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得点王のチャンス(興梠慎三)

2017-10-28 16:37:00 | 浦和レッズ
現在、浦和レッズFW興梠慎三選手が、J1の得点ランキングトップを走っています。まだ、追う杉本健勇(C大阪)との差はわずかで、予断を許さない展開ですが、今季の浦和で目指すものは彼に得点王を取らせることでしょう。柏木も「慎三に得点王を取らせるために協力する」と宣言しています。

興梠のプレースタイルはスピード型ですが、長い距離のカウンターを独走するよりは短い距離をスプリントしてフリーになる方が得意です。ドリブルなどの個人技で持っていくFWではなく、彼自身も「自分は個人技で点を取るFWではなく、みんなでつないだボールを最後に決めるFWです。」とインタビューで話しています。

彼の思い出はたくさんあります。最初に鹿島に入団して彼の名前を聞いたときは「難読の名前だ」という印象でした。今では浦和サポで読めない人はいないでしょうが、彼の出身地の宮崎県に多い苗字なのでしょう。鹿島時代の記憶では、夏場の埼スタでのホームゲームで、浦和サポで満員だったバックスタンドに向かって、堂々と敵の水である「ザバス」を飲んでいた姿が印象的です。

もちろん、敵の水を飲んでも構わないというルールになっていますが、これを見たときに「こいつ度胸あるな」と思った記憶が大きいです。プロ選手である以上、度胸はないよりはある方がいいので、それをどこかで発揮するかなと思っていましたが、2013年に鹿島との契約が切れるタイミングで浦和に移籍してきました。

興梠といえば、トラップのテクニックも印象的です。正確に足元に止めるのではなく、周りを見て相手のいない方向を読んで止めるトラップですが、うまくフリーになって止めるのがさすがのテクニックです。彼のところにボールが収まってからのチャンスは、浦和の得点パターンの一つです。

今季、何が良いかですが、「固め取り」ができるからでしょう。もともと、スペースを見つける技術などは持っていますが、それと柏木のパスなどがうまくかみ合って、取れるときに何点も取っています。得点王、彼のキャリアで初めてつく個人タイトルなので、是非とも取らせて欲しいですね。
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