Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

西武ライオンズの戦力外

2017-10-07 22:00:20 | 他スポーツ
昨日、西武ライオンズの来季契約を結ばない選手が発表になりました。渡辺直人内野手、上本達之捕手、大崎雄太郎外野手、木村昇吾内野手、佐藤勇投手、岩尾利広投手、鬼崎裕司内野手です。佐藤以外は皆ベテランで、世代交代を進めたいのがフロントの意図と感じた発表でした。

特に残念なのは写真の渡辺直人選手です。社会人野球の三菱ふそう川崎から楽天入りし、横浜を経てライオンズにトレードで加入しました。彼の特徴として、普通打者がつけているバッティンググローブを、彼だけは右手だけわざと外して素手で打席に立っていることです。これは横浜時代の打撃コーチの指導で、右手の感覚を大事にしたいという考えで採用したのでしょう。

当時のライオンズは遊撃のポジションが課題で、内野のユーティリティプレーヤーとして渡辺直人は多くの試合に出てくれました。気持ちを前面に出してくれる選手で、ファウルで何球も粘ったり、守備でもぎりぎりのボールに追いつくなどのプレーを見せてくれました。今季、打撃不振で8月に二軍落ちしたので、ひょっとしたらとは思いましたが残念です。

木村昇吾はテスト加入なので、結果を出せないとこういう結果になるのはやむを得ない感もありますが、西武一筋だったベテラン上本の退団も残念です。上本は長い間、正捕手炭谷を打撃で脅かした控え捕手で、代打の切り札として勝負所での起用が多かった印象があります。今季、打率が1割台で、森の復帰とともに二軍落ちしたので、寂しいですが戦力外もあるとは思っていました。

大崎も打撃で勝負した代打の切り札でした。小柄な選手で、体力的なハンデから一年間好調を維持するのは大変でしたが、それでも外野の一角で起用された試合も多かった印象です。鬼崎は、ヤクルトからトレードでやってきた遊撃手で、下位打線を打っていた内野の貴重な控えでした。

どうしても、この時期はドラフトで新しい選手を指名するために、その分の枠を空けないといけません。昔活躍してくれた選手に別れを告げるのは残念ですが、プロの世界にはつきものの別れです。次の人生での成功を願わずにはいられません。
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安藤梢の記憶

2017-10-07 21:34:05 | レディース
今日は、駒場スタジアムまでレディースの試合を見に行ってきました。事情でキックオフに間に合わないことがわかっている試合でしたが、この試合はどうしても足を運びたい理由がありました。それは、安藤梢選手のサインをもらえるチャンスがあるからです。

安藤は、私が女子サッカーを見るきっかけになった選手です。今でも思い出す試合は、2005年7月23日の西が丘サッカー場でのなでしこジャパン対豪州の親善試合です。当時、レッズレディースから代表入りしていたという理由で、安藤のことはもちろん知ってはいました。しかし、プレーを見た記憶はさらに応援したくなるものでした。

当時のなでしこジャパンで、安藤のポジションは右のサイドハーフでした。澤穂希がトップ下、左MFが大野、FWが永里というメンバーでした。この試合で、豪州のパワーサッカーの前に前半で2失点し、なでしこジャパンはいつもこの手にやられるのかと、落胆気味に試合をみていた頃でした。

しかし、安藤が突破口になりました。相手左SBに果敢にドリブルで仕掛けた安藤のプレーから、相手はSBが弱いという弱点が表に出てくることになります。この突破から、両サイドからクロスが上がるようになり、安藤の蹴ったFKからゴールにつながるプレーが生まれて1点を返し、この試合は4-2でなでしこジャパンが逆転勝利を収めました。これを見て、「安藤梢、レッズにいるんだから必ず応援しよう」と思ったのが私が女子サッカーを見るようになったきっかけです。

代表ではサイドハーフの安藤でしたが、当時のレッズではトップ下が定位置でした。屈強な1トップに北本がいて、その北本をうまくおとりに使って2列目から飛び出してくるのが当時の安藤のプレースタイルでした。もちろん、プレーも素晴らしいですが、見た目も美人という特徴もあり、安藤の活躍で優勝した2008年シーズンの印象は強烈でした。

安藤はその優勝を置き土産にドイツに移籍し、8年ドイツでプレーしたのち今季の6月に古巣レッズに途中加入してきました。35歳という年齢を考えると、これが最後になるかもしれないという思いが自分を動かしました。無事、サインももらえたので、この試合に出ていなかったことだけは残念ですが、思い残すことはないです。
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5-3-2で守ってきた相手(10/6日本対ニュージーランド)

2017-10-07 00:09:08 | ワールドサッカー
今日は日本代表の親善試合、ニュージーランド戦でした。雨の豊田スタジアムでの試合でしたが、2-1と日本の勝利に終わりました。もともとは、アジア5位決定戦プレーオフに回った場合に備えて空けていた日程ということで、選手たちが気持ちを切り替えにくい時期でもあります。今回はベテランの長谷部誠や本田圭佑、岡崎慎司はメンバー外となり、若手主体の代表になりました。

南米5位とのプレーオフを控えるニュージーランドは5-3-2という、強豪相手に守るときのオプションを日本相手に見せてきました。高さは相当ですが、ミスも時折見られ、ヘディングでのバックパスがミスになるという日本に決定機を与えるようなものもありましたが、この日の日本は前の選手たちがチャンスを決めきれない展開を強いられました。

ニュージーランドの攻略法は比較的はっきりしています。3人のMFの戻りが遅く5人のDFラインの前のバイタルエリアが空く傾向があり、ここを決定力のある香川真司で狙うことです。しかし、この日の香川はボールを持ちすぎる傾向がありました。打てそうで打てない、代表サポとしてはやきもきする展開です。

日本の4-3-3で、香川を起用すると、どうしても守備の負担が重くなるボランチの山口蛍と井手口が上がれなくなります。この布陣で勝つには、前の4人がうまく連携して点を取ることが必要でしたが、それは果たせぬまま後半に入ります。後半の頭に、山口蛍が思い切って打ったミドルが相手DFのハンドを誘い、そのPKを大迫が決めて先制点を挙げます。

ニュージーランドで印象的だったのはFWのウッド(9番)でした。プレミアリーグのバーンリーでレギュラーFWで、今季の5試合で2点を取っています。その高い打点のヘディングはもちろんですが、ポストプレーヤーにしては足が速いところがいいです。縦パス主体だったNZの攻撃で、うまくスペースに出ていた場面もありました。同点ゴールは、得意のヘディングでした。

最後は左FWに途中出場した乾のドリブルから、逆サイドの酒井宏樹が折り返し、それを倉田がうまく頭で合わせて2-1と勝ち越し、この試合を勝利しました。あれほどたくさんの決定機がありながら圧勝できないことに不満もありますが、今は選手を試す時期なのである程度はやむを得ない一面もあると思います。
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