昨日の広島戦、決勝点につながった右クロスを上げたDF、遠藤航選手を取り上げます。彼が右SBに向いていることがわかったのは、ACL決勝を控える浦和にとって一つの収穫です。もともと、右SBには当初森脇を起用していましたが、森脇の攻撃好きのスタイルより、後ろで落ち着かせるタイプをSBに置きたいと判断したらしく、現状は遠藤航の起用で落ち着いています。
事実、相手カウンターの対策としては、DFは最低3枚残っていることが必要です。相手がカウンターで4枚上げるのは体力的に厳しいですから、DF3人とアンカーの青木が残っていればある程度、カウンターへの対応が効きます。CBもこなせる遠藤航の、危機察知能力を考えた右SB起用と思っていました。
しかし、昨日は意外にも攻撃面で目立つことができました。遠藤航のオーバーラップは、行くべきときと行ってはいけないときの使い分けがうまいという印象です。青木がロングパスを送ったとき、右サイドのスペースはがら空きでした。ここに思い切って上がっていたことで、ゴール前に絶妙なクロスを送ることができたと考えられます。
関根のように、相手左SBとの1対1に勝つことが武器のSBではないですが、相手の動きをよく見て行くべき時を見極める、新しいタイプのSB像を見た思いです。遠藤航はもともとSBの選手ではないので、この意外な適性には驚いています。
湘南時代、遠藤航のポジションはボランチでした。DFに入るときもCBがほとんどでした。圧倒的なスピードを誇るタイプではないですが、落ち着いた球さばきと、粘り強い守備が売り物の選手で、浦和に移籍するときは3年契約1億円という巨額のオファーをもらうまでの選手になりました。
代表にも選ばれており、ボランチに守備力を求められる強豪相手に起用されるオプションも考えられます。かつて、阿部勇樹がアンカーに起用されて、日本代表をベスト16に導いたような例もあります。遠藤航の、これからのさらなる飛躍を期待したいです。
事実、相手カウンターの対策としては、DFは最低3枚残っていることが必要です。相手がカウンターで4枚上げるのは体力的に厳しいですから、DF3人とアンカーの青木が残っていればある程度、カウンターへの対応が効きます。CBもこなせる遠藤航の、危機察知能力を考えた右SB起用と思っていました。
しかし、昨日は意外にも攻撃面で目立つことができました。遠藤航のオーバーラップは、行くべきときと行ってはいけないときの使い分けがうまいという印象です。青木がロングパスを送ったとき、右サイドのスペースはがら空きでした。ここに思い切って上がっていたことで、ゴール前に絶妙なクロスを送ることができたと考えられます。
関根のように、相手左SBとの1対1に勝つことが武器のSBではないですが、相手の動きをよく見て行くべき時を見極める、新しいタイプのSB像を見た思いです。遠藤航はもともとSBの選手ではないので、この意外な適性には驚いています。
湘南時代、遠藤航のポジションはボランチでした。DFに入るときもCBがほとんどでした。圧倒的なスピードを誇るタイプではないですが、落ち着いた球さばきと、粘り強い守備が売り物の選手で、浦和に移籍するときは3年契約1億円という巨額のオファーをもらうまでの選手になりました。
代表にも選ばれており、ボランチに守備力を求められる強豪相手に起用されるオプションも考えられます。かつて、阿部勇樹がアンカーに起用されて、日本代表をベスト16に導いたような例もあります。遠藤航の、これからのさらなる飛躍を期待したいです。