G大阪戦の引き分けより、前を向くための記事として、ACL決勝で当たるアルヒラル(サウジアラビア)の映像を見た印象を書きます。アルヒラルは「三日月」という意味のアラビア語で、イスラム圏では神聖とされる三日月を冠したチーム名です。チームカラーは青で、浦和とは「赤青対決」ということになります。
映像を見た印象は、上海上港とは正反対のチームというものです。それは、アルヒラルは組織力を前面に出してくるチームだからです。ボランチの位置でプレスを掛けてきたり、素早く縦に出して1トップのハルビン(シリア代表)が空くタイミングを計るような、抜け目のなさで勝ってきたチームです。
攻撃は、そのハルビンと、サイドのエドゥアルド(右)、アルドーサリ(左)とポジションをよく入れ替えてきます。そのため、シュートを打つのはハルビンだけでなく、エドゥアルドやアルドーサリがシュートを狙う場面もよく見られます。ハルビン一人を消せば勝てるような、単純な相手ではありません。
もっとも、弱点もあります。アルヒラルは4-2-3-1と3-4-3を使い分けてきますが、3バックにしたときのサイドのケアに問題点が見られます。相手、ペルセポリスに何度かスペースに走られて、起点を作られるピンチも何度か見られました。ホーム戦は4-0と完勝しましたが、アウェイ戦で2-2と引き分けており、やり方次第では点も取れる相手です。
また、日本代表と激闘を演じた、サウジアラビア代表の選手も多く含むアルヒラルですが、サウジアラビア代表に感じた弱点と共通するものもあります。それは、圧倒的な個人技を持つFWがいないことです。ハルビンも、正直言えばJリーグにはいそうな、普通のFWのように感じました。
もちろん、アウェイのリヤドの環境に慣れるのは大変でしょう。今まで経験したことのなかった、厳しいアウェイ戦になる恐れもあります。そこでどこまで我慢して、ホームの第二戦に希望をつなげられるスコアで帰ってこられるか、この試合は「初戦次第」となるカードでしょう。
p.s.アルヒラルの監督は、Jリーグ初代得点王、元横浜Mのラモン・ディアスです。南米では名監督で通っているようで、この試合での采配も見ものです。
映像を見た印象は、上海上港とは正反対のチームというものです。それは、アルヒラルは組織力を前面に出してくるチームだからです。ボランチの位置でプレスを掛けてきたり、素早く縦に出して1トップのハルビン(シリア代表)が空くタイミングを計るような、抜け目のなさで勝ってきたチームです。
攻撃は、そのハルビンと、サイドのエドゥアルド(右)、アルドーサリ(左)とポジションをよく入れ替えてきます。そのため、シュートを打つのはハルビンだけでなく、エドゥアルドやアルドーサリがシュートを狙う場面もよく見られます。ハルビン一人を消せば勝てるような、単純な相手ではありません。
もっとも、弱点もあります。アルヒラルは4-2-3-1と3-4-3を使い分けてきますが、3バックにしたときのサイドのケアに問題点が見られます。相手、ペルセポリスに何度かスペースに走られて、起点を作られるピンチも何度か見られました。ホーム戦は4-0と完勝しましたが、アウェイ戦で2-2と引き分けており、やり方次第では点も取れる相手です。
また、日本代表と激闘を演じた、サウジアラビア代表の選手も多く含むアルヒラルですが、サウジアラビア代表に感じた弱点と共通するものもあります。それは、圧倒的な個人技を持つFWがいないことです。ハルビンも、正直言えばJリーグにはいそうな、普通のFWのように感じました。
もちろん、アウェイのリヤドの環境に慣れるのは大変でしょう。今まで経験したことのなかった、厳しいアウェイ戦になる恐れもあります。そこでどこまで我慢して、ホームの第二戦に希望をつなげられるスコアで帰ってこられるか、この試合は「初戦次第」となるカードでしょう。
p.s.アルヒラルの監督は、Jリーグ初代得点王、元横浜Mのラモン・ディアスです。南米では名監督で通っているようで、この試合での采配も見ものです。