて行って欲しいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神戸戦マニアック分析

2017-10-15 17:15:29 | 浦和レッズ
ポドルスキの動きはチェックポイントでした。正直、アーセナル時代に左のウイングだった走力はなくなっています。その分をカバーするため、フリーになるポジションを探して、ダイレクトプレーでさばくトップ下になっていました。それでも、技術は高いものを持っており、パスは正確に味方に渡すことができます。イメージとしては、「ポストプレー専用MF」のような感じで、注意していないとどこにいるかわからない存在でもあります。

レッズの話に戻すと、前半でのあまりの宇賀神の動きの悪さを見て、ハーフタイムに宇賀神out平川inの交代を行います。宇賀神の持っているオーバーラップはなくなりますが、それでもあれだけ凡ミスが続いてはそこから守備が崩壊してしまうと考えた、やむにやまれぬ交代だったと推測します。事実、平川は守備に関しては頑張ってくれました。バランスを崩さず、相手右SB藤谷にスペースを与えないことはできていたと思います。

それでも、右ウイングにズラタンがいることによるバランスの悪さには手を付けていませんでした。ベンチにはラファエル・シルバ、梅崎、高木俊幸とウイング候補はいましたが、宇賀神のために一人交代枠を使ったことで動きにくくなってしまいました。一時的に、興梠とズラタンを入れ替えた時間もありましたが、ズラタンがドリブルで仕掛けられないデメリットは残ったままでした。

浦和の4-1-4-1はウイングを生かすための戦術ですが、武藤にウイング適性があるという発見がありました。トップ下のイメージが強い武藤ですが、仙台時代はスピード型のFWで、ウイングに必要なサイドのフリーランニングは十分こなせます。後半、矢島out梅崎inで梅崎が左ウイングに入り、武藤はインサイドハーフに回りましたが、武藤は中盤の4つのポジションのどこでもできる印象は受けます。

堀監督になって、セットプレーのバリエーションが増えたこともあり、浦和はCKを軸に攻勢に出ました。マウリシオが放ったシュートや、相手GKのキックミスを拾った興梠のシュートなど、チャンスは浦和に多く訪れましたが、決めることはできず試合は1-1の引き分けに終わりました。

前半があまりにも悪かったので、よくここまで試合らしく形を整えたという思いもありますが、それでもミシャ時代には見られないような内容の悪さはいただけません。この試合では、遠藤航や槙野を温存したかったという思いもあったでしょうが、今の浦和の位置はこれくらいと、現実を思い知らざるを得ないのかなとも感じます。



































コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする